コラム:タオル三枚で風邪をシャットアウト!?
風邪のウイルスは低温と乾燥の環境下で急激に増殖します。暖房が普及した現在、冬に風邪が流行るのは、寒さのせいよりも空気の乾燥によるところが大きいようです。喉の粘膜や気道から出ている免疫物質を含んだ分泌液が乾燥し、免疫力が落ちてしまいます。それを防ぐために心がけたいのが、加湿です。
家庭に加湿器がない場合の裏ワザとして、夜寝る前、部屋に濡れタオルを3枚かけておく方法もあります。室内の湿度も、ちょうど50%程度に保たれるとか。ぜひ一度お試しください。
風邪のウイルスは低温と乾燥の環境下で急激に増殖します。暖房が普及した現在、冬に風邪が流行るのは、寒さのせいよりも空気の乾燥によるところが大きいようです。喉の粘膜や気道から出ている免疫物質を含んだ分泌液が乾燥し、免疫力が落ちてしまいます。それを防ぐために心がけたいのが、加湿です。
家庭に加湿器がない場合の裏ワザとして、夜寝る前、部屋に濡れタオルを3枚かけておく方法もあります。室内の湿度も、ちょうど50%程度に保たれるとか。ぜひ一度お試しください。
インフルエンザ:猛威 A・B型の併存が要因
2018年2月5日 (月)配信毎日新聞社
インフルエンザが大流行している。この時期の流行の中心となるA型ウイルスに加えて、今季はB型ウイルスの感染も広がっているため、患者数が急増する形となっている。二つの型とも流行はしばらく続くとみられ、持病のある人や高齢者、妊婦など、免疫が低下している人たちは特に注意が必要だ。【野田武】
全国約5000の定点医療機関から報告があった最新の患者数(1月22~28日)は、1施設当たり52・35人で過去最多を更新した。国立感染症研究所が統計を取り始めた1999年以来、この数字が50人を上回ったのは2005年に次いで2シーズン目。例年のピークは40人前後だ。
インフルエンザはウイルスのタイプで「A型」と「B型」に分かれ、日本ではA型が主流。09年に「新型」として世界的な大流行(パンデミック)を起こし、その後Aソ連型に代わる形で日本に定着した「H1N1」と、68~69年の香港かぜが由来のA香港型「H3N2」が、交互に流行を繰り返している。
B型は近年、1年おきに感染者が多くなっている。A型が下火になる2月ごろから流行し、春ごろまで続くのが一般的だ。だが、今季は昨年11月下旬ごろから感染者が増え始め、今も患者全体の約4割を占める。
今季も当初はA型のH1N1が先行した。感染研の大石和徳・感染症疫学センター長は「H1N1が流行の主体になるかと思ったが、比較的早いタイミングでB型が伸びてきた」と話す。04~05年のようにB型がA型よりも感染者の多かったシーズンもあり「今季もB型が優位になる可能性は否定できない」と指摘する。B型はH1N1と同じシーズンに感染者が増える傾向があるが、この理由は「よく分からない」(大石さん)という。
A型とB型の違いの一つは、ウイルスの安定性だ。A型は遺伝子が変化しやすく、免疫を持つ人がいないため時折パンデミックを引き起こすが、変化しにくいB型にこうしたことはない。また、B型はA型より若年齢層が感染しやすいとの研究報告が複数ある。
症状はどうか。医療サイトには、B型の特徴として「熱が上がらないことがある」「下痢など消化器の症状がみられる」といった情報も散見される。だが感染研の大石さんは「科学的に証明され一般化した知見ではない」と否定的だ。厚生労働省のウェブサイトにも、症状の違いは書かれていない。
◇飛沫浴びず感染も
インフルエンザウイルスがヒトからヒトへとうつる経路は、二つがよく知られる。くしゃみやせきを浴びる「飛沫(ひまつ)感染」と、感染者が触れたドアノブなどを介してウイルスが手から口へと運ばれる「接触感染」だ。これに加えて「飛沫核感染」という経路もあると、近年の研究で指摘されている。
これは、せきやくしゃみに含まれる直径5マイクロメートルの飛沫より小さい粒子(飛沫核)が空気中に拡散し、これを吸い込むという経路だ。
米国立労働安全衛生研究所が2010年に米科学誌プロスワンに発表した研究では、患者38人のせきに含まれる粒子を調べたところ、ウイルスの量は▽4マイクロメートル以上に35%▽1~4マイクロメートルに23%▽1マイクロメートル以下に42%――の割合だった。一定量のウイルスが小さい粒子とともに運ばれる可能性があることを示す。
