岐阜/医大生が指導する明光義塾長良教室&芥見教室

医大生が個別指導する全国でも珍しい塾が明光義塾長良地区、芥見地区に登場。山県市、美濃市、関市からも通塾されています

★通信簿の謎

2016年09月25日 19時40分21秒 | 受験

 ★観点評価

 学校も後半に入りました。しかし、二期制の場合は前期末、三期制の場合は1学期末で通信簿を学校からもらってきたはずであります。
点数はかなり良かったけども通信簿は悪かった。学習態度は特別悪くはないがどうしてだろうか・・・。自分よりも悪い人が通信簿の5段階評価がいいのは納得がいかない・・・。多分にあの先生は個人的な主観がかなりあって好き嫌いが激しいから差別しているんだと自分で自分を慰めてはいませんでしょうか・・・。

 凡そ通信簿は相対評価と絶対評価に分かれますが今やほとんどが絶対評価になっていますが関心、意欲、態度、提出物、時事問題等への関心。理由や資料や動機を問う問題等一つ一つ分析していきますと全く通信簿ってどうやって評価しているのだろうかと考えてしまいます。

 ここで通信簿の付け方の前に絶対評価と相対評価についてワンダートレンドの記事から引用してみます。

http://wonder-trend.com/archives/3305.html

 このようになっています。
 この記事を読んだ後にAll About の記事で『そうだったのか、中学校の通知表の成績はこう決まる「高校受験」
http://allabout.co.jp/gm/gc/66170/

 お分かりでしょうか。このように評価はなっているようです。ですから主観的なことも無いとは言い切れない処もあるかもしれませんが何といっても学校間の格差が問題になって来るわけです。そうしますと勉強のいい学校弱い学校と云うことでランクが付けられてきます。ですから例えば家を購入する場合あの学校の校区は生徒数が少ないからダメだ。逆に生徒数が多くてうるさくて適わないからダメだ。またあの学校は学級崩壊寸前の噂を聞いたから土地を買って家を建てるのは違うところにしようか・・・。ってことはザラにあるわけです。

 当然大学を目指すのであればのんびりした学校より競争が厳しい面倒見のいい学校が選択されて当たり前になります。そのために考えられたのが絶対評価と云う通信簿になります。

 しかしながら受験生の場合は実態はそうではありません。此処からは私の主観がかなり入りますので正しいことか間違っているのかはわかりませんがただ云えることは岐阜県の高校入試は内申点と入試の配点で決まります。普通科や単位制の学校は3:7で商業、工業の職業科は5:5にほぼなっています。そうしますと仮に普通科に行くとすれば今や伝説的ではありますが特色化選抜があった頃5:5の時がありました。どうしても岐阜高校に行きたい。しかし、岐阜新聞テストでどうしても400点が取れないという生徒がいました。今は国立看護に行っていますが当時どうしても取れないお姉さんの仇を獲ると云って頑張っていましたが結局第3回の岐阜新聞テストまでは取れませんでしたがお姉さんは岐阜北高校から名大と云うコースでしたが兎に角彼女は岐阜高校を目指したいということで頑張ったのですが4回目の岐阜新聞テストでは400点は越えました。しかし、現在ではこの点数ではかなり無理であります。今回の第1回岐阜新聞テストの岐阜高校の平均点は450点ほどで岐阜北高校は405点位であったと思います。これは平均点の話でボーダーラインの話ではありません。

 そこで彼女は勝負に出ました。内申点と入試は5:5であるならば内申点は自信があるから受けますと云って受けました。そして見事合格したのです。大学に入って第一志望校が筑波大学でしたが1点に泣き結局国立看護にしたわけですが帰ってきて後輩に指導している時にはそんな話を良くしていたものです。
 
 これは相対評価の欠点と云いますか見通しがかなり曖昧な時代のことです。今は中間、期末テストよりも実力テスト重視になっています。ですから期末テストは推薦ぐらいにしか評価はされません。中学3年生の場合は9月の実力テストが非常に大事です。もうほとんど終わったと思いますがこれは各学校が統一化していますのでかなり具体的に評価は正しくされます。「頑張らないと危ないぞ」とか「もう少し頑張ればなあ」とか言っていただければそれはOKの合図です。しかし、「ダメダメ」「そこは無理だから私立高校の単願で・・・」なんて言われますとかなり迷ってきます。私立高校の単願についてはよくできる生徒+遅れている生徒が何人か引き連れてと云うことになります。これは毎年お宅の学校からは何名くださいって話ができている訳です。昔、平常のテストで400点ある女子にU高校に単願で行かないかなんて話が合ってお母さんはかなり憤慨していましたが当たり前のことです。そのお兄さんは名大に進んだのですから怒るのも無理ないことであります。

 そこで一番大事なことは実力テストだということを知ってください。そしてそれは中学3年生だけでなく中学1年生、2年生の実力テストもかなり参考にされています。つまり進捗状況はどうなっているのかと云うことであります。

 ですから評価が5:5の時代と3:7の現在の時代ではかなりな差が出てまいりますが、ここでどうしても触れておきたいことがあります。
 それは少し話が横道に外れますがお隣の美濃学区は今はかなりハイスピードで成績がUPしています。どうしてでしょうか・・・。美濃学区と云いますと関高校がありますし名門高校であります。私どもでも一橋大学や大阪大学に入学した人を輩出しました。しかし、現在は少し関心のある方はお分かりかと思いますが今年、昨年と関高校は定員割れになっています。武義高校は今年は定員割れでした。

 そして驚く事実があります。数年前までは岐阜新聞テストでは岐阜学区は平均点は現在でもそうですが県平均よりも10点ほど高いです。反面美濃学区は県平均よりも10点ほど低くなっていたのです。しかし関高校が定員割れと同時に美濃学区の成績がドンドン上昇し県の平均点まで上昇しているのです。今まで中学まで非常にスポーツが熱心でしたが今やそれどころではなくなっているのです。これはみんな隣接学区に行けるわけですので岐阜学区に来ているわけです。従って岐阜学区においては非常にボーダーラインが高くなってきていると思います。特に今年は長良高校は高校野球で決勝戦まで残りましたから応募者はかなり多くなってくると思います。

 そんな中で関の方がどんどん入塾されていますが非常にレベルの高い方が見えています。先日の志望校判定模試でも特待生の資格を確保された生徒さんも見えました。そんなことで皆さん岐阜学区に挑戦と云う構図が出来上がっています。
 今年各務原西高校には届かないし各務原は楽に行けるという方が関高校を受験しましたが見事に合格しました。そういう事例は今の美濃学区の状況を非常によく表現しているかと思います。

 一方私立高校におきましても色々仕掛けをしてきています。10月度は私立高校の説明会が目白押しです。ただここで言えることは今まで一律でしたが試験日はガチンコで同日でなく避けていることです。これはどういう意味を持つのでしょうか。そのことについては次週詳しくご説明したいと思います。
 不安定なお天気が続いています。体に気を付けて頑張ってください。みんなきついのですから。そしていつかこの日のことを思い出す時が来ると思います。

<今日の言葉>
『人間の苦しみや悲しみで、人間の戦い得ないものはないのだ』
                       椎名 鱗三


<今週のYouTube>
田省吾の『君と歩いた道』を選びました。
https://www.youtube.com/watch?v=7lr-7GGzSH4

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<詳細>
http://mm-homepage.com/dozan/

長良教室 058-210-1730
芥見教室 058-244-0170


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