■当会の会員から、本日午後6時40分から放送されたNHKほっとぐんま640で、県道高渋バイパスの中央分離帯から鉛とヒ素が基準値を超えて検出された、というニュースが報じられていると、緊急連絡がありました。さっそく、ネットでNHK News Webを検索すると、既に記事として掲載されていたので、次のとおりご報告します。
**********群馬 NEWS WEB 前橋放送局「ほっとぐんま0640」2018年07月27日18時41分
バイパスの資材から鉛など検出
高崎市と榛東村を通る県道高崎渋川線バイパスの一部の区間の中央分離帯の建設資材から、法定基準を超える鉛などが検出されたことがわかり、県はこの区間の中央分離帯への立ち入りを禁止するとともに、建設資材を撤去することにしています。
鉛などが検出されたのは、県道高崎渋川線バイパスの中央分離帯で、平成24年6月に完成した高崎市の仲原交差点と榛東村の新蟹沢大橋付近の間のおよそ900メートルの区間です。
県によりますと、この区間の中央分離帯の建設資材からは、土壌汚染対策法が定めた基準値を超える鉛とヒ素が検出されたということです。
ことし2月、外部から「法定基準を超える鉛などを含む建設資材が使われている」という情報が寄せられ、県が現場で試料を採取して調べた結果、こうした事実がわかったということです。
県によりますと、鉛やヒ素は人が摂取するとおう吐や下痢などの症状を引き起こすということですが、
これまでのところ、周辺の住民などから健康被害の情報は入っていないということです。
県は、工事を受注した業者が搬入した土砂に基準値を超える鉛などが含まれていたとみて、原因や周辺の環境への影響を調べるとともに、
この区間の中央分離帯への立ち入りを禁止して、建設資材を撤去することにしています。
**********
■平成30年4月27日全線が開通した高崎渋川バイパスですが、平成26年までは、株式会社佐藤建設工業によって、大同特殊鋼由来の有害スラグが不法投棄されました。株式会社佐藤建設工業は、その販売した建設資材の全てに有害スラグを少しずつ混合し、高崎渋川バイパスを廃棄物の埋立処分場と化したのです。
なぜか群馬県県土整備部は株式会社佐藤建設工業の材料試験表が提出された現場を、環境分析調査していません。高崎渋川バイパスは文字通り「打てばホコリがでる」道路なのです。(株)佐藤建設工業が納めた建設資材の環境分析調査は実施されなければなりません。
そしてこの度、この「打てばホコリがでる」高崎渋川バイパスで、今度は鉛と砒素を含んだ建設資材が発見されたというのです。
■NHKのニュースの中でも「ことし2月、外部から『法定基準を超える鉛などを含む建設資材が使われている』という情報が寄せられ、県が現場で試料を採取して調べた結果、こうした事実がわかったということです」と報じられていますが、今年2月の外部情報というのは、何を隠そう、当会のことです。
当会では東邦亜鉛のスラグ問題については、昨年3月末に偶然ネットで岡田工務店のホームページに「K砕」という東邦亜鉛の非鉄スラグの呼称と同じ言葉を見つけ、詳しくアクセスしたところ、東邦亜鉛のスラグが大量に横流しされていることを知りました。
その直後の2017年4月7日に開催された東邦亜鉛安中製錬所の工場視察会で、この問題について質問したところ、1年ほど前までに少なくとも数年間、毎年1万トン前後の非鉄スラグを岡田工務店・岡田興業に引き取らせていたことが判明しました。
その後、当会の調査により、榛東村の民家で、雑草除けに都合がいいという触れ込みで、造園業者の勧めで、庭にまかれた土木資材が、実は東邦亜鉛由来の非鉄スラグだったことが分かり、不安になった住民の方が成分を調べるとものすごい量の鉛やヒ素が検出されたという情報を把握しました。
このため、さらにその付近を調べてみたところ、高渋バイパスにも東邦亜鉛のスラグが不法投棄されていることを知ったのです。当時からこれまでの経緯は次のブログを御覧下さい。
