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先日、半年ぶりくらいに知人女性が訪れてくれました・・・
なかなか休みがとれない彼女は梅肉エキスを飲んでくれているのですが
手土産に「すだちと乳酸菌のちから」とかいう健康飲料を持ってきてくれました。
このように、誰もが健康で毎日の生活を送りたいと願って
色々と健康に良いものを取り入れたり、運動したりしているんですよね・・・
でも、気をつけていても人によっては体調を崩されてしまう場合もあるんですよね・・・
肺の手術をされ呼吸が苦しいとか・・・胃の手術をされ食べることに苦労されてるとか・・・
私の知人たちからも、こういう声を聴いています・・・が・・・
手術を経験したことのない私には、言葉では解ってるつもりなんですが・・・
情けないことですが・・・当事者の本当の苦痛は解ってないんですよね
だから、うわべだけに聞こえるような言葉はかけづらいんですよね・・・
その様な方達のために病院主催で料理教室を開いているところがあるそうです・・・
メニューはもちろんのことですがその様な方達の心のよりどころとして機能しているようです。
今朝は国立がん研究センター東病院が開く料理教室に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、10月19日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
食のサポート
がん経験者 料理で交流
がん治療を受けた患者と家族を対象に毎月開く教室は先月、10周年を迎えた。胃がん経験者で埼玉県八潮市のA子さん(72)は、「参加者はがんという共通の病気を経験している。互いに本音や悩みを気兼ねなく語れる」と話す。
A子さんが教室に通い始めたのは昨年10月。その2か月前、胃がんで胃の3分の2を切除した。
胃を切除すると、食べ物が小腸に流れ込むのが速くなり、腹痛、下痢、
水分の取りすぎに注意したり、よくかんで食べたりすることが大切だが、A子さんは「どうしたら不調にならずに食事できるか」と思い詰め、食欲がめっきりわかなくなった。
病院の栄養士に相談し、教室を紹介された。参加初日は知り合いもおらず、緊張したが、参加者の女性から同じ胃がんの経験者と打ち明けられた。女性が元気に食事をしている姿を見て、思わずホッとした。料理を前に涙がこぼれた。
ほかの参加者からは「大丈夫。食べられるようになる」と励まされた。ほぼ毎月、教室に通ううちに、食事を取ることへの恐怖心は消えた。習ったメニューは家庭でも作る。「前よりレパートリーが増えた」とA子さんは笑う。
がん患者は治療後、食事量が減るケースが多い。消化器の手術を受けた人以外でも、抗がん剤や放射線治療の副作用で味覚に影響が出たり、吐き気や口内炎などに悩まされたりする人は少なくない。
教室は、食欲不振や吐き気、貧血など七つのテーマでメニューを紹介する。栄養士が調理法や栄養上の利点などを説明して実演。参加者は近況を語り合いながら試食する。開催は10年間で約200回。延べ2200人が参加し、レシピは計1200品を超えた。
がんと向き合う日々を送る中で、この教室が心のよりどころという人もいる。東病院・栄養管理室長の千歳はるかさんは「自宅で実際、何を食べたらいいかわからないという患者さんは多い。手軽なレシピを紹介しながら、患者さんを支える場を提供していきたい」と話す。