先週のことだが、今年二回目の入院でようやく大腸ポリープの除去が終わった。
8月の内視鏡検査の際に複数のポリープが大腸内部に見つかったことが契機だった。実は昨年くらいから少し体調が悪かった。たまにふらつくことがあり、自分でも不思議に思っていた。
特にジョギングの際に、カーブを曲がる時に身体はふらつき壁に手をついて以来、不安を感じてジョギングそのものを止めてしまった。また朝、起き抜けに身体がふらつくこともあった。これは寝起きの良い私には珍しいことであった。
医者の話では、血液中の鉄分が不足しているので、貧血気味であることがふらつく原因だとのこと。鉄分を補う薬を奨められたが、薬がこれ以上増えるのが嫌で断わっていた。
ところが、今年前半になると血液検査でも明らかに鉄分不足が顕著なので、医師から強く勧められて鉄分を補給する薬を飲んでいる。ただ医者は訝っていて、その結果夏に大腸の内視鏡検査に至った訳だ。
私の大腸内部のポリープは、大きいのが一つ、中くらいが4つ、小さいのが更に複数あるが、色が奇麗なので癌には至っていないだろうとのこと。夏の検査で小さいャ梶[プを一つ切除して、生検にまわしたがやはり癌にはなってない。
だからこそ、早めに手術で取り除きましょうとの医師の提言には、頷かざるを得なかった。
正直、大腸癌の予測はしていた。なぜなら亡くなった父がそうだったからだ。ただ、父はかなりの偏食で、ステーキ好きはともかく、サーロインの脂身の部分が大好きで、わざわざ脂身の多い部分を好んでいた。
そのせいか、どうかは知らないが50代くらいで大腸癌が見つかり、遂には人工肛門のお世話になる始末であった。それを知っていたので、もしかしたらと嫌な予感はしていた。でも、私はなんでも食べるし、決して偏食ではないぞ。
ちなみに父はその後も20年以上元気であったので、癌は転移していなかったらしい。私の場合は、癌に移行する前の段階だったので、少し安心しているが、油断は出来ないとも思っている。
手術自体は、コロナの予防接種後に行った。10月に一度目、11月に二度目である。10月の時は出血がきつくて、術後も数日寝込んでいる。先週の手術で一番の大物を除去し、かつ小さい奴も全て取り切ったらしい。
ただ、一度目は鎮静剤のおかげで目が覚めたら病棟に戻っていたが、2度目は時間がかかり、除去手術中に意識が戻ってしまった。もっとも内視鏡手術であるから、特段痛みなどがある訳ではない。
しかしながら、手術台の上の液晶モニターに私の大腸の内部映像が映し出され、その中で見つかったポリープの除去を医者が実況中継するのには参った。私の意識が戻ったことを知った医師は、なぜだか嬉しげに解説してくれる。
なかば、ぼう~としながら説明を聞いていたが、あまり楽しくはなかったと思う。早く終わってくれ~と切に願いながら無事手術は終了した。今回は出血も少なく、おかげで退院した日の翌日には仕事に戻れた。
次回は一年後の検査結果次第だそうだ。これで、ふらつきがなくなってくれればいいと思うが、それよりも体重が減ってくれたのが嬉しい。なにせ手術前は、おかゆばかりの食事だったので、そりゃ減量になるはずだ。
内視鏡手術は身体への負担が少ない。それは実感しているが、唯一嫌なのは、大腸内をきれいにしておくため、前日からの食事制限と、手術当日の下剤2Lを飲み干すことだ。
メンタル面で屈辱だと思う人は、強い鎮静剤を処方してもらえば、術中は寝ていられるので終われば病棟のベッドに戻っている。今回の私の例は、稀なケースだそうですよ。
実況中継はねぇ……( ´Д`)=3
私は心臓のカテーテル手術でしたが、全身麻酔どころかカテーテルの入口となる鼠径部に局部麻酔したたけで、意識あるから「ここで動いたらどうなる?」と想像すると浮ュて堪らない。
挙げ句に、心臓の電気信号の伝達路がグルグル空転するのを、片側半円を焼いて一方通行しする手術なのですが……
「場所がよく確認できないから、今から人工的に不整脈を起こしますねぇ〜」などとアナウンス。
丁寧に解説してくれても、こちらは人工不整脈されて、それどころでは無いんです(笑)
だから、オペの実況中継されたヌマンタ様の困惑は想像てきます。やれやれですね。
そして、お疲れ様でした。
kinkachoも大腸ャ梶[プを切除したことがあります。大腸検査のついででした。保険金がおりて小銭稼ぎになりました。
貧血は子宮筋腫の時の方が酷かったてすね。更年期が終了したら、自然治癒しました。
大腸ャ梶[プの治療、手術、無事に終わって良かったですね。お疲れ様でした。
とにかく、悪性ではなかったとの事で一安心ですね。
20代の頃、ダイエットのせいだと思うのですが、私も貧血になった事があります。あれ、一度なっちゃうとなかなか治らないんですよね。完治まで数年かかりました。
私達もこれから高齢化していきますから、健康にはじゅうぶん注意しないとですね。
あとは目も早く良くなります様に。
もっとも心筋梗塞の時に局所麻酔で、医師の実況中継は経験済みですが、あの時は画像がなかったから、それだけに今回は驚きましたよ。