市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

大同スラグ問題を斬る!・・・更に更に更に、そして更に崩壊が進む上武国道(その3)

2015-11-03 23:50:00 | スラグ不法投棄問題
■引き続き前橋渋川バイパス・半田信号付近の調査団のレポートを見ていきましょう。

*****リットン調査団の実況報告*****
 リットン調査団レポート、続けます(^^)/
 前回までに、アスファルトの亀裂の様子に続き、擁壁が反っている状況をレポートしましたが、この現場にはまだまだ怪しい雰囲気が・・・。


レポート(その1)でアスファルトに亀裂が入っている様子を報告しましたが、その現場の先にはブロックが積んであります。


ブロック積みですが、茶色く汚れていませんか?それにしても、アスファルトが“ドンブラコ~、どんぶらこ”っと、凸凹してます。柵のすぐ脇のアスファルトにご注目ください。隆起していますね。


更に先のブロックを見ていくと、サビ水が滲み出していました。ブロックが茶色く見えるのは、雨が降るたび大量のサビ水となって染み出しているからです。サビ水は、大量の有害スラグが不法投棄されている証なのです。ところで、このサビ水に有害物質は含まれていないのでしょうか?
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■半田その4改良工事の補強土壁からも大量のサビ水が噴き出しています。次のブログ記事を参照しながら、ちょっと振り返って見ましょう。
○2015年3月29日:大同有害スラグ問題を斬る!…不法投棄実行犯を刑事告発せよ!「追及第5弾」更に更に更に崩壊進む上武国道
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1567.html#readmore


今回レポートした半田信号の北側にある側道です。


雨が降ると、この垂直に切り立った補強土壁から大量のサビ水が噴き出します。それも何か所からも噴き出すのです。このサビ水にも大量の有害物質が含まれているかもしれません。

■以上3回に亘って、半田信号付近のレポートをご覧いただきました。

 この現場にも、大量の有害スラグが不法投棄されていると考えられます。全て、ブラック佐藤建設工業の有害スラグ不法投棄現場です。この半田信号は、大同特殊鋼渋川工場から車でほんの5分ほどの距離にあります。そのため、本来は遠くの箱島中央混合所に運ぶはずの有害スラグを、ブラック佐藤が大同様の指示を守らず、直接現場に不法投棄していたという目撃証言が、当会に多数寄せられています。こうしたサンパイの直接的な不法投棄を、取り締まりもせずに放置しておくことは、通常、あり得ないことです。

 国土交通省は、本来は天然石を使用させるべきところに、佐藤建設工業に騙され、有害スラグの不法投棄をされてしまった、いわば“被害者”なのでしょうか?そうであれば、被害者なら被害者らしく、有害スラグが公共事業のあちこちの現場の資材の中に混入されている事実を率直に認めなければなりません。そして、有害スラグの混入が疑われる盛り土の納入を直ちに止めさせ、原因者の費用で撤去を命じるべきです。

 ところが、その原因者に撤去を命じることもなく、新たな疑惑の盛り土の納入を許し、ブラック佐藤がスラグ運搬車を走らせているのを黙認し続けることは、被害者の取るべき態度とは通常言えません。“被害者”であることを自覚しないまま、ブラック企業を野放しし続けているとなれば、逆の立場、つまり“加害者”ということになります。

 その背景としては、八ッ場ダム工事等々の公共事業で培った、有害スラグによる偽装再生砕石が生み出す潤沢なスラグ資金による官業癒着の存在が透けて見えるのです。有害物質入りのスラグを扱っているうちに国土交通省にも毒が回り、正常な判断を狂わせ、住民に被害をおよぼす“加害者”となってしまったのではないでしょうか?となれば、国土交通省も有害スラグ不法投棄に加担していた立場にあると言えるのではないでしょうか?

 国土交通省は癒着により佐藤建設工業を庇い続け、住民の健康被害や将来の補修費を血税で賄うことを気にも留めないでいます。

 当会では、有害スラグに汚染された国土交通省から“きれいな群馬ちゃん”や“安全な群馬ちゃん”を取り戻すため、今後とも微力ながら活動を続けてまいります。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】

■上武国道(上武道路とも言う)の一部ともいうべき前橋渋川バイパスは、渋滞解消及び群馬県内の道路ネットワーク強化を目的として計画されました。また、同バイパスは、地域高規格道路である熊谷渋川連絡道路の一部区間でもあり、前橋市側では上武道路と接続します。この区間のみ上武道路と切り離す事により、上武道路の工区別の建設順序に関係無く1996年度に新規事業化されました。>
 まずは、終点寄り1.2km区間が、現道拡幅部だということで、2005年に逸早く開通しました。それ以外の区間(4.5km)については、用地買収の済んだ個所から文化財調査を経て随時着工されており、2010年3月20日に暫定2車線での開通となりました。

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