所々に日が射しているが、権兵衛山は雲の中(昨日の撮影)
今にも雪でも降ってきそうな寒々とした灰色一色の雲に覆われている。 気温2度C、昨日の朝より6度ばかり低い。この温度差は、1千メートル位の標高差で生ずる気温の差に匹敵するはずだが、昨日と比較してそれほど高所に登ったとは思わない。
今朝から、塩とヘイキューブによる鹿の誘引開始時間を1時間早めて、午前9時からすることにした。ただし、鹿がそれらの誘引物を夜間に食べることができないよう、一カ所に集めてベニヤ板で蓋をしてしまうという作業は従来通り日没直前の4時半とし、変えない。給餌の時間を昼間だけにして、鹿の夜間行動を昼間に誘導させようとするこの試みは、19日から始めた。成功している、とまでは言えないかも知れないが鹿の行動時間に変化が出てきたことは、2台の監視カメラで確認できている。
この後の問題は、鹿の行動をさらにもっと昼型に移行させることができるか、そしてどのくらいの日数をかけたら爆音機の音に鹿を馴化させることができるかということにかかっている。予定されている誘引狙撃開始日までに、これらのことが計画通りに進んでほしいが、まだまだ楽観はできない。
今週の金曜日あたりから気温も下がるという予報のようだし、雪でも降ればどういうことになってしまうのか、案じられる。
新聞で、三島由紀夫の自死があってから今日でもう45年が過ぎたと気付かされ、ただただ驚いた。改めて、歳月の疾さを痛感している。生きていればあの作家も90歳とは。時間という川の中で、ほどほどのスピードで流れているのは自分やその周りだけで、遠くなればなるほどその流れは早くなる、と思うのはこんな時だ。
昨日は「初冬」とすべきタイトルを誤って「初秋」としてしまった。不覚。
静かな山に、お出掛け下さい。
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