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NGC6334(出目金星雲) Photo by かんと氏
1泊して昨日山から下りたら、新聞に「はやぶさ2」に関する小さな記事が載っていた。2014年の12月に打ち上げられた同機が、目的の小惑星リュウグウに到着するための予定軌道に乗り、使用していたイオンエンジンを切ったと報じていた。このエンジンの使用時間が「2015年以降、6329時間になった」などと、エライ細かいことを書いていると思って読んでいたら、そのすぐ後「秒速33キロまで加速して」いたと続き、驚いた。
それというのも、現在地球から最も遠い宇宙を飛行中のボイジャー1号の飛行速度が、秒速約17キロであることを薄ぼんやりと覚えていたからだ。ボイジャー1号の打ち上げは1977年の9月、「はやぶさ2」の打ち上げはその30数年後になる。この飛行速度の差を、単純に科学技術の進歩と言って良いのかは分からないが、密かにはボイジャー1号、2号に思いを寄せていた者には、これはかつての世界記録保持者が、自分の記録を若い世代に次々と破られていくような気持と似ているかも知れないなどと、勝手な感情を交えながら読んだ。
前にも書いたが、それでも光速と比べてしまったらウサギとカメどころの話ではない。「はやぶさ2」の飛行速度は光の約9000分の1であり、我らがボイジャー1号の本日の最高到達距離は地球から約210億キロと、まだ1光日(250億キロ)にも至っていない。
雨の日の牛守の戯言。知ったかぶったかも知れないが、きょうのかんとさんのPHに、牛やシカの話題ともゆかず、吃りながら呟やいた次第。なお、カテゴリー別の「入笠牧場からの星空」に接続すれば、ここの星空の実力が、撮影者の実力とも併せて、納得できるはずです。
末広のタキさん通信拝受、多謝。是非そうしてください。海老名出丸さん、素晴らしいPHをたくさんありがとうございました。追々紹介させていただきます。
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