政治家は政権をとってこそその理想とする政治が出来る。
いかに正論を述べようと、野党の立場では自らが望む政治は出来ない。だからこそ今回の衆議院選挙で躍進した国民民主党は自公政権と歩み寄りをみせているのだろう。
それは政治家の本能ともいえるもので、立憲民主党中心の政権を夢見る一部の方々、特にマスコミ様におかれましては大変御不愉快なご様子。
たしかに立憲民主党は議席を大幅に増やした。だが、それでも第二政党であり、参議院も考えればやはり野党の地位が相応だ。野党で連立を組めると甘い夢に浮かれていたマスコミ様は冷や水を掛けられたと感じたのでしょうね。
そもそも衆議院選挙前でさえ選挙区の調整が出来なかった野党に、今更連立を組めるとは思えない。どうせ役人様にすがって政策立案を丸投げするから良いとでも思っていたのだろうか。
その意味で、自公政権に歩み寄りをみせた国民民主党のほうが、まだ政治家としてまともだ。与党に組しなければ政治家としての本領は発揮できない。それは民主党時代に実感しているはず。
ただ与党に擦り寄った、あるいは媚びたと思われる可能性があり、歩み寄りの仕方次第ではマイナス評価となるから国民民主党は微妙な立場ではある。
私自身は民主党退陣の反省をろくにしていない点で、国民民主党も立憲民主党も似たり寄ったりなので低評価です。ただ、今回の石破政権との関係次第で評価を見直す可能性はあります。自公では過半数に達しない現実がある以上、どのように政権を維持するかという点では、与党もまた苦しい立場なのも確かですから。
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