また、米メリーランド大の研究グループは1月、患者142人の通常の呼気を調べ、30%以上でウイルスを含む飛沫核を確認したと米科学アカデミー紀要に報告した。「感染にせきやくしゃみは不可欠ではない」というのが結論だ。
国際医療福祉大の加藤康幸教授(感染症学)は「飛沫というと、目の前にくしゃみやせきをしている人がいるイメージだが、もう少し小さい粒子も患者は出していて、それを別の人が気道の奥まで吸い込んで感染することもあるのでは」と話す。ただ、体外へ出たウイルスは速やかに感染力を失うため「飛沫核が長距離を漂って離れた所の人に感染する、いわゆる『空気感染』はほとんどないと考えられる」という。
◇持病ある人や高齢者要注意
高熱や全身のだるさなど、インフルエンザの一般的な症状は風邪よりも重いが、日ごろ健康な人なら基本的には安静にして水分を十分取っていれば、治療を受けなくても数日で回復する。細菌が原因ではないので、抗菌薬(抗生物質)の処方を求めてはいけない。
注意が必要なのは、持病がある人や高齢者など免疫が低下している人たちだ。肺炎や気管支炎などの合併症を起こしやすく、命に関わる恐れもあるため、該当する場合は医療機関にきちんと説明して指導を受けよう。
腎臓内科医で茨城保健生協城南病院(水戸市)の大前比呂思(ひろし)医師は、糖尿病や人工透析の患者に注意を呼び掛ける。「インフルエンザにかかりやすい上、重症化しやすい。十分な治療ができないまま容体が悪くなってしまうこともある。家族も感染させないよう予防に努めてほしい」と訴える。
インフルエンザの感染予防は、人混みを避ける、マスク、手洗い、うがいをしっかりするなど、他の感染症と同じだ。特に家庭内では、ドアノブや蛇口などでの接触感染を防ぐ意味で手洗いが重要。スペインの病院での調査で、手洗いを1日10回以上する人は1~4回の人に比べて感染率が41%低かったというデータもある。
2018年2月5日 (月)配信毎日新聞社
インフルエンザが大流行している。この時期の流行の中心となるA型ウイルスに加えて、今季はB型ウイルスの感染も広がっているため、患者数が急増する形となっている。二つの型とも流行はしばらく続くとみられ、持病のある人や高齢者、妊婦など、免疫が低下している人たちは特に注意が必要だ。【野田武】
全国約5000の定点医療機関から報告があった最新の患者数(1月22~28日)は、1施設当たり52・35人で過去最多を更新した。国立感染症研究所が統計を取り始めた1999年以来、この数字が50人を上回ったのは2005年に次いで2シーズン目。例年のピークは40人前後だ。
インフルエンザはウイルスのタイプで「A型」と「B型」に分かれ、日本ではA型が主流。09年に「新型」として世界的な大流行(パンデミック)を起こし、その後Aソ連型に代わる形で日本に定着した「H1N1」と、68~69年の香港かぜが由来のA香港型「H3N2」が、交互に流行を繰り返している。
B型は近年、1年おきに感染者が多くなっている。A型が下火になる2月ごろから流行し、春ごろまで続くのが一般的だ。だが、今季は昨年11月下旬ごろから感染者が増え始め、今も患者全体の約4割を占める。
今季も当初はA型のH1N1が先行した。感染研の大石和徳・感染症疫学センター長は「H1N1が流行の主体になるかと思ったが、比較的早いタイミングでB型が伸びてきた」と話す。04~05年のようにB型がA型よりも感染者の多かったシーズンもあり「今季もB型が優位になる可能性は否定できない」と指摘する。B型はH1N1と同じシーズンに感染者が増える傾向があるが、この理由は「よく分からない」(大石さん)という。
A型とB型の違いの一つは、ウイルスの安定性だ。A型は遺伝子が変化しやすく、免疫を持つ人がいないため時折パンデミックを引き起こすが、変化しにくいB型にこうしたことはない。また、B型はA型より若年齢層が感染しやすいとの研究報告が複数ある。
症状はどうか。医療サイトには、B型の特徴として「熱が上がらないことがある」「下痢など消化器の症状がみられる」といった情報も散見される。だが感染研の大石さんは「科学的に証明され一般化した知見ではない」と否定的だ。厚生労働省のウェブサイトにも、症状の違いは書かれていない。
