★入試直前講習
先週の日曜日に続き今週の日曜日も中学3年生の直前講習をしています。午後1時から夜の10時近くまで夜食もちで実施しています。この講座はもう10年以上も前から実施している長良教室&芥見教室のオリジナル講座です。ですから他の明光の教室にはそれなりのものはあるとは思いますが全く関係のない私どもの講座になっています。ロングランですからかなり疲労が続きますが勉強とはこういうものだという事がなにがしか分かる様な気が気がするようです。後日卒業生が教室を訪ねてくれた時にはこの話が必ず出てきます。かなりきつかったようですがこちらもきついです。2月は休みは2日しかありません。しかし、ゴールは目の前ですので精一杯やるしかないです。そこには未来という春の園があります。
さて、今日は個別指導と家庭教師についてお話をしていこうと思います。なぜこういう組み合わせの話なのかと言いますといずれも対面式という共通点があるのです。実はこのタイトルを出したのは如何に個別指導塾が家庭教師的であるかという事です。明光義塾は元々は佐々木塾として東京で始めたのは60年前と聞いていますがその後集団から個別へと移行していく塾が増え今では個別の方が集団より多くなっているような状況になっています。個別指導と言ってもたくさんありますし、集団塾の個別指導もあります。経営的に言えば集団の方が楽ですし儲けもいいでしょう。個別は講師が多く入りますから固定費が高くつきます。しかし、個別が多く出来ましたので落ちこぼれが出てくるのです。今までは生徒の数も多かったですが少子化の煽りを受けて子供の数は少なくなる。一人でも多く確保しておきたいわけですから落ちこぼれた子を救済する意味で作られています。一方個別指導は対面式です。私どもは1:2人から3人にしていますが1:1や1:2の方が多く見てくれるからいいでしょう?あるいは90分を45分で1科目、つまり90分で2科目という風にしている塾もあります。数を多くやるという考え方です。反面家庭教師には1:1ですから5科目しますよ。なんでもいらっしゃいという感じです。しかし考えてください。
「あなたが個別指導を選択する基準は何ですか?」
これが究極の答えなのです。勿論お金の話もあるでしょう。
しかし、
「塾に何を求めているのですか?」
「成績をあげるために行っているのではないですか?」
では安くて科目数がたくさん見てくれるというのを売り物にしている塾はそれでいいのではないでしょうか。結果は分からないのですから。それが特徴な塾ですから仕方がないです。
私が言っている個別指導塾はどういうものか、明光義塾の個別指導塾はどういうものかと言いますと基本的に考え方が違うのです。例えば1:2で90分授業であれば一人は45分になります。3人ですと30分になりますが人数の数ではないのです。明光義塾は「教えない塾」です。だから1:3を基準にしているのです。ではなぜ教えないのか・・・、ということになりますが単に問題が分かるという事から出来るまでやる。「考える力」をつけることなのです。これが明光義塾の柱であります「自立学習」なのです。社会に出て自立できる人を作るために今からそういうことを考えることが大事なのです。ですから明光義塾は単に教える塾ではなく「考えさせる塾」という事になります。今の生徒はすぐ答えを求めたります。板書に書いたものを写すだけでは何の意味もありません。カラフルなボールペンを使用して何色も使っている子も見えます。それが何の意味があるでしょうか。教材はたくさん買い込み何処かに宝物がないかと探すようなことをしても何もありません。自分で考えるしかないのです。よしんば難解な問題を講師の先生や学校の先生に見せたとしたら説明はしてくれるでしょう。そしてあなたも理解はするでしょう。問題は此処からなのです。この問題から類似問題をどのようにしていくか。「分かる」を「出来るまで」という標語はそこにあるのです。ですから教えたら駄目なんです。1:3より1:2の方が教えてくれる時間が長いから成績は伸びるというのは真逆になります。最近の塾は宿題は自分で〇付け、授業中も自分で〇付け、或いは隣の子とノートを好感して〇付け・・・。何の意味があるのでしょうか。意味が分からず答えを写して〇付けをし間違ったら答えを書くそれが塾の仕事でしょうか。そういう塾も確かにありますがいくら生成AIの時代だといって半導体不足で株価は34年ぶりに最高値を付けたという事実も満更将来講師はAIという事になるかもしれません。だから個別指導は「考える塾」という事になります。もしも1:1に近い方がいいというのならばそれはもう家庭教師と比較した方がいいです。オンラインにしても同様です。勉強は基本1人でやるものです。塾になど行かなくても構いません。しっかり考えて自分で理解を深めていけばいいのです。仮に分からないところがあれば学校の先生に聞けばいいです。それが自立学習なのです。90分で理解が出来ないことが45分で理解することは不可能に近いです。塾は科目数ではなく如何に人間として考える力をつけるかという事なのです。
所詮勉強は孤独なものです。出来ない問題が出来た時の感動は忘れることはできないです。例えそれが講師の方に教えてもらったとしても、学校の先生に教えてもらったとしてもそういった感動は人生において大いに強みを発揮すると思います。個別指導は教えてもらうのではなく自分で考える塾です。半年後、1年後には恐ろしく成績は上がっている筈です。これが本当の「個別指導」なのです。
今日は国公立の二次試験です。雨の中大変ですが頑張っていきましょう。今まで頑張ったのですからきっといい結果が出るはずです。そして自分で苦労した勉強を次の世代の生徒に伝えていきましょう。合格を願っています。
<今日の言葉>
「仕事は人生の一部に過ぎない」
森鴎外
季節の中で 松山千春
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