■2014年8月6日付の毎日新聞により、“八ッ場ダム関連代替地整備工事”に、大同特殊鋼渋川工場由来の有害スラグが大量に不法投棄されていることが報道されました。この有害スラグは(株)佐藤建設工業が大同特殊鋼より独占的に引き受け、本来スラグが入ってはいけないはずの盛り土材・上層路盤材など、その販売する全ての建設資材に詐欺的手法により混合され、あるいは100%スラグのままで、工事現場に平然と投棄されていました。特に許せないのは、八ッ場ダムの建設に伴い、苦渋の決断により移転を余儀なくされた住民のかたがたの移転代替地にさえも容赦なく無慈悲に有毒物を不法投棄したことです。(株)佐藤建設工業は、八ッ場地区の移転住民の神聖な土地を踏み台にして、スラグの不法投棄により巨万の富を手にしたのです。このテーマについて3回に分けて特集でお伝えします。
↑今回の調査場所はこちらです。(出典:国土交通省)↑
■2017年8月国土交通省より、「ダムの移転代替地工事の時に建てられた現場事務所(長野原町川原湯)の跡地の土壌から、環境基準の約10倍のフッ素が見つかった」と発表されました。この土壌汚染現場の土壌撤去の様子が“八ッ場あしたの会 ”に掲載されました。あしたの会様、転記をお許しください。では、さっそく見ていきましょう。
https://twitter.com/yambatomorrow
※なお、この現場に係る朝日新聞の報道はこちらをご覧ください↓↓
○2017年8月6日:【報道】大同有毒スラグを斬る!…スラグが土壌汚染を誘発、他の場所はどうなる?↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2375.html#readmore
↑八ッ場あしたの会のツイッターに掲載された現場写真。トンネルを抜けるとスラグ不法投棄現場だった!(株)佐藤建設工業の工事現場事務所の跡地なのだろうか?↑
↑水没住民が移転した川原湯地区の代替地では、(株)大同特殊鋼の有害スラグの撤去作業が行われている。スラグはすでに撤去してある筈だったが、調査したところ、スラグが投棄してあった土壌から環境基準の10倍のフッ素が検出されたため、改めて土壌撤去作業が行われることになった。スラグは雨水により土壌を汚染する、水により汚染を引き起こすので、必然的に地下水汚染のおそれがある。↑
※八ッ場あしたの会のツイッターには動画も掲載されています↓↓
https://youtu.be/L3eVEcM2gdo
■当会でも、大同スラグに汚染された土壌撤去作業を確認すべく、大同有害スラグ不法投棄特別調査チーム“リットン調査団”を現地に派遣しました
*****リットン調査団の報告*****
徘徊老人チーム“リットン調査団”集合(^^)/
団長Aの訓示:本日は久しぶりに八ッ場ダム関連の代替地に調査依頼じゃ!
団員C:団員Bさんは、ダム工事で移転を余儀なくされた皆さんの気持ちを察すると調査に行きたくない・・・と駄々をこねて、焼きまんじゅうを食べに行ってしまいました。
団員D:糖尿病まっしぐらだね。不幸なのはスラグを不法投棄されているのに泣き寝入りすることじゃ。その気になれば、住宅をズラしてスラグを撤去することぐらい国土交通省には朝飯前だ。費用は原因者の(株)佐藤建設工業に支払わせればよいのだからね。
↑現場到着!写真左奥がトンネルとなっています。“あぶないから はいってはいけません”と書いてある。農道だろうが、代替地だろうが、有害スラグを情け容赦なく投棄した(株)佐藤建設工業とは異なり、“はい、現場内には入りません”と素直に言う事を聞く徘徊老人チームなのだ!↑
↑「工事についての問い合わせはこちらまで 大同特殊鋼株式会社」と現場入口に書いてありました。スラグに有害フッ素が基準値を超えて含まれているのを知りながら、群馬県中に投棄した輩に、土壌撤去工事を任せても良いのだろうか?なぜ、群馬県内の廃棄物の監督官庁である群馬県環境部局が撤去を行い、かかった費用を大同特殊鋼に負担させるやり方を取らないのだろうか?これでは、大同特殊鋼に有利なようにお手盛りで土壌撤去が進められてしまうおそれがある。そもそも大同特殊綱(株)が群馬県の指示により土壌分析調査をしたらしい。この調査の信頼性も疑わしいと群馬県民なら誰しも思ってしまうだろう。↑
◆国交省八ッ場ダム工事事務所
平成29年3月15日 大同特殊鋼(株)が群馬県の指示により、鉄鋼スラグ混合砕石が既に撤去された土地で土壌分析調査を行うこととなりましたのでお知らせします。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000668845.pdf
↑回り込んで、フェンスの上から、カメラを出してパシャリと撮影。1メートルくらい土が取り除かれている。ところどころに石が置いてあるが、この中にスラグはないのか?汚染土壌ではないのか?フッ素は目に見えるのか?大同特殊鋼によるお手盛り撤去を誰が信用するのか?↑
↑現場内に入れないので、安物デジタルカメラでズームアップ!小石がたくさん見えるがスラグではないのか?スラグと小石の見分けはつくのか?(株)佐藤建設工業や砕いた小石とスラグを混ぜていたので、見分けなどつかないのではないか!小石は全てスラグだと疑ってしまうのは、徘徊老人だけか!↑
※スラグと小石は見分けるのが大変難しいです。こちらをご覧ください↓↓
〇2015年12月09日 スラグって見分けがつくの?