◇飛沫浴びず感染も
インフルエンザウイルスがヒトからヒトへとうつる経路は、二つがよく知られる。くしゃみやせきを浴びる「飛沫(ひまつ)感染」と、感染者が触れたドアノブなどを介してウイルスが手から口へと運ばれる「接触感染」だ。これに加えて「飛沫核感染」という経路もあると、近年の研究で指摘されている。
これは、せきやくしゃみに含まれる直径5マイクロメートルの飛沫より小さい粒子(飛沫核)が空気中に拡散し、これを吸い込むという経路だ。
米国立労働安全衛生研究所が2010年に米科学誌プロスワンに発表した研究では、患者38人のせきに含まれる粒子を調べたところ、ウイルスの量は▽4マイクロメートル以上に35%▽1~4マイクロメートルに23%▽1マイクロメートル以下に42%――の割合だった。一定量のウイルスが小さい粒子とともに運ばれる可能性があることを示す。
また、米メリーランド大の研究グループは1月、患者142人の通常の呼気を調べ、30%以上でウイルスを含む飛沫核を確認したと米科学アカデミー紀要に報告した。「感染にせきやくしゃみは不可欠ではない」というのが結論だ。
国際医療福祉大の加藤康幸教授(感染症学)は「飛沫というと、目の前にくしゃみやせきをしている人がいるイメージだが、もう少し小さい粒子も患者は出していて、それを別の人が気道の奥まで吸い込んで感染することもあるのでは」と話す。ただ、体外へ出たウイルスは速やかに感染力を失うため「飛沫核が長距離を漂って離れた所の人に感染する、いわゆる『空気感染』はほとんどないと考えられる」という。
◇持病ある人や高齢者要注意
高熱や全身のだるさなど、インフルエンザの一般的な症状は風邪よりも重いが、日ごろ健康な人なら基本的には安静にして水分を十分取っていれば、治療を受けなくても数日で回復する。細菌が原因ではないので、抗菌薬(抗生物質)の処方を求めてはいけない。
注意が必要なのは、持病がある人や高齢者など免疫が低下している人たちだ。肺炎や気管支炎などの合併症を起こしやすく、命に関わる恐れもあるため、該当する場合は医療機関にきちんと説明して指導を受けよう。
腎臓内科医で茨城保健生協城南病院(水戸市)の大前比呂思(ひろし)医師は、糖尿病や人工透析の患者に注意を呼び掛ける。「インフルエンザにかかりやすい上、重症化しやすい。十分な治療ができないまま容体が悪くなってしまうこともある。家族も感染させないよう予防に努めてほしい」と訴える。
インフルエンザの感染予防は、人混みを避ける、マスク、手洗い、うがいをしっかりするなど、他の感染症と同じだ。特に家庭内では、ドアノブや蛇口などでの接触感染を防ぐ意味で手洗いが重要。スペインの病院での調査で、手洗いを1日10回以上する人は1~4回の人に比べて感染率が41%低かったというデータもある。
アレルギー鼻炎「貼り薬」販売承認 久光 4月以降発売へ
2018年1月30日 (火)配信佐賀新聞
久光製薬(鳥栖市、中冨博隆社長)は、アレルギー性鼻炎を緩和する医療用貼り薬「アレサガテープ」の国内製造・販売に関する承認を厚生労働省から受けたと発表した。アレルギー性鼻炎の貼り薬は珍しく、効果は1回で24時間持続するという。
テープには症状の抑制効果が期待される成分が含まれており、胸や腹部、背中などに貼って使う。同社は「内服薬ではないため血液中の薬物濃度を安定的に維持し、効果が持続する」と話す。
大きさが異なる2種類で展開し、薬価が決まる4月以降に発売する。
その他 2018年1月30日 (火)配信佐賀新聞
久光製薬(鳥栖市、中冨博隆社長)は、アレルギー性鼻炎を緩和する医療用貼り薬「アレサガテープ」の国内製造・販売に関する承認を厚生労働省から受けたと発表した。アレルギー性鼻炎の貼り薬は珍しく、効果は1回で24時間持続するという。
テープには症状の抑制効果が期待される成分が含まれており、胸や腹部、背中などに貼って使う。同社は「内服薬ではないため血液中の薬物濃度を安定的に維持し、効果が持続する」と話す。
大きさが異なる2種類で展開し、薬価が決まる4月以降に発売する。
2018年1月30日 (火)配信佐賀新聞
久光製薬(鳥栖市、中冨博隆社長)は、アレルギー性鼻炎を緩和する医療用貼り薬「アレサガテープ」の国内製造・販売に関する承認を厚生労働省から受けたと発表した。アレルギー性鼻炎の貼り薬は珍しく、効果は1回で24時間持続するという。
