マスコミは情報加工業。
故・安倍晋三の国葬の報道を見ていると、つくづくマスコミって事実を報じるのではなく、自分たちが報道したい真実であるべき空想を報じるのが好きなのだと思う。
国葬の当日は九段下界隈が混雑するのは予想できた。面倒なことに、当日私は神田税務署に所用があり、その帰りに大手町の顧問先に寄る必要があった。
国葬は午後からなので、午前中に済ませるつもりで、早めに神田税務署を訪れる。おや、すでに一般献花の列が出来ているぞ。朝9時くらいで、私がさらっと見た程度で1000人は超えているように思う。
昼前に事務所に戻り、ネットのニュースをみていると、反対派が数千人規模で抗議運動をしていると報じていた。はて?そんなにいたかな。
大手町の高層ビルから見ただけだけど、たしかに反対派と思われる集団はいたが、その集団が小さく見えてしまうほどに一般弔問の参列は長く伸びていたはず。私には反対派は、せいぜい千人いるかどうかだと思う。一方、一般弔問の列はそれよりも遥かに多かった。
一応書いておくと、私は短時間、それも午前中しか実地ではみていない。ラジオから流れるニュース報道では、午後になり一般の献花者の列は数キロに及ぶと報じていた。一方、国葬反対の市民たちも数千人が抗議の声を挙げているそうだ。
一桁多くねぇ?
私は統一教会が大嫌いなので、長年安倍元首相ら自民党が統一教会とつながっていたことは、やはり不愉快だった。そう感じている人は多いと思う。
マスコミは安倍元首相の国葬問題を、国論を二分化したと報じているが、これには納得ができない。反対しているのは、生前から反安倍であった偏向左翼の残滓だけだと思う。数も増えていないが、マスコミにより水増し報道された数字は、安倍首相が在任時から大差がないのが証左だ。
一方、これは確実に統一教会問題が影響していると思うのが、国葬への一般献花者だと思う。もし統一教会問題がなかったら、もっと多かったのではないかと思う。つまり安倍氏の国葬及び自民党に対する信頼を下げた人々は確実に増えた。すなわち無関心層の増加だと思う。
マスコミは反安倍国葬の機運が高まり、自分たちが応援したい野党勢力への支持が増えたかのような印象操作をしている気がする。幸いというか残酷にも、国民のマスコミへの不信は根強く、野党への支持は増えていないと思う。
インターネットの普及に伴い、徐々にマスコミの情報操作が明らかになると、今後新聞の発行部数の現象、TV視聴者の減少などが加速化しているように思えてならない。
私はインターネットからの情報発信は質が低く、フェイクニュースも多いと思っているので、こんな状況時だからこそプロのマスコミの実力を発揮して欲しいと思う。
以前は団塊の世代がマスコミの中核から外れていけば、報道の質は向上すると思っていました。でも最近の傾向をみると、戦争を知らないだけでなく、バブルの恩恵とその後の退潮のなかで育った若者たちのほうが、報道の質が低いように思えてなりません。
ただそんな悲観的ななかにも、少しずつ現実を直視できる報道者も増えているような気もするのです。不思議なことにマスコミ業界以外からの人が大半であることが興味深いと思います。
世界の金融市場に直接関わっていた人や、流通の現場で奮闘していた人、長く海外に駐在して帰国した人など多彩な現場経験を活かしての世界情勢分析が出来る、そんな報道者がネットの世界で散見します。
衰退の一方であるマスコミ業界は、そのような有能な人材のスカウトに活路を見出すべきだと思いますよ。いい加減、顔が売れてる芸能人だよりの報道番組は止めろと言いたいですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます