民主主義国家において、政治家が選挙での当選を目指すことは当然である。
それは分かるが、党名を変更しても中身が変わらなければ、有権者の支持は得られないことが何故に分からない。
政権の座から転げ落ちた民主党所属議員たちの醜態が無様だ。党名を変更すれば、有権者の支持が戻ってくると思っているのだろうか。
今のところ上手くいっているかに見えるのは立憲民主党だけだ。前原が調子こいて、希望の党との合併を言いだしたが、希望の党側で「ヘンな奴はいらない」と云われたヘンな奴が憤懣やるかたなく立ち上げた政党である。
どちらかといえば、民主党の依怙地な部分を代表する議員たちの集まりであり、今の日本では決して多数派にはなれない主張を頑固に守り続けているが故に、むしろすがすがしく思えたせいか、新聞TVなどでは評価が高い。
でも、支持しているのは、昔からの脳内お花畑平和主義の市民たちと、希望の党にハブられたことへの同情という一過性の感情が基盤ですから、次の国政選挙で躍進は期待できないと思います。
新聞TVなどの調査によると、自民党に次ぐ高い支持だそうですけど、多分印象操作でしょうね。TVなどで若い人たちを意識的に多く映して、如何にも若い世代から支持されているかのように見せていますが、実態はむしろ逆でしょう。若い世代を舐めすぎです。
今の若い世代が政治に無関心なのは、ある意味当然だと思います。
かつての若者は、たとえ理不尽なことであろうと、親や先生、会社に云われたとおりに頑張れば、それなりの社会的地位が期待できると信じていました。土地は必ず値上がりするし、サービス残業は出世に好影響であると信じられた。
しかし、今の若者は知っている。親や教師の言うとおりにしても未来は保証されないことを。会社は自分たちを安くこき使うだけで、その会社自体も将来存続するかは定かではない。
そして、国家は若者に夢も希望も与えてくれない。ただ国民年金を支払え、納税の義務を果たせと言うばかり。そして政治は、若者の悩みに真剣に応えてはくれない。
森友だ?加計だ?安倍退陣?麻生辞任?
それが若者たちの心に響くと思っているのか。むしろ若者たちは自分たちが無視されていることへの疎外感さえ感じている。
はっきり言いますが、いくら政党名を変えても、若者たちは決して支持してはくれないでしょう。若者たちは、そんなことを求めてはいない。
若者たちは、未来に希望を持てず、社会に適切な居場所がないがゆえに、家にこもるか、仮想空間に逃げ込む。若者たちの不安を理解できないからこそ、与党も野党も若い世代から支持されない。
ただ、与党である自民党のほうがまだ現実に対応しているかにみえるから、仕方なく支持しているのが若者の本音だ。でも、自民党が若者の本音を理解しているとも信じていない。
本気で政権与党を目指すのならば、今こそ野党議員は若者たちから支持されるような政策を提言するべきだ。そのためには、若者の本音を訊きださねばならない。
困ったことに、野党議員たちにはそれが出来ない。それどころか、相変わらず有権者は、我々の政策を理解し、支持するべきだと上から目線でふんぞり返る。これは旧・社会党時代から変わらぬ左派政治家の悪い性癖である。
自民党にもその気はあるが、ここはまだドブ板選挙の重要性を分かっているので、少しだけマシなだけ。未来の重要な有権者である若い世代が期待を抱けるよなビジョンを打ち出せる政治家は皆無なのが現実です。
何度目の党名変更か知りませんけど、いくら党名を変更しても有権者、とりわけ若い世代からの支持は得られませんよ。
いい加減、気が付け!
これでは政治に関心が薄まるのも無理はないと思います。その意味でも、森友加計に固執したマスコミの罪は大きいです。
池上さんは、立場を弁えているようなので、政治の場には立たないでしょうね。彼は根っからの傍観者ですよ。
例えば今なら池上彰さんが新政党を立ち上げれば、かなりの躍進が望めるだろうに。そして『流れ』が出来る。この流れを待ち望んでいる国民が多いのでしょうね。