http://blog.livedoor.jp/lytton_cyousadan/archives/395541.html
↑現場の片隅に置かれた石、この中に汚染土壌は含まれていないのか?石は汚染されないのか?↑
↑更にズームアップ。(株)佐藤建設工業の建設資材は赤い石が混じっていた。まだまだスラグが撤去しきれていないのではないか?石にサビが浮いているようにも見える?また気泡のように穴が開いた石も見える?とにかく投棄した張本人の大同特殊鋼によるお手盛り撤去作業なので、全てが疑わしく見える?↑
↑撤去作業を担当した業者の建設機械。↑
↑この建設業者も大同特殊鋼渋川工場子飼いの“スラグの利活用”にたけた業者であるらしい。スラグに群がり利益をむさぼる輩であるのだろうか?↑
*****その2に続く*****
■久方ぶりの八ッ場地区調査をご覧いただきました。本体工事が急ピッチで進む八ッ場ダムですが、これまでの工事の進捗状況を見てみましょう。
八ッ場ダム本体建設工事は、2014年1月8日に入札公告を行い、同年8月4日に入札を締め切り3社が応札しました。そして同年8月6日に開札し、8月7日に落札者として、「八ッ場ダム本体建設工事清水・鉄建・IHI異工種建設工事共同企業体」が入札価格34,250,000,000円(税抜き)で決定しました。次点は同額で「大成・安藤・間・佐藤鉄工異工種建設工事共同企業体」、3位が「前田・株木・丸島異工種建設工事共同企業体」で37,118,800,000でした。
その後、工事請負契約が同年8月20日に締結され、2015年2月7日に起工式が行われました。工事そのものは、2015年1月から本体掘削工事が始まりましたが、八ッ場ダムの本体工事現場は地質が悪く、基礎岩盤の掘削量が増加したことなどにより、当初の想定より掘削工事が遅れ、その結果、本体コンクリートの打設工事開始が予定より2か月程度遅れ、2016年6月14日になりました。その後、1年余りが経過した2017年7月末現在のコンクリート打設は、堤体高さ116mの3割を超えた状態にあります。この間、2017年3月4日にダムの「定礎式」が行われました。
今後、現在の工事請負契約では、2018年10月1日までの工期約50か月となっていますが、これは、国庫債務負担行為の上限5年によるもので、2018年10月1日以降は随意契約を結んで工事が続けられるものとみられ、八ッ場ダム基本計画の工期は2020年3月末までの完成を目指しているようです。
このように巨額の公金を無用なダム建設に投入している世紀のムダ事業ですが、これがまかり通るのが群馬県という特殊な政治風土のなせる技とでもいえるでしょう。
とりわけ、八ッ場ダム工事にかこつけて、現場に近い渋川市にある大同特殊鋼から排出される産廃である鉄鋼スラグが大量に搬入され、あちこちに埋め込まれてしまいました。極めつけはダム建設により移転を余儀なくされた地元住民の皆さんの代替予定地にも有毒スラグがたっぷりと埋め込まれていたことです。
■調査レポートに登場する、スラグにより汚染された土壌を撤去する作業を担当するこの建設業者については、当会に匿名で告発情報がもたらされています、その情報によると大同特殊鋼渋川工場の有害スラグを一番多く使用しスラグの利活用にたけた建設業者として、写真の業者の名前があげられていました。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ特別調査チーム・特集その2に続く】
※参考資料「毎日新聞 八ッ場ダム関連・大同スラグ不法投棄報道」
○2014年8月6日:留まることを知らない大同有毒スラグの県土汚染の実態・・・急がれる不法投棄の場所と量の把握↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1359.html#readmore
↑今回の調査場所はこちらです。(出典:国土交通省)↑
■2017年8月国土交通省より、「ダムの移転代替地工事の時に建てられた現場事務所(長野原町川原湯)の跡地の土壌から、環境基準の約10倍のフッ素が見つかった」と発表されました。この土壌汚染現場の土壌撤去の様子が“八ッ場あしたの会 ”に掲載されました。あしたの会様、転記をお許しください。では、さっそく見ていきましょう。