テープには症状の抑制効果が期待される成分が含まれており、胸や腹部、背中などに貼って使う。同社は「内服薬ではないため血液中の薬物濃度を安定的に維持し、効果が持続する」と話す。
大きさが異なる2種類で展開し、薬価が決まる4月以降に発売する。
その他 2018年1月30日 (火)配信佐賀新聞
久光製薬(鳥栖市、中冨博隆社長)は、アレルギー性鼻炎を緩和する医療用貼り薬「アレサガテープ」の国内製造・販売に関する承認を厚生労働省から受けたと発表した。アレルギー性鼻炎の貼り薬は珍しく、効果は1回で24時間持続するという。
テープには症状の抑制効果が期待される成分が含まれており、胸や腹部、背中などに貼って使う。同社は「内服薬ではないため血液中の薬物濃度を安定的に維持し、効果が持続する」と話す。
大きさが異なる2種類で展開し、薬価が決まる4月以降に発売する。
どうすれば安全安心:「こむら返り」をどう防ぐ 保温と水分補給、心がけて
2018年2月2日 (金)配信毎日新聞社
睡眠中や運動時に起きる「こむら返り」の痛みは、誰もが一度は経験したことがあるのではないか。原因はさまざまだが、加齢などに加え、冬場は冷えからもなりやすいという。頻発する場合は病気が隠れていることもある。専門家に対処法や予防策を聞いた。【鈴木美穂】
◇漢方薬服用、数分で効果/ストレッチ、習慣づける/頻発するなら受診を
「こむら」は、ふくらはぎのことで、ふくらはぎの筋肉が必要以上に収縮(けいれん)し、「つった状態」になることを「こむら返り」という。筋肉がつるのは、足首や指、太ももなどでも起きる。
原因は多岐にわたるが、「もう怖くない! 筋肉のつり こむらがえり」を著した整形外科医で、出沢明PEDクリニック(東京都世田谷区)院長の出沢明さんはこう説明する。「運動時や就寝中に起きることが多く、加齢や妊娠も原因になり得ます。冬場は『冷え』が誘発する場合もあり、ふくらはぎを冷やさない工夫が必要です。特に冷え性の人は長い靴下をはくなどして保温対策を万全にしましょう。温浴や足浴も効果的です」
出沢さんによると、筋肉には過剰な負担が掛かった場合、損傷を防ぐ「二つのセンサー」があり、これが「誤作動」するとこむら返りが起きるという。「センサーには筋肉の伸びすぎを調整する『筋紡錘(きんぼうすい)』と、縮みすぎを防ぐ『腱紡錘(けんぼうすい)』がありますが、そのうち腱紡錘の働きが鈍くなると、筋肉が異常に収縮してしまい、こむら返りが起きるのです」。脱水症状も原因になるといい、「予防として就寝前にコップ1杯の水を飲んでおくことが有効です」とアドバイスする。
「国立精神・神経医療研究センター」(東京都小平市)の医師で睡眠障害外来を専門とする精神生理部長の三島和夫さんは「手足の冷えのほか、睡眠中に掛け布団の重みで爪先が伸びた状態で長時間すごすことによって、ふくらはぎのけいれんが起こることがある」と語り、足首が直角になるよう足の裏に「巻いたタオル」を置いておくアイデアを提案する。
就寝時にこむら返りが起きたら、どう対処すればいいのだろう。
「まず、爪先を体側に引いてアキレスけんを伸ばすことが重要です。その際は焦らず、ゆっくりと行いましょう。手が届かなければ、爪先に長めのバスタオルをかけて両端を引っぱったり、ベッドのへりに足の裏を押しつけたりして伸ばすのも効果があります。枕元にバスタオルも置いておけば慌てずに対応できます」と三島さんは言う。けいれんが治ったら、それ以上無理に引っぱる必要はない。
こむら返りには、漢方の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)を使うことが多い。頻度が多ければ毎日服用することもあるが、症状が出そうな時だけ頓服するのでもよい。三島さんは「運動しすぎたり、疲れがたまったりして、こむら返りが起きそうだと思ったら薬を用意しておきましょう」とアドバイスする。
出沢さんも芍薬甘草湯の効果を認めているが、注意点を付け加える。「飲んでから通常は2~3分で効果が出ます。ただ、常用すると低カリウム血症や高血圧になる危険性があります。ドラッグストアなどでも購入は可能ですが、掛かり付け医ともよく相談することをお勧めします」
薬に頼らずに、医師が推奨するさまざまな予防策を試すのも選択肢になりそうだ。
