岐阜/医大生が指導する明光義塾長良教室&芥見教室

医大生が個別指導する全国でも珍しい塾が明光義塾長良地区、芥見地区に登場。山県市、美濃市、関市からも通塾されています

★主役は誰だ!

2017年07月02日 18時35分03秒 | 夏期講習

★Yさんとの思い出

 もうずいぶん昔の話ですが珠には生徒との思い出話もいいかと思い夏期講習が間近に迫っているこの時期ですのでご紹介をしたいと思います。

 彼女は近くの校区で中学2年生の頃は入ってきました。通塾はほとんどお母さんが車で送迎していましたが、その頃彼女はもう一つ有名な塾に通っていました。当時まだ私共の塾は全国的に認知されていたのかどうかもわかりませんが個別指導がまだあまり知られていませんでした。個別指導は勉強ができない子が行く塾ですって言われたこともあります。集団塾のテストに落ちて行くところがないときに保護者の方がどこに行ったらいいのでしょうかといえば「明光義塾に行けばいいです」と屈辱的なことを話したということも耳にしました。その塾は現在も存在しますが当時の面影はないです。つまり社員教育が出鱈目だったということでしょうか。Yさんという女性が入ってきたのはその頃だったのです。そして悪口を言ったその塾からの生徒だったのです。入会させるのにまさにその時の悔しさを胸に納めお話をさせてもらったことを思い出します。

 彼女は当時K塾に通い岐阜高校を目指していました。野球が好きなお嬢さんで阪神フアンであったことを思い出します。彼女は成績は上位ではありましたが科目の得手不得手がありいい時と悪いときがあって安定しませんでした。その頃私どもはすでに志望校判定模試を実施していたのですが彼女はいつも第一志望校に対してはD判定でした。

 K塾から来た時に
「自分のペースでやりたい」
「先生がリードをして進めるので授業は学校と同じでその時は理解はできるがテストに繁栄はしない。多分に私に問題があるのだろうと思うけどどうしたらいいのかわからない」
 

 そう言って彼女は涙を流しました。私は彼女のために年間スケジュールを志望校判定模試の弱点に合わせて作成してあげました。そこで問題になったのはK塾との兼ね合いでしたが彼女は夏休みの前にすっぱりと辞めてしまいました。そして毎日自習室に籠って勉強をしていました。当時は今ほど設備は充実はしていませんでしたがそれでも毎日頑張る姿に心を打たれたものです。いつも教室は午後2時から開けるのですがもうすでに教室の前で待っているのです。何時しか私は早く行くようになっていました。

 当時の中学校は三期制でしたので一学期のテストの結果数学が弱いことが目立っていました。岐阜県の入試は数学ができればかなりなところに行けます。十数年で入試の平均点の最高は57点です。一昨年が二番目で51点とかなり他の科目に比較して数学のウエートが高いのです。

 私どもはどちらかといいますと昔から理系に強い塾ということになっています。何故か理系の方が集まってくるのです。私自身は文系なのですが不思議なことです。理系に強い塾といっても国語、英語ができないのかといいますとそうではありませんし十分対応はしています。しかし数学の苦手な子や医学部、薬学部にそして国公立に行きたい方が集まってきます。明光義塾といっても全国で2100教室、140,000人の生徒が見える上場会社です。しかし、基本的なことは同じでも対応する教室長や講師はみんな違います。そんな中で私はYさんの岐阜高校に行くためのいくつかの作戦を立てました。

 第一に教材はできるだけシンプルにさせました。K塾の教材も使用していました(解答があれば何でも構わないことにしています)が全部彼女は捨てました。私どもの教材は実はK塾よりはるかに難しい教材だったのです。しかし、劣っている科目はK塾の教材は難しすぎて手も足も出ない状況でした。個別指導は平均的に科目の点数が取れる場合はいいのですが波がある場合科目の難易度も変える必要があります。

 目標の高校は岐阜高校。半端な気持ちでは無理なことは分かっています。しかし、岐阜高校にそれまでに入れたことはないのかといいますと毎年何名かの生徒は長良教室&芥見教室では合格させています。岐阜高校が全てではありませんが兎に角第一志望校を中学二年生の夏の前に諦めるには早すぎるのです。お母さんと三人で何度か遅くまでお話ししました。成績が上がらないのは結局は自分の才能といいますか能力に任せて点数を取っていたからだということが分かったのです。つまりもっと突き詰めますとノートの取り方に問題があったということです。ノートは生徒の命です。これを大事にしない生徒は成績は伸びません。

 夏の講習はしっかりとりました。お茶を濁すような取り方をする方も見えますが希望する高校が上位であればやはり無理は仕方がないところです。
 そういった中で彼女は毎日自転車に乗って教室まで来ました。授業は毎日ありましたので休憩時間は自習室で勉強をしていました。机の前には鉛筆立や教材を並べてもう彼女の机という感じでした。それが彼女のリズムだったのです。

 そして教材をシンプルにさせて徹底的にやり込みました。夏が終わった時に更に教材のレベルUPを図りました。その時には以前使用していたK塾の教材よりもはるかにレベルが高い教材に変わっていたのです。
 つまり自分を知らなさすぎることが今回の結果になったわけですが塾を信用していただけたこと、そしてどうしても第一志望校に行きたいという気持ちがそうさせたのだと思います。

