全米オープンテニス大会で優勝し、帰国した大坂なおみ選手の会見でのおかしな一コマ。
大坂なおみ、抹茶アイス「まだ食べてない」「原宿行きたい」 会見一問一答
=日本語を学ぶときはどうやって勉強を
「ドラマや音楽、You Tubeを見ます」
=古い日本人像を見直す報道があるが、自身のアイデンティティーは
(不思議そうに)「その報道はテニスに関してですか?」
=テニスというよりも古い日本人像、「日本人との間に生まれた人が日本人」という古い価値観があるが大坂選手の活躍でそれを見直そうという動きがでている
「それは質問ですか? 私は自分のアイデンティティーは深く考えない。『私は私である』としか思いません。 テニスに関しては日本のスタイルらしくないと思います」
=(同じ記者が)もう一問
(司会の男性)「いや。結構です」
このテニスと無関係な質問(?)を繰り返した記者は、ハフポストの浜田記者。ハフポストとはアメリカのリベラル系の新聞で、日本では朝日新聞と提携していて、その日本支社は事実上朝日新聞の関連会社である。
大坂選手が「それは質問ですか」と答えているように、これは浜田記者が自分の考えを、大坂選手を利用してアピールしているだけ。まさにテニスとは無関係であり、帰国優勝会見には相応しくないものだと思います。
だからこそ、司会者が打ち切ったのでしょう。後日、TV朝日がこのやりとりを正当化しようとの意図で取り上げています。昔から、朝日の体質は変わってないのだと痛感しました。
私が十代の頃、次第に政治や社会に関心を持ち出した時から、違和感を禁じ得なかった。まず、記者の心中に結論があり、その結論を裏付けするための取材であり、その為の質問を繰り返すのが朝日系のジャーナリストたちの特徴でした。
結論は既に決まっているのです。それは、日米安保反対であり、自民党は汚職政党であり、自衛隊は違憲であり、日本は女性差別、外国人差別の国である。その結論をアピールするための取材であり、質問となる。
虚心に事実に向かい合い、その事実の真偽、背景、影響などを探り出して記事にまとめるのがジャーナリストだと、私は考えていました。だからこそ、事実よりも自身の心中にある結論を押し付ける朝日新聞には、どうしても違和感を禁じ得なかった。
それは今から40年近く前のことであり、今も朝日新聞の体質は変わっていないことに、正直驚きを禁じ得ません。
私は新聞やTVといったマスメディアがすべて客観的で公平だとは考えていません。報道する側にも立場はあるし、政治的な志向(保守とかリベラルとか)があっても良いと考えています。
しかし、事実を報じるふりをして、自らが正しいと確信している主張を宣伝するための報道の仕方を支持することは出来ませんね。