テイ沢の実力

　昨日、今日とテイ沢の”実力”を、NKZ氏の「実力」で紹介している。沢の雰囲気がよく出ていて、見る人は秋の山旅に、きっとこの渓も加えたくなるだろう。



　
　いつの間にか森も谷も草原も、秋の気配を感じさせ始めた。牧場のある中級山岳と秋の夜空が、訪れる人々に日常では忘れていた遠い昔しのnomad(＝遊牧民）や、羊飼いの記憶を、ここでなら自然に甦らせることができるだろう。そして秋の星座を、幾つ覚えて帰るだろうか。
　
　今日来てみたら、大型の囲い罠に鹿が入っている。それなりの誘因をした上でのことだが、このタイプの罠による捕獲は簡単ではない。数えてみたら１５頭、そのうち袋角をした雄が４頭もいる。キャンプ場に人気がなくなると決まって毎年、大型囲い罠での鹿の捕獲が始まる。が、１群の中にこれだけの頭数の雄を数えるのは珍しい。かなり有害駆除の効果はあると思うが、この後の処置を考えると・・・、分からないだろうなぁ、あの人たちには。

　ススキの穂と吾亦紅を花瓶替わりのテルモスにさしたら、また少し秋が近づいたような気がする。こんな風な一足早い秋が、上州の峠を超えたあの無人の駅にもあったことを思い出す。

　山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては6月2日のブログをご覧ください。
　

テイ沢の実力、テイ沢とはこんなところ

　
　最近、「ワンダーフオーゲル」８月号にテイ沢が紹介されていることをSGZ氏のコメントで知り、早速入手したことはすでに書いた。しかし、もう少し実際のイメージを伝えられるような写真をと考えていた折も折、Ume氏から紹介されたNKZ氏が昨日やってきた。氏の作品はこのブログですでに紹介したこともあるが、最新作を早速送ってくれたので、百聞は一見に如かず、ここに同誌とは少々趣きの異なるテイ沢を伝えることができる。さあ、どうだあ・あ・あ・。





　
　
　この下から数えて6番目の橋も昨年流れ、場所を変えて架け直した。昨年全部で9箇所に架る丸太橋は、大雨のため無残にも７つの橋が流れた。修復に手を貸してくれた友人諸氏に感謝。

　五領丸さんお気に入りのUme氏の作品、入笠山晩夏も、天気が良くなり次第紹介の予定。Ume氏は、赤道儀を購入した由、クマに怯えながらも美しい天体写真を撮ってくれるだろう、あ・そ・こ・で。
　天体写真といえばもうお馴染みのかんと氏やTBI氏も、月末にはやってくる。入笠牧場が天体観測のメッカになる日が来るか・・・、”峠の星を見る者”の独壇場には、させない。

　昨夜も上に泊まる。2匹の犬については、面倒を頼んである。少しづつ天候は回復基調にあり、今日は電気牧柵の点検が主な仕事になる。その前に罠の点検もあるが、もしまた掛かっていたら「GYA!」だ。Chiyさん、分かってくれてますね。楽しみに待ってます。

　山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては７月９，１３日のブログをご覧ください。明日もNKZ氏のテイ沢の写真、ご期待を。