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雨の「山室」集落を遠望
昨夜の帰り、4回もタヌキの親子を見た。いつもより多く、鹿も目にした。今日の久々の雨降りを察知して、それなりの対策でも立てていたのだろうか。
予報通り雨。いい秋をさんざん見せてもらったから、文句は言わない。それに、今日のようなしっとりとした渋い秋景色の中にいると、気持が落ち着く。こう書けば、牛もいない牧場ではすることもなく、管理棟の炬燵の中でだらしなく寝そべって、呆けている姿を想像されてしまうかも知れない。そう、昔の人はたまの雨の日を「農休み」と呼んで、連日の農作業から解放されようとしたものだが、牧場管理人とてその位の資格はあろう。
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静岡からのOさん夫妻
しかしそうもいかず、雨降る現地でCMの打ち合わせをした。細かいことは書けないがかなり大きな企画で、これが全国に流れるようになると入笠の伊那側が注目され、再認識されるようになる。そのことは間違いない。問題は、そういう近い未来に、どのように対応していくかということだろう。
これほどの美しい、壮大な自然景観を持つ場所は、どこにでもあるわけではない。確かに伊那市は、中央アルプスと南アルプスという「二つのアルプスに囲まれた市」ではあるが、だれでもが手軽に行ける観光地として、ここを超えるところがあるとは思えない。観光資源としての潜在力は、計り知れない。やはり、この自然や景観を守りながら、少しづつ牧場に観光客を受け入れるための新たな手段、方法を考えるべき時が来たと強く感じる。その素案なら、ゼロ円から億円まで、いくらでもある。しかし、あまり放っておくと、腐敗する恐れあり。
入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましては、カテゴリー別の「H27年の営業」、「H27年度冬季営業」を、また天体観測に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。