https://twitter.com/yambatomorrow
※なお、この現場に係る朝日新聞の報道はこちらをご覧ください↓↓
○2017年8月6日:【報道】大同有毒スラグを斬る!…スラグが土壌汚染を誘発、他の場所はどうなる?↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2375.html#readmore
↑八ッ場あしたの会のツイッターに掲載された現場写真。トンネルを抜けるとスラグ不法投棄現場だった!(株)佐藤建設工業の工事現場事務所の跡地なのだろうか?↑
↑水没住民が移転した川原湯地区の代替地では、(株)大同特殊鋼の有害スラグの撤去作業が行われている。スラグはすでに撤去してある筈だったが、調査したところ、スラグが投棄してあった土壌から環境基準の10倍のフッ素が検出されたため、改めて土壌撤去作業が行われることになった。スラグは雨水により土壌を汚染する、水により汚染を引き起こすので、必然的に地下水汚染のおそれがある。↑
※八ッ場あしたの会のツイッターには動画も掲載されています↓↓
https://youtu.be/L3eVEcM2gdo
■当会でも、大同スラグに汚染された土壌撤去作業を確認すべく、大同有害スラグ不法投棄特別調査チーム“リットン調査団”を現地に派遣しました
*****リットン調査団の報告*****
徘徊老人チーム“リットン調査団”集合(^^)/
団長Aの訓示:本日は久しぶりに八ッ場ダム関連の代替地に調査依頼じゃ!
団員C:団員Bさんは、ダム工事で移転を余儀なくされた皆さんの気持ちを察すると調査に行きたくない・・・と駄々をこねて、焼きまんじゅうを食べに行ってしまいました。
団員D:糖尿病まっしぐらだね。不幸なのはスラグを不法投棄されているのに泣き寝入りすることじゃ。その気になれば、住宅をズラしてスラグを撤去することぐらい国土交通省には朝飯前だ。費用は原因者の(株)佐藤建設工業に支払わせればよいのだからね。
↑現場到着!写真左奥がトンネルとなっています。“あぶないから はいってはいけません”と書いてある。農道だろうが、代替地だろうが、有害スラグを情け容赦なく投棄した(株)佐藤建設工業とは異なり、“はい、現場内には入りません”と素直に言う事を聞く徘徊老人チームなのだ!↑
↑「工事についての問い合わせはこちらまで 大同特殊鋼株式会社」と現場入口に書いてありました。スラグに有害フッ素が基準値を超えて含まれているのを知りながら、群馬県中に投棄した輩に、土壌撤去工事を任せても良いのだろうか?なぜ、群馬県内の廃棄物の監督官庁である群馬県環境部局が撤去を行い、かかった費用を大同特殊鋼に負担させるやり方を取らないのだろうか?これでは、大同特殊鋼に有利なようにお手盛りで土壌撤去が進められてしまうおそれがある。そもそも大同特殊綱(株)が群馬県の指示により土壌分析調査をしたらしい。この調査の信頼性も疑わしいと群馬県民なら誰しも思ってしまうだろう。↑
◆国交省八ッ場ダム工事事務所
平成29年3月15日 大同特殊鋼(株)が群馬県の指示により、鉄鋼スラグ混合砕石が既に撤去された土地で土壌分析調査を行うこととなりましたのでお知らせします。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000668845.pdf
↑回り込んで、フェンスの上から、カメラを出してパシャリと撮影。1メートルくらい土が取り除かれている。ところどころに石が置いてあるが、この中にスラグはないのか?汚染土壌ではないのか?フッ素は目に見えるのか?大同特殊鋼によるお手盛り撤去を誰が信用するのか?↑
↑現場内に入れないので、安物デジタルカメラでズームアップ!小石がたくさん見えるがスラグではないのか?スラグと小石の見分けはつくのか?(株)佐藤建設工業や砕いた小石とスラグを混ぜていたので、見分けなどつかないのではないか!小石は全てスラグだと疑ってしまうのは、徘徊老人だけか!↑
※スラグと小石は見分けるのが大変難しいです。こちらをご覧ください↓↓
〇2015年12月09日 スラグって見分けがつくの?