○2018年3月12日:安中カドミウム公害企業の面目躍如…県道に投棄された鉛含有スラグと東邦亜鉛の環境軽視の姿勢(その1)↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2587.html
○2018年3月13日:安中カドミウム公害企業の面目躍如…県道に投棄された鉛含有スラグと東邦亜鉛の環境軽視の姿勢(その2)↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2588.html
○2018年5月13日:2018年度安中緑の大地を守る会総会が開かれる↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2638.html
■さて「今年2月の外部情報」の顛末について次に記してみます。
当会では、今年2018年2月6日に次のメッセージを群馬県の県土整備部を含む関連部署にメールで伝えました。
*****送信メッセージ*****
From: masaru ogawa
日付: 2018年2月6日 13:09
件名: Re: (ご回答)東邦亜鉛安中製錬所由来の非鉄スラグの件につきまして
To: "gijutu-kikaku@pref.gunma.lg.jp"
Cc: haikirisaka@pref.gunma.lg.jp, 田所 一美01 , 梅澤 知良43 , 武井 幸雄07 , kura-m@pref.gunma.lg.jp
県土整備部建設企画課 御中
毎々お世話になります。
昨年 9月20日午後1時30分に御庁の職員の方々立会いの下に所定場所(高渋バイパス)で採取した東邦亜鉛安中製錬所由来と思しきスラグ様物質について、その後、東邦亜鉛安中製錬所に持ち込み、分析試験を依頼しましたが、同社の井出事務部長は「当社が排出したという証拠がないものを分析する義務はない」として当方の依頼を拒否しました。
その後、御庁をはじめ、廃棄物リサイクル課や、東邦亜鉛安中製錬所周辺の畑地の重金属汚染対策に携わる農政部技術支援課にも、このスラグ様物質の分析試験(有害物質の含有試験と振とう試験)を要請しましたが、遺憾なことに、すべての部署で応じていただけませんでした。
そこでやむなく、自己資金で分析試験を計量資格証明を有する事業者に委託したところ、この度、試験結果の送達を受けました。
予算の制限があるため、今回は鉛とヒ素しか試験していませんが、ご覧の通り、振とう試験結果はともかく、含有成分試験結果は、鉛、ヒ素ともに基準値を大幅に上回る数値が示されました。
さらに詳しいサンプリング検査及び分析が必要かもしれませんが、関連部署である廃棄物・リサイクル課や東邦亜鉛公害問題対策に係る農政部技術支援課などとタイアップしつつ、原因者である東邦亜鉛に対して、なぜこのような物質が県道に放棄されていたのか事実関係を報告させたうえで、しかるべき行政処分を速やかに課して下さるようよろしくお願い申し上げます。
以上、取り急ぎ、ご連絡まで。
群馬県安中市野殿980番地
小川
※添付:濃度計量証明書(県道25号線高崎渋川線中央分離帯残置スラグ状物質)PDF ⇒ 20180202zxvi25acuxoj.pdf
**********
また、2月7日には実際に県庁に赴いて、濃度計量証明書のハードコピーを渡し、善処を申し入れました。ところが、その際には、いずれの部署も歯切れの悪い回答に留まりました。その後も、複数回、県庁を訪れる度に、関係部署を尋ねて、早急な善処を申し入れてきましたが、いずれも不発に終わっていました。
■そのため、もうこれが最後と考えて、7月25日の正午ごろ、群馬県庁に赴く途中で高渋バイパスに立ち寄り、現場で写真を撮りました。昨年10月に試料を採取した場所に久しぶりに行ってみたところ、夏草が繁茂していましたが、相変わらず赤黒い東邦亜鉛特有の非鉄スラグがゴロゴロあるのが分かります。次の写真をご覧ください。
↑国道17号高前バイパスから北上。↑
↑蔓草が生えている現場。↑
↑スラグ投棄現場の中央分離帯。↑
↑ご覧のとおりスラグが至る所にゴロゴロ。↑
↑中央分離帯(渋川方向)。↑
↑中央分離帯(高崎方向)。↑
