翁長・前沖縄知事の死去を受けての沖縄知事選挙は、後継者として弔い合戦だと意気込んだ元ラジオDJの玉城デニー氏が勝利した。
ちなみに投票率は63%であり、玉城氏が396,632票を獲得し、与党が応援した佐喜真氏は316,458票であり8万票あまりの差を付けての大勝だとマスコミは報じている。
この結果を受けて、沖縄の有権者の意志は、米軍基地の移転反対が総意であると活き意気盛んなのだが、すると佐喜真氏に投じた31万票は少数意見なのか?
割合でいうと、玉城氏が55%であり、佐喜真氏は43%の得票率である。たしかに8万票差は大差ではあるが、4割を超える反対票は評価しないのがマスコミ様である。
ところで、その数日後に行われた自民党総裁選挙ではあるが、これは大方予想通りであった。安倍現総裁が553票(68%)であり、234票(32%)の石破氏を破って三選を決めている。
するとマスコミ様は、石破氏に対する投票は地方の乱であり、安倍政治に対する非難の声は高まっていると報じる。そして、この総裁選挙の結果、明らかなように安倍氏の三期目は困難が予想されると声高々に、安倍政治批判を繰り返す。
私からすると、安倍氏を玉城氏に、佐喜真氏を石破氏に入れ替えれば、納得の記事である。
率直にいって、玉城氏は有権者の4割から支持されていない。沖縄の総意とは程遠いと思うのだが、マスコミ様はそうお考えにはならなかったようだ。
このような情報加工をしているのが、マスコミ様である。私からすると、単なる依怙贔屓、偏向報道に他ならないのですけどね。