筋肉のセンサーである腱紡錘の働きが鈍る理由はまだ明らかでないが、こむら返りを防ぐ方法の一つとして、出沢さんは「バランスのよい食生活と水分補給が何よりも重要」と強調する。「普段からミネラルのバランスを意識した食生活を心がけることが大切です。筋肉の収縮などに必要なのはマグネシウムやカリウム、カルシウム。マグネシウムは、海産物のほかに納豆や落花生など、カリウムはバナナやリンゴ、カルシウムは煮干しや牛乳などに多く含まれています。こうした食品を意識して取り入れるようにしてほしい」
また、筋肉の疲れを残さないためにストレッチやマッサージを習慣づけたい。
こむら返りの慢性化には、筋肉量の減少や新陳代謝の低下も関わっていると考えられる。筋肉量は20代をピークに減少する傾向にあるといい、出沢さんは「年を取るほどこむら返りが起こりやすくなるのはこのため」と説明する。前著によると、高齢者の場合、家事や外出といった日常生活でも筋肉の疲労がたまってしまい、こむら返りが誘発されるという。
三島さんも米国の「こむら返りを訴えて、医療機関を受診した65歳以上の高齢者265人を対象にした調査」をもとに説明する。「高齢者のこむら返りの約75%が夜間に起き、このうち『1カ月に1回以上ある』のは7割以上を占めました」と話す。
出沢さん、三島さんも、「大半は一過性で心配がない」と口をそろえるが「病気が隠れている場合もある」と注意を促す。出沢さんは「糖尿病や循環器の病気があり、服用している薬の副作用からこむら返りが起きる人もいます。こうした持病がある人は頻度などに関わらず、医師に相談して原因を特定しておく方が安心です」と語る。
こむら返りが頻発する場合、中高年から発症が増える「腰部脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症」や「脳梗塞(こうそく)」などが隠れていることがある。こうしたケースについては「痛みやしびれのほかに、歩行が困難になる『間欠跛行(はこう)』など、複数の症状が出ることが多い。痛がっている時に症状を観察するのは大変ですが、家族らにつっている場所や状態を見てもらい、その症状を医師に伝えることも、隠れた病気を特定するには肝心です」(出沢さん)。
頻度や痛みが強まっていくようであれば一度、医師に相談することが大切だ。頻繁に目が覚めれば睡眠の質が低下し、日常生活に悪影響も出かねない。
長期間、こむら返りで悩んでいる人は、神経内科や循環器科、整形外科、就寝時であれば睡眠障害外来などの専門医を受診することを考えてみたい。
2018年2月2日 (金)配信毎日新聞社
睡眠中や運動時に起きる「こむら返り」の痛みは、誰もが一度は経験したことがあるのではないか。原因はさまざまだが、加齢などに加え、冬場は冷えからもなりやすいという。頻発する場合は病気が隠れていることもある。専門家に対処法や予防策を聞いた。【鈴木美穂】
◇漢方薬服用、数分で効果/ストレッチ、習慣づける/頻発するなら受診を
「こむら」は、ふくらはぎのことで、ふくらはぎの筋肉が必要以上に収縮(けいれん)し、「つった状態」になることを「こむら返り」という。筋肉がつるのは、足首や指、太ももなどでも起きる。
原因は多岐にわたるが、「もう怖くない! 筋肉のつり こむらがえり」を著した整形外科医で、出沢明PEDクリニック(東京都世田谷区)院長の出沢明さんはこう説明する。「運動時や就寝中に起きることが多く、加齢や妊娠も原因になり得ます。冬場は『冷え』が誘発する場合もあり、ふくらはぎを冷やさない工夫が必要です。特に冷え性の人は長い靴下をはくなどして保温対策を万全にしましょう。温浴や足浴も効果的です」
出沢さんによると、筋肉には過剰な負担が掛かった場合、損傷を防ぐ「二つのセンサー」があり、これが「誤作動」するとこむら返りが起きるという。「センサーには筋肉の伸びすぎを調整する『筋紡錘(きんぼうすい)』と、縮みすぎを防ぐ『腱紡錘(けんぼうすい)』がありますが、そのうち腱紡錘の働きが鈍くなると、筋肉が異常に収縮してしまい、こむら返りが起きるのです」。脱水症状も原因になるといい、「予防として就寝前にコップ1杯の水を飲んでおくことが有効です」とアドバイスする。
