入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       牧人の休日(36)

2015年03月17日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

    クリスマスツリー星雲                            Photo by かんと氏

 今日はまず、お詫びと訂正から。
 なぜそうなってしまったかは不明ながら、「牧人の休日(35)」に掲載した写真は、クリスマスツリー星雲ではなく、網状星雲であるとの指摘を、撮影者本人のかんと氏から受けてしまった。誤りを心よりお詫び申し上げ、正しい作品を掲載し、訂正させていただきたい。メールに気付くことが遅れたこと、併せて深くかんとさんにはお詫びしたい。
 もう一度氏が添えてくれた説明文も載せ、改めて正しいクリスマスツリー星雲を鑑賞してみていただきたい。
 「『クリスマスツリー星雲』はいっかくじゅう座にある散光星雲で、中央付近のいくつかある青い星がツリーの上部で、近くの淡い赤(二等辺三角形)が横になっていますが、これらを合わせて見るとクリスマスツリーに見えこの名がついています」

 天気予報通りの暖かい天気になった。山奥氏からは雪がどんどんと融けているとの報せもあった。窓を開けて、心地よい春の風を室内に入れている。春咲く雪の下が可憐な花を今年もまた咲かせた。日当たりの良い土手には福寿草の花も目に付くし、冬がまた一歩遠のき、その分春が近づいたような気がする。しかしこの天気も長くは保たない。
 断酒は今日で1週間になる。先日は友人の不幸があり、葬儀に参列後久しぶりの面々と小宴を張ったが、その席でもアルコール類は飲まずにすませた。「そういう意思の強さをもっとまともなところで発揮すれば・・・」と、MCMTが二人だけになってから言った。自分では何ともイイ人生を送っていると思っているが、違うのだろうか。いつもならこんな春の陽気の中で、ビールでも飲みながら、そういったあれこれに想いを巡らせるはずなのだが、本格的な春宵一刻値千金の日々がやってくるまではお預けである。

 法華道が「伊那遺産100選」の一つに選ばれたと、それを知らせてきた北原のお師匠の喜び、いかばかりか分かろうというもの。南アルプスの南端に位置する入笠、そこを横切る二つの古道、「石堂越え」と「法華道」、また口碑に残る後醍醐天皇の皇子・宗良親王や北条高時の遺児時行の潜伏の地「御所平」、そんな時代のこぼれ話を知る人は、まだ少ない。鹿嶺高原に通ずる素晴らしい尾根道と、釜無山から白岩岳、横岳、鋸岳へと続く訪う人のない山稜があって、それを分ける小黒川がつくった美しい渓谷・・・、様々な魅力の詰まった入笠は、果たしてどこへ行くのだろう。
 OKさん、入笠へ来たら管理棟を訪ねてください。できれば、便宜を図りたいと思います。
 

 
コメント
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