入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     「初冬」 (14)

2015年11月22日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


  昨夜は、マナスル山荘本館で開かれた、ある忘年会に飛び入りさせてもらった。北アルプスの船窪小屋の関係者と、小屋を慕う「道しるべの会」を中心にした人々の忘年会で、何とも和やかな集まりだった。山小屋も経営者の人柄や個性が多くの登山者の共感を得て、こうした会が開催されるのだと学んだいい夜だった。

 静かだ。初冬の山の中、炬燵に入って外の薄曇りの空を眺めている。ただそれだけで、1時間でも2時間でも倦まずにいられるような気がする。今は本も、酒も要らない。程よいストーブの暖かさと、甘ったるい眠気の中で、音のない冬の足音だけを聞いている。
 
 こういう山の暮らしを、「One Man's Wilderness」を真似て冬期の入笠でやってみたらどうかとススメてくれる人がいれば、そんなことなぞ、「まだ生臭さが残っているから」無理だと言う人もいた。よく言ってくれたものだ。先日「無理だ」と書いたのは、7か月間も家のことも里の人たちのことも、不本意ながら無視を決めてきたのだから、今度はその間の埋め合わせをしたいと思い書いたことだ。
 生垣はぼうぼう、畑も草だらけ、盆栽はまだ出しっぱなし。柿の実は虚しくからっ風に吹かれるまま、陋屋は荒廃が進む。区議会の副議長とやらも満足に果たせず、来年は組長役もまた回ってくる。しかし、地域社会に生きる以上は、渡世のしがらみから逃げてばかりではやっていけない。
 確かに、田舎の生活は煩瑣な人との付き合いを伴う、避けられない。しかし、そういう生活が多少は変化しながらも守られて、現在がある。あんな家だが、先祖の苦労と犠牲がいっぱい詰まっている。山に籠って仙人を真似てみたり、遁世を気取ることができないというのはそういうことだ。「生臭い」とな、まぁ、過ぎたるオセイジ位に聞いておく。

 そろそろ冬の予約でも来ないかね。
 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年の営業」、「H27年度冬季営業」を、また天体観測に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。
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