こうして、相変わらず鉛やヒ素を含んだ東邦亜鉛の非鉄スラグが放置されている状況を確認後、県庁の廃棄物リサイクル課を訪れて改めて善処を求めようとしました。
しかし、生憎、次長以上の職員は誰もいなかったため、一番手前にいた若手職員に対して「これまで再三にわたり高渋バイパスの中央分離帯に不法投棄されている東邦亜鉛の非鉄スラグについて、早急に東邦亜鉛に撤去させるなどの措置をとってもらいたい。このままさらに放置することは許されないので、当方としても住民訴訟を視野に入れて住民監査請求に踏み切る構えなので、上司にその旨伝えてほしい」と申し入れました。同職員は「必ず上司にその旨伝えます」と約束してくれました。
今回の突然の県土整備部の建設企画課の記者発表は、一昨日の廃棄物リサイクル課への申入れにより触発されたものかどうかは分かりませんが、記者クラブで記者発表があったようなので、かなり周到な準備を経てから公表に踏み切ったものと見られます。
■しかしニュースによれば、群馬県は原因者を特定せず、これから調査を継続して原因や周辺環境への影響を調べるとしています。県内で鉛やヒ素入りのスラグを作っているのは東邦亜鉛くらいです。ですから、これからさらに調査を続ける必要がそれほどあるとは思えません。
また、県は「この区間の中央分離帯への立ち入りを禁止して、建設資材を撤去することにしています」と述べています。これは東邦亜鉛を想定して言っているのか、あるいは公金で撤去することを示唆しているのかは、今のところ定かではありません。
気になるのは、これほど長いリードタイムを要したと言うことは、既に東邦亜鉛と行政の間で、なんらかの密談が交わされたのではないか、ということです。このことは、追ってその実態の様子が分かると思います。
【市民オンブズマン事務局からの報告】
※参考情報「群馬県道25号高崎渋川線 高崎渋川線バイパス(高崎市~渋川市)」
○当会が鉛・ヒ素入りスラグを県の立会で採取した場所は31:43の中央分離帯付近です。↓
https://www.youtube.com/watch?v=e-SynuxYYSc
**********群馬 NEWS WEB 前橋放送局「ほっとぐんま0640」2018年07月27日18時41分
バイパスの資材から鉛など検出
高崎市と榛東村を通る県道高崎渋川線バイパスの一部の区間の中央分離帯の建設資材から、法定基準を超える鉛などが検出されたことがわかり、県はこの区間の中央分離帯への立ち入りを禁止するとともに、建設資材を撤去することにしています。
鉛などが検出されたのは、県道高崎渋川線バイパスの中央分離帯で、平成24年6月に完成した高崎市の仲原交差点と榛東村の新蟹沢大橋付近の間のおよそ900メートルの区間です。
県によりますと、この区間の中央分離帯の建設資材からは、土壌汚染対策法が定めた基準値を超える鉛とヒ素が検出されたということです。
ことし2月、外部から「法定基準を超える鉛などを含む建設資材が使われている」という情報が寄せられ、県が現場で試料を採取して調べた結果、こうした事実がわかったということです。
県によりますと、鉛やヒ素は人が摂取するとおう吐や下痢などの症状を引き起こすということですが、
これまでのところ、周辺の住民などから健康被害の情報は入っていないということです。
県は、工事を受注した業者が搬入した土砂に基準値を超える鉛などが含まれていたとみて、原因や周辺の環境への影響を調べるとともに、
この区間の中央分離帯への立ち入りを禁止して、建設資材を撤去することにしています。
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■平成30年4月27日全線が開通した高崎渋川バイパスですが、平成26年までは、株式会社佐藤建設工業によって、大同特殊鋼由来の有害スラグが不法投棄されました。株式会社佐藤建設工業は、その販売した建設資材の全てに有害スラグを少しずつ混合し、高崎渋川バイパスを廃棄物の埋立処分場と化したのです。
