
天の川銀河 Photo by かんと氏
もう長いこと海外へは出ていない。8年ほど前に、中国の内モンゴルへ行ったのが最後だ。わずかの距離のようでも、ジェット機のスピードで何時間かはかかる。地球は充分に広大だ。
その地球を、光は1秒間に7回り半するという。秒速30万キロ、カッチンで月まで行ってしまう。さほど遠くには見えないが、太陽までは8分もかかるからかなり遠い。ところが惑星を素通りして最も近い星(=恒星)までとなると4年・・・・、天の川銀河を光が横切るには10万年、お隣のアンドロメダ銀河へは200万年以上もかかるという。
ところがこんな距離は序の口で、「ステファンの5つ子」までは2億9000万年、巨大銀河団「エイベル2218」へは30億年などと、手許の星の本に美しい写真が紹介されている。
今度、2021年を目指して、ハワイに「すばる」を凌ぐ望遠鏡が設置されるというが、その目的のひとつが「宇宙初期の天体の成り立ちの解明」だと新聞(=毎日新聞)は報じていた。138億年の宇宙の歴史、となると100億年以上も昔の宇宙を観測することになるのだろう。
しかしこうなると、もう一般のわれわれには、この宇宙の広大さを表現できる言葉も、想像力もない。萎える、ついていけない。それにしてもなぜわれわれの宇宙は、これほど広くなくてはいけないのだろう。
かんと氏のPHに添えるにふさわしい話題をと考えたが、このブログの読者さまにおかれては、この素晴らしいPHから、各自それぞれで宇宙を、その神秘を、考えたり味わったりして下さい。これもかんと氏と入笠牧場の実力です。クク。
今日からキャンプ場には大小幾つものテントやタープが張られて、賑やかになってきた。山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては7月9,13日のブログをご覧ください。