ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

無駄な研究

2018-09-12 13:03:00 | 社会・政治・一般

王様の耳はロバの耳。

いい加減、誰か言ってもイイんじゃないか。

私がそう思っているのが地震予知である。誤解しないで欲しいが、地震の研究は必要だ。でも、そろそろ気が付いても良いと思う。地震予知は現段階では、役立たずだと。

日本は世界屈指の地震大国なだけあって、地震を研究する学者は少なくない。地震の発生メカニズムの研究は多額の税金が投入され、今やその研究機関と人事は、ある種の権威とさえ化している。

しかし、未だにこの地震予知で実際に貢献したことはない。もっといえば、世に役立つ地震予知はないと断言したいくらいだ。それくらい当たっていない。天気予報は、大雑把に言って6割程度はその予測が当たる。

でも、地震予知に関しては、到底実用的とは言いかねる。起きる、起きるとよく登場する東海沖大地震にしたって、その予測値は到底生活に役立つレベルではない。

今月、北海道で発生した震度7クラスの大地震でさえ、地震予知学会はまるで役立たずであった。それは今回だけではない。熊本の時もそうだし、他の地震でも同様であった。

はっきりと云えば、地震予知は不可能だ。それは統計結果からも立証されている。にもかかわらず、相変わらず地震が起こると、地震学者が賢しげに登場して、地震の危険性を説明し、更なる研究が必要だと力説する。

学者の研究は、予算で決まる。大学にせよ、研究所にせよ、予算が割り当てられてこそである。私に言わせれば、地震が起こる度に、出来もしない地震予知を騒ぐのは、予算獲得の為である。そのくせ、実用レベルの地震予知は出来ていない。ただ、金(予算)を欲しがるだけである。

もう地震予知に金(その大半は税金だ!)を投じるのは止めた方が良い。むしろ、地震が発生した場合の被害予測と、その救助、復興を迅速に行う為の研究のほうが、はるかに実用的だと思う。

そろそろ、ネコの首に鈴を付けるべきだ。問題は誰がそれをやるか、だ。

それをやると公約してくれる政治家が出てきたら、私は是非とも支持したいと思いますね。

コメント
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