通りすがりの書店の 須賀敦子没後20年 と ポップの張ってあるコーナーに立ち止った。
『神曲 地獄篇 (第一歌~第十七歌)』を手に取って、うーんとうなり(≒読めないだろうなあ≒ついていけないだろうなあ、とたじろぎ)なぜか、近くにあった「すごいトシヨリBOOK トシをとると楽しみがふえる」の方を購入した。
「すごいトシヨリBOOK トシをとると楽しみがふえる」 池内紀著 毎日新聞出版 2017
確かに、読めそうでついていけそうな本だったのだが 第一印象は
この題と 「はじめての八十歳」と あなたはどちらが より印象深いですか?とかなんとか 周りの人に聞いてみたい。
そんな気持ちになったのだった。
さて、池内紀さん。
ほんのいちにさん冊読んだだけで言うのもなんだけど 非常に興味深い人です。
筋向いのご町内辺りにもし池内紀さんが住んでいたら、散歩や買い物のついでなんかに挨拶したいものだ。年に一回とか二回とか、その挨拶が広がって 何か短い会話をしたいものだ。
そんな妄想を抱かせる池内さんの 七十歳を超えてその先の、トシのとり方の工夫が詰まっている本です。とてもリリカル。リリカル?どんな読み取り方をしているんだ?と呆れられるでしょうか。。。