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これは牧場内の写真、貴婦人の丘を過ぎて初の沢の大曲りへ向かう途中
昨夜の雨で、道路の上の落ち葉が一段と目立つようになった。そのことを、人を送った後の富士見からの帰り道で知った。長い秋を望んでいたのに、もう10月も旬日を残して終わろうとしている。早い、特にこの月は早かった。
雨が降っているかと思えば急に日が射したりと、季節もこの時季は混乱しているようだ。こういう陽気の日は何もしないで、この狭い部屋から見慣れた渋い秋を眺めて過ごすのにはもってこい、それで何の不足もない。
権兵衛山はまた霧を吐いているから、ほどなくまた、あの白い塊が雨になるのではないかと思っていると、本当に降り出した。雨脚はかなり強く、色付いた林を背景にして幾つかの薄いカーテンのような靄が南から北へと流れていく。
まだ疲労が抜けない。前日は寝不足のまま終日仕事をして、歩数は1万7000を超え、過去1週間の平均歩数が7千600を超えた。牛はいなくなっても、それなりに仕事をしていることになる。
恐らく昨日の撮影が今年最後になると思うが、かなりの強行に加え新しい試みがあり、その準備や協力でいつになく動き回り疲れた。それだけでなく、昨夜は制作のA君と話し込むうちに布団も曳かずに寝てしまった。
富士見まで送ったというのはそのA君のことで、彼も炬燵の向こうで同じくそのまま横倒れて一夜を過ごすはめとなり、大変に気の毒なことをした。
今回の撮影、最初のうちはなかなか息が合わず、先行きが案じられた。いや、息の合わなかったのは制作部と美術部がではなく、牧場管理人とである。しかしこれが、時間の経過とともにいい連帯感が生まれ、大変に印象に残る仕事になっていった。
最近はいつもそうで、殆どの場合が一合一会であるだけに終わり方を大切にしようとするし、有難いことにそうなる。立場が違い、年齢も性別も異なるというのに、まるで長い付き合いのように助け合い、気遣うようになる。周囲の人からも、よく分からぬ元気な年寄一名と若い人たちが一緒になって、奇妙で不思議な信頼がみんなの間に生まれていたと褒めてくれたほどだ。
もうみんな東京へ帰って、それぞれの生活を始めているだろう。ありがとう、愉快だった。そうのように、ここで心を込めて礼を言っておきたい。
Mさん、PCについての助言、ありがとうございました。勉強になります。一人では手に負えないので、他に応援を求めて参考にさせてもらいます。
かんとさん、そうですか。よく見れば確かにピンボケの写真に紫金山・アストラ彗星らしきが微かに写っているようで、ならばもう、8万年も待たずに済みます。多謝。
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本日はこの辺で。