なぜか群馬県県土整備部は株式会社佐藤建設工業の材料試験表が提出された現場を、環境分析調査していません。高崎渋川バイパスは文字通り「打てばホコリがでる」道路なのです。(株)佐藤建設工業が納めた建設資材の環境分析調査は実施されなければなりません。
そしてこの度、この「打てばホコリがでる」高崎渋川バイパスで、今度は鉛と砒素を含んだ建設資材が発見されたというのです。
■NHKのニュースの中でも「ことし2月、外部から『法定基準を超える鉛などを含む建設資材が使われている』という情報が寄せられ、県が現場で試料を採取して調べた結果、こうした事実がわかったということです」と報じられていますが、今年2月の外部情報というのは、何を隠そう、当会のことです。
当会では東邦亜鉛のスラグ問題については、昨年3月末に偶然ネットで岡田工務店のホームページに「K砕」という東邦亜鉛の非鉄スラグの呼称と同じ言葉を見つけ、詳しくアクセスしたところ、東邦亜鉛のスラグが大量に横流しされていることを知りました。
その直後の2017年4月7日に開催された東邦亜鉛安中製錬所の工場視察会で、この問題について質問したところ、1年ほど前までに少なくとも数年間、毎年1万トン前後の非鉄スラグを岡田工務店・岡田興業に引き取らせていたことが判明しました。
その後、当会の調査により、榛東村の民家で、雑草除けに都合がいいという触れ込みで、造園業者の勧めで、庭にまかれた土木資材が、実は東邦亜鉛由来の非鉄スラグだったことが分かり、不安になった住民の方が成分を調べるとものすごい量の鉛やヒ素が検出されたという情報を把握しました。
このため、さらにその付近を調べてみたところ、高渋バイパスにも東邦亜鉛のスラグが不法投棄されていることを知ったのです。当時からこれまでの経緯は次のブログを御覧下さい。
○2018年3月12日:安中カドミウム公害企業の面目躍如…県道に投棄された鉛含有スラグと東邦亜鉛の環境軽視の姿勢(その1)↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2587.html
○2018年3月13日:安中カドミウム公害企業の面目躍如…県道に投棄された鉛含有スラグと東邦亜鉛の環境軽視の姿勢(その2)↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2588.html
○2018年5月13日:2018年度安中緑の大地を守る会総会が開かれる↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2638.html
■さて「今年2月の外部情報」の顛末について次に記してみます。
当会では、今年2018年2月6日に次のメッセージを群馬県の県土整備部を含む関連部署にメールで伝えました。
*****送信メッセージ*****
From: masaru ogawa
日付: 2018年2月6日 13:09
件名: Re: (ご回答)東邦亜鉛安中製錬所由来の非鉄スラグの件につきまして
To: "gijutu-kikaku@pref.gunma.lg.jp"
Cc: haikirisaka@pref.gunma.lg.jp, 田所 一美01 , 梅澤 知良43 , 武井 幸雄07 , kura-m@pref.gunma.lg.jp
県土整備部建設企画課 御中
毎々お世話になります。
昨年 9月20日午後1時30分に御庁の職員の方々立会いの下に所定場所(高渋バイパス)で採取した東邦亜鉛安中製錬所由来と思しきスラグ様物質について、その後、東邦亜鉛安中製錬所に持ち込み、分析試験を依頼しましたが、同社の井出事務部長は「当社が排出したという証拠がないものを分析する義務はない」として当方の依頼を拒否しました。
その後、御庁をはじめ、廃棄物リサイクル課や、東邦亜鉛安中製錬所周辺の畑地の重金属汚染対策に携わる農政部技術支援課にも、このスラグ様物質の分析試験(有害物質の含有試験と振とう試験)を要請しましたが、遺憾なことに、すべての部署で応じていただけませんでした。
そこでやむなく、自己資金で分析試験を計量資格証明を有する事業者に委託したところ、この度、試験結果の送達を受けました。
