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自社生産にこだわり技術力を高め差別化 京セラ携帯存在感

2015-01-24 | 日々のパソコン
やはり自社生産にこだわり続けていることが良かったんですね・・・

技術力を高めるには、自分たちが創り上げていくという自負心なのかも知れません。

携帯電話でのシェアを伸ばしている京セラの話なんです。


この記事を読んでいて、なるほどと・・・

かつての雄、NECは早くから海外へ委託してましたが、スマホからの撤退・・・

日本の得手するところは、頑固なまでの追及心だと思っています。

私達の業界もこのような話を聴けば、頑張っていけそうな気がします・・・というか、頑張らねば!


今朝は、この京セラに関する記事を転載してみようと思います。

~以下、1月24日読売新聞朝刊より抜粋~

京セラ携帯 存在感
 京セラの携帯電話事業が好調だ。一時は撤退も視野に入る状況に追い込まれたが、独自の戦略で立て直し、今では国内シェア(占有率)3位と、ソニーなどを上回る。日本勢が軒並み苦戦する海外でも、販路を広げている。

(戸田雄)

ガラケー注力 奏効

海外で「頑丈スマホ」

京セラ製携帯電話の存在感の図

  ■ 中高年に人気

 KDDIが今春発売する携帯電話6機種のうち、スマートフォン3機種、従来型の「ガラケー」1機種が京セラ製。京セラの山本康行専務は「デザインや機能度がトータルで評価された」と語る。

 京セラは1991年に携帯電話に参入したが、KDDIの筆頭株主という事情からNTTドコモなどに納入できないハンデもあり、2008年度の国内シェアは約5%だった。他メーカーなら撤退も考える状況だが、1機種ごとに開発や製造費用を厳しく管理し、採算を維持してきたという。
日本の携帯市場の勢力図の変遷

ガラケー 「ガラパゴス携帯電話」の略。独自の生態系を育んだガラパゴス諸島の生物になどらえ、テレビ視聴や電子決済機能など日本仕様の技術進化を遂げた従来の携帯電話を指す。世界標準から離れ、日本メーカーが海外で苦戦する一因となった。
 米アップルが10年に発売した「iPhone(アイフォーン)4」の大ヒットで国内勢はスマホに軸足を移したが、京セラはガラケーにも注力し続けた。国内の携帯の3割弱は今もガラケーで、中高年を中心に根強い人気がある。京セラの14年4~9月のシェアは11.3%と08年度から倍増し、日本の上位メーカーで唯一、シェアを伸ばした。

  ■ 米シェア5位

 海外では「頑丈さ」が売りのスマホが好評だ。水中に30分間沈めても故障しないなど米国防省が定める11項目の耐久試験をクリアし、建設や運送現場向けに販売を伸ばす。昨年11月には米通信大手AT&Tへ供給を始め、米国市場を独占する4社に販路を築いた。米国でのシェアは5位で、日本勢ではトップだ。

  昨年はカナダ、今年は中南米や欧州に展開する。携帯電話など通信事業の14年度の売上高は約2000億円を見込み、山口悟郎社長は「15年度は最低でも10%以上伸ばす」と強気だ。

 生産を外部委託するメーカーが増える中で自社生産にこだわり、「技術力を高めてきたことが差別化につながっている」(山本専務)。こうした点が評価され、12年からソフトバンクにも納入を始め、ドコモとも「以前は門前払いだったが、採用の一歩手前まで来ている」(山口社長)という。

 かつて国内首位だったNECがスマホから撤退するなど、日本勢は苦戦が続く。京セラの事業拡大には、さらに商品開発力と営業力を磨く必要がありそうだ。
コメント
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