 当時の教室のレベルから見ればかなり上がっています。しかし、それは生徒の皆さんには何の意味もありません。あるのは目標に対してどのようにサポートしていくのか。そしてどのように生徒の皆さんは対応をしていくのかだと思います。チラシを見る時に注意することがあります。一つには一コマ(1回の授業時間)の時間が何分かということ。そして月謝の表示が内税か外税かということです。意外と見失っています。もともと明光義塾は個別指導を始めましたから比較にされることは事実であります。ですから一授業は50分、80分、消費税別とよくなっています。私どもは上場会社ですので外税で明確に書いています。訪問販売法に抵触する雑費も一括、半年払いなどもあります。明光義塾は条例通り毎月払いにしています。

 凡そ、集団塾の先生は全部とは言いませんが教育学部もしくはそれに近い仕事を探していた方だと思います。少なくとも教育学部に在籍された方は70%を超えるとまで言われています。それが何故塾にいるのでしょうか。答えは簡単です。そこまで実力がなかったということです。全部の方がそうだとは言いませんが大方の方はそういうことが多いようです(講師アンケートより)。教師になれなかった理由は色々だと思います。学力的なこと、人格的なことなど様々です。予備校の先生は別です。
 
 その点個別指導は専門的な講師ではないですが学力が高い講師が目白押しであります。医学部、薬学部、難関大学の皆さんはセンター90%以上の方も見えますし英会話だけ専門の方も見えます。それぞれの特徴を生かして明光義塾長良教室&芥見教室は成り立っています。集団塾の様にクラス十人以上全体のモチベーションを上げる必要はありません。僅かに2名か3名の小人数なのです。ですから個別指導の塾は予備校も含めほとんど学生となります。そうしますと学生の質の問題になるのです。私の言いたいことがご理解できるでしょうか・・・。

 そろそろ結論に入りましょう。
 塾は「主役」は誰か?ということです。言い換えれば授業を進めていくのは誰でしょうか・・・。という単純なことになります。集団塾の場合は学校と同じで今日の予定は何ページから何ページの範囲で少し小テストを混ぜようかなんてイメージをします。ですから進行係は講師の先生ということです。その点個別指導は主役は「生徒」です。今日は何ページから何ページなんて考えることもできない。大まかに今日の授業は範囲は此処までしますと言ってみてもできない場合もあればそれ以上できる場合もあります。つまり講師の先生をリードしていくのは「生徒の皆さん」なのです。ここが根本的に集団塾と個別との違いであります。

 三年生になってもYさんは岐阜新聞テストでは圏外でした。しかし、テストの分析をしてノートを徹底的に自分流に手直しし「Yノート」として書き留めたのです。これで効率はスピードアップと同時に理解度の回復力が300%位UPしました。通常テスト前には参考書を見る方が圧倒的に多いですが彼女は岐阜新聞テストの前でも自分のノートを見るだけでした。そして年4回のテストの順位も次第に回復しボーダーラインまで到達しました。しかし、ボーダーはボーダーです。夏から全国の入試の過去問題を徹底的にやりました。結果見事に『合格』したのです。

 彼女は岐阜高校に入り写真部に在籍し少し前衛的な写真を撮っていました。大学は早稲田大学に入りましたが思い出深い女生徒でした。一時期夏に帰って後輩たちの指導もしてくれたのですがその後音沙汰はありません。元気にしているでしょうか。
 この時期たくさんの生徒が帰ってきます。そして顔を見せてくれるのです。講師の方もご結婚してお子様まで見えて一緒に来てくれたりします。これが私が塾を開いてよかったと思う時です。人の心はお金では動きません。仮にそういう方がいても本当の心の触れ合いはありません。ですがお互いに凌ぎを削ったものはあうんの呼吸でわかるのです。それが戦友なのです。この夏多くの卒業生に会えると嬉しいですね。

 そんなことで今日はYさんが岐阜高校を諦めた二年生の夏休みの前に入塾して再度チャレンジの結果見事に岐阜高校に入ったことを事例とともにお話しました。
 私はブログといいますかどちらかといいますとコラムなのですが多くの業者の方からのお話も頂きます。そしてお互い悩みは傷となってしこりを作っているのですがそれぞれ助け合ってもつれた糸を解きながら頑張っています。

 以前そういう問題の中で、自習室を一番奥の部屋にしていたことがあります。そうしますとだらだら話をしたり傷の舐め合いをしたりでだらしがないのでど真ん中に持ってきています(芥見)。そうすることで解消し自分のペースで勉強ができているようです。ある同業者の方の意見をもらいました。

 兎に角、この夏自分の殻を破りましょう。自分の壁を越えていきましょう。そのあなたの壁になっているのは何だと思いますか?一つ一つの積み上げる努力と結局は「ノート作り」につきます。壁を越えましょう。苦手から逃げないようにしましょう。そして苦手は神様が自分にくれたご褒美だと考えましょう。何故ならそこを解決すれば点数は飛躍的に伸びるからです。
 
 まだまだ講習生の受付は始まったばかりです。無料体験をして明光義塾長良教室&芥見教室のスタイルを体感してください。お待ちしています。

<今日の言葉>
『ねむるなら目をつぶりなさい。考えるなら目を開けなさい。目をつぶって考える中身は大概くだらない。決断に向かって思考するとき、目は必ず見ひかれて輝いている』
                           むのたけじ「たいまつ」


<今週のYouTube>
森田童子の『君は変わっちゃったネ』を選びました。

https://www.youtube.com/watch?v=I79mMEai8H4

夏期講習受付中!
講習にも使える無料券プレゼント(90分×2回)
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<詳細>
http://mm-homepage.com/dozan/

長良教室 058-210-1730
芥見教室 058-244-0170 

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