予算の制限があるため、今回は鉛とヒ素しか試験していませんが、ご覧の通り、振とう試験結果はともかく、含有成分試験結果は、鉛、ヒ素ともに基準値を大幅に上回る数値が示されました。
さらに詳しいサンプリング検査及び分析が必要かもしれませんが、関連部署である廃棄物・リサイクル課や東邦亜鉛公害問題対策に係る農政部技術支援課などとタイアップしつつ、原因者である東邦亜鉛に対して、なぜこのような物質が県道に放棄されていたのか事実関係を報告させたうえで、しかるべき行政処分を速やかに課して下さるようよろしくお願い申し上げます。
以上、取り急ぎ、ご連絡まで。
群馬県安中市野殿980番地
小川
※添付:濃度計量証明書(県道25号線高崎渋川線中央分離帯残置スラグ状物質)PDF ⇒ 20180202zxvi25acuxoj.pdf
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また、2月7日には実際に県庁に赴いて、濃度計量証明書のハードコピーを渡し、善処を申し入れました。ところが、その際には、いずれの部署も歯切れの悪い回答に留まりました。その後も、複数回、県庁を訪れる度に、関係部署を尋ねて、早急な善処を申し入れてきましたが、いずれも不発に終わっていました。
■そのため、もうこれが最後と考えて、7月25日の正午ごろ、群馬県庁に赴く途中で高渋バイパスに立ち寄り、現場で写真を撮りました。昨年10月に試料を採取した場所に久しぶりに行ってみたところ、夏草が繁茂していましたが、相変わらず赤黒い東邦亜鉛特有の非鉄スラグがゴロゴロあるのが分かります。次の写真をご覧ください。
↑国道17号高前バイパスから北上。↑
↑蔓草が生えている現場。↑
↑スラグ投棄現場の中央分離帯。↑
↑ご覧のとおりスラグが至る所にゴロゴロ。↑
↑中央分離帯(渋川方向)。↑
↑中央分離帯(高崎方向)。↑
こうして、相変わらず鉛やヒ素を含んだ東邦亜鉛の非鉄スラグが放置されている状況を確認後、県庁の廃棄物リサイクル課を訪れて改めて善処を求めようとしました。
しかし、生憎、次長以上の職員は誰もいなかったため、一番手前にいた若手職員に対して「これまで再三にわたり高渋バイパスの中央分離帯に不法投棄されている東邦亜鉛の非鉄スラグについて、早急に東邦亜鉛に撤去させるなどの措置をとってもらいたい。このままさらに放置することは許されないので、当方としても住民訴訟を視野に入れて住民監査請求に踏み切る構えなので、上司にその旨伝えてほしい」と申し入れました。同職員は「必ず上司にその旨伝えます」と約束してくれました。
今回の突然の県土整備部の建設企画課の記者発表は、一昨日の廃棄物リサイクル課への申入れにより触発されたものかどうかは分かりませんが、記者クラブで記者発表があったようなので、かなり周到な準備を経てから公表に踏み切ったものと見られます。
■しかしニュースによれば、群馬県は原因者を特定せず、これから調査を継続して原因や周辺環境への影響を調べるとしています。県内で鉛やヒ素入りのスラグを作っているのは東邦亜鉛くらいです。ですから、これからさらに調査を続ける必要がそれほどあるとは思えません。
また、県は「この区間の中央分離帯への立ち入りを禁止して、建設資材を撤去することにしています」と述べています。これは東邦亜鉛を想定して言っているのか、あるいは公金で撤去することを示唆しているのかは、今のところ定かではありません。
気になるのは、これほど長いリードタイムを要したと言うことは、既に東邦亜鉛と行政の間で、なんらかの密談が交わされたのではないか、ということです。このことは、追ってその実態の様子が分かると思います。
【市民オンブズマン事務局からの報告】
※参考情報「群馬県道25号高崎渋川線 高崎渋川線バイパス(高崎市~渋川市)」
○当会が鉛・ヒ素入りスラグを県の立会で採取した場所は31:43の中央分離帯付近です。↓
https://www.youtube.com/watch?v=e-SynuxYYSc
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