クリンソウの大群落に花がない。今年はどうやら、花は全滅のようだ。犯人は鹿しか考えられないが、今までも鹿がクリンソウにちょっかいを出していたのは分かっていた。しかし、茎は食べても、花はそこら辺にほったらかされていたから、花はてっきり食べないものだと思っていた。鹿の味覚が変わったのか、それにしても写真のように全くと言って良いほど一面葉だけになってしまった。
こういうことをするなら、くくり罠を20個くらい仕掛けたくなるゾ。
先日はここへ来る途中、池の平でレンゲツツジを撮っている人を見かけた。3人いた。用意周到に全員が長靴を履いて、良い撮影場所を求めてズカズカと小さな湿地帯の中を歩き回っていた。彼らは斜眼帯の付いた馬のように、撮影に夢中で他のことは考えていない。それはまあ、しかたないかも知れない。魚釣りに夢中な釣り師に、テイ沢では釣りをしないでくれと言っても、口論になるのがオチだ。
彼らに罠を仕掛けてもだめだから、やはり第三者の目で、管理の方法を考えるしかないのだろうか。
急用ができた。これから急いで下に帰らなければならなくなった。明日、牛が来る。
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