■大同特殊鋼渋川工場から逆有償で仕入れた有毒スラグに天然砕石を混ぜて佐藤建設工業が販売した危険スラグ入り建設資材が、群馬県内のあちこちの施工現場に投棄されています。それらの施工現場の多くに共通するのは、危険スラグが次第に膨張し始めて、内部から破壊が進行している実態です。このことは、市民オンブズマン群馬の誇る特別プロジェクトチーム「リットン調査団」の粘り強い調査で徐々に明らかにされてきているのです。
工事の完成時には何ともないように見えても、この危険スラグは、まるで時限爆弾のように、ある程度年月が経つにつれて膨張し、この危険スラグを使用した構造物に亀裂が表れ始めるのです。
大同特殊鋼・佐藤建設工業の極悪コンビは、建設工事の瑕疵担保期間さえクリアすれば、後は亀裂が入ろうが、壊れようが、責任がないから関係ない、とでも思っていたのでしょう。そこには良い製品をお届けするという、モノづくり日本が大切にしていた誇りある理念など微塵も感じられません。
■さて、今回調査したのは渋川市四ツ角信号付近です。
場所はこちらです。↓
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■調査の詳しい様子は下の青いローマ字をマウスでクリックしてください。
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http://blog.livedoor.jp/lytton_cyousadan/archives/680872.html
ところで、渋川市はホームページで、四ツ角周辺土地区画整理事業について次の記事を掲載し公表しています。
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/keikaku/kukakuseiri/p001594.html
この記事に基いて、この事業の経過等を見てみましょう。
○平成16年5月28日
第11次仮換地指定(指定率:100パーセント)
○平成22年12月
変更事業計画の決定(第4回)
○平成24年3月
変更事業計画の決定(第5回)
○平成26年度末
建物移転等完了 進捗率:100パーセント
全体事業費ベース進捗率:97.0パーセント
以上のように、平成16年に仮換地指定(指定率:100パーセント)となっていることから、今回取り上げた道路工事は次の平成22年~平成26年末、とくに平成24年変更事業計画の決定(第5回)あたりが道路工事のピークであったと見受けられます。
平成22年から平成26年といえば、あのブラック佐藤建設工業が有害スラグを、販売する全ての建設資材に混入させ、この世の春を謳歌した時節です。その後は、まさに“驕る平家は久しからず”の諺どおりになるかと思いきや、なぜかようやく平成27年9月7日になって、群馬県が県警に告発したので、これからは「久しからず」の段階に入るのかもしれません。しかし、予断は許されません。
それはさておき、この現場におけるアスファルト亀裂の原因は、危険スラグの膨張に起因している可能性が大変高いと言えます。
■大同特殊鋼のスラグは、産業廃棄物の適正処理に関する指導監督権限を有する群馬県が、産業廃棄物に認定しています。不法投棄された産業廃棄物はどう処理しなければならないのでしょうか?それは次の大原則によるからです。
不法投棄された産業廃棄物・スラグは撤去する。
これより他に対策はありません。なぜなら今回の有害スラグ不法投棄問題の解決方法として、この考え方以外に、住民は受け入れることはできないからです。そこには毒の有る無しは関係ありません。
ではいったい誰が、不法投棄された危険スラグの撤去費用を負担するのでしょうか?まずは、建設工事を請け負った建設会社が負担すべきではないでしょうか?
不良建設資材を購入し、工事を安く仕上げることができたのですから、当然と言えます。その後、建設業者がスラグ販売者と話し合って費用負担の割合を協議して決定すればよいのではないでしょうか?
この決定方法に基づけば、多くの場合、佐藤建設工業が費用を負担することになるでしょう。
最後にもう一度、サンパイ対策の大原則を唱和しましょう!
不法投棄された産業廃棄物・スラグは撤去するしかありません!
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
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