http://blog.livedoor.jp/lytton_cyousadan/archives/395541.html
↑現場の片隅に置かれた石、この中に汚染土壌は含まれていないのか?石は汚染されないのか?↑
↑更にズームアップ。(株)佐藤建設工業の建設資材は赤い石が混じっていた。まだまだスラグが撤去しきれていないのではないか?石にサビが浮いているようにも見える?また気泡のように穴が開いた石も見える?とにかく投棄した張本人の大同特殊鋼によるお手盛り撤去作業なので、全てが疑わしく見える?↑
↑撤去作業を担当した業者の建設機械。↑
↑この建設業者も大同特殊鋼渋川工場子飼いの“スラグの利活用”にたけた業者であるらしい。スラグに群がり利益をむさぼる輩であるのだろうか?↑
*****その2に続く*****
■久方ぶりの八ッ場地区調査をご覧いただきました。本体工事が急ピッチで進む八ッ場ダムですが、これまでの工事の進捗状況を見てみましょう。
八ッ場ダム本体建設工事は、2014年1月8日に入札公告を行い、同年8月4日に入札を締め切り3社が応札しました。そして同年8月6日に開札し、8月7日に落札者として、「八ッ場ダム本体建設工事清水・鉄建・IHI異工種建設工事共同企業体」が入札価格34,250,000,000円(税抜き)で決定しました。次点は同額で「大成・安藤・間・佐藤鉄工異工種建設工事共同企業体」、3位が「前田・株木・丸島異工種建設工事共同企業体」で37,118,800,000でした。
その後、工事請負契約が同年8月20日に締結され、2015年2月7日に起工式が行われました。工事そのものは、2015年1月から本体掘削工事が始まりましたが、八ッ場ダムの本体工事現場は地質が悪く、基礎岩盤の掘削量が増加したことなどにより、当初の想定より掘削工事が遅れ、その結果、本体コンクリートの打設工事開始が予定より2か月程度遅れ、2016年6月14日になりました。その後、1年余りが経過した2017年7月末現在のコンクリート打設は、堤体高さ116mの3割を超えた状態にあります。この間、2017年3月4日にダムの「定礎式」が行われました。
今後、現在の工事請負契約では、2018年10月1日までの工期約50か月となっていますが、これは、国庫債務負担行為の上限5年によるもので、2018年10月1日以降は随意契約を結んで工事が続けられるものとみられ、八ッ場ダム基本計画の工期は2020年3月末までの完成を目指しているようです。
このように巨額の公金を無用なダム建設に投入している世紀のムダ事業ですが、これがまかり通るのが群馬県という特殊な政治風土のなせる技とでもいえるでしょう。
とりわけ、八ッ場ダム工事にかこつけて、現場に近い渋川市にある大同特殊鋼から排出される産廃である鉄鋼スラグが大量に搬入され、あちこちに埋め込まれてしまいました。極めつけはダム建設により移転を余儀なくされた地元住民の皆さんの代替予定地にも有毒スラグがたっぷりと埋め込まれていたことです。
■調査レポートに登場する、スラグにより汚染された土壌を撤去する作業を担当するこの建設業者については、当会に匿名で告発情報がもたらされています、その情報によると大同特殊鋼渋川工場の有害スラグを一番多く使用しスラグの利活用にたけた建設業者として、写真の業者の名前があげられていました。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ特別調査チーム・特集その2に続く】
※参考資料「毎日新聞 八ッ場ダム関連・大同スラグ不法投棄報道」
○2014年8月6日:留まることを知らない大同有毒スラグの県土汚染の実態・・・急がれる不法投棄の場所と量の把握↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1359.html#readmore