「国立精神・神経医療研究センター」(東京都小平市)の医師で睡眠障害外来を専門とする精神生理部長の三島和夫さんは「手足の冷えのほか、睡眠中に掛け布団の重みで爪先が伸びた状態で長時間すごすことによって、ふくらはぎのけいれんが起こることがある」と語り、足首が直角になるよう足の裏に「巻いたタオル」を置いておくアイデアを提案する。
就寝時にこむら返りが起きたら、どう対処すればいいのだろう。
「まず、爪先を体側に引いてアキレスけんを伸ばすことが重要です。その際は焦らず、ゆっくりと行いましょう。手が届かなければ、爪先に長めのバスタオルをかけて両端を引っぱったり、ベッドのへりに足の裏を押しつけたりして伸ばすのも効果があります。枕元にバスタオルも置いておけば慌てずに対応できます」と三島さんは言う。けいれんが治ったら、それ以上無理に引っぱる必要はない。
こむら返りには、漢方の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)を使うことが多い。頻度が多ければ毎日服用することもあるが、症状が出そうな時だけ頓服するのでもよい。三島さんは「運動しすぎたり、疲れがたまったりして、こむら返りが起きそうだと思ったら薬を用意しておきましょう」とアドバイスする。
出沢さんも芍薬甘草湯の効果を認めているが、注意点を付け加える。「飲んでから通常は2~3分で効果が出ます。ただ、常用すると低カリウム血症や高血圧になる危険性があります。ドラッグストアなどでも購入は可能ですが、掛かり付け医ともよく相談することをお勧めします」
薬に頼らずに、医師が推奨するさまざまな予防策を試すのも選択肢になりそうだ。
筋肉のセンサーである腱紡錘の働きが鈍る理由はまだ明らかでないが、こむら返りを防ぐ方法の一つとして、出沢さんは「バランスのよい食生活と水分補給が何よりも重要」と強調する。「普段からミネラルのバランスを意識した食生活を心がけることが大切です。筋肉の収縮などに必要なのはマグネシウムやカリウム、カルシウム。マグネシウムは、海産物のほかに納豆や落花生など、カリウムはバナナやリンゴ、カルシウムは煮干しや牛乳などに多く含まれています。こうした食品を意識して取り入れるようにしてほしい」
また、筋肉の疲れを残さないためにストレッチやマッサージを習慣づけたい。
こむら返りの慢性化には、筋肉量の減少や新陳代謝の低下も関わっていると考えられる。筋肉量は20代をピークに減少する傾向にあるといい、出沢さんは「年を取るほどこむら返りが起こりやすくなるのはこのため」と説明する。前著によると、高齢者の場合、家事や外出といった日常生活でも筋肉の疲労がたまってしまい、こむら返りが誘発されるという。
三島さんも米国の「こむら返りを訴えて、医療機関を受診した65歳以上の高齢者265人を対象にした調査」をもとに説明する。「高齢者のこむら返りの約75%が夜間に起き、このうち『1カ月に1回以上ある』のは7割以上を占めました」と話す。
出沢さん、三島さんも、「大半は一過性で心配がない」と口をそろえるが「病気が隠れている場合もある」と注意を促す。出沢さんは「糖尿病や循環器の病気があり、服用している薬の副作用からこむら返りが起きる人もいます。こうした持病がある人は頻度などに関わらず、医師に相談して原因を特定しておく方が安心です」と語る。
こむら返りが頻発する場合、中高年から発症が増える「腰部脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症」や「脳梗塞(こうそく)」などが隠れていることがある。こうしたケースについては「痛みやしびれのほかに、歩行が困難になる『間欠跛行(はこう)』など、複数の症状が出ることが多い。痛がっている時に症状を観察するのは大変ですが、家族らにつっている場所や状態を見てもらい、その症状を医師に伝えることも、隠れた病気を特定するには肝心です」(出沢さん)。
頻度や痛みが強まっていくようであれば一度、医師に相談することが大切だ。頻繁に目が覚めれば睡眠の質が低下し、日常生活に悪影響も出かねない。
長期間、こむら返りで悩んでいる人は、神経内科や循環器科、整形外科、就寝時であれば睡眠障害外来などの専門医を受診することを考えてみたい。
最近薬のお金の取り方で疑問に思う事あり
薬手帳を持ってきた来ないで
なにやら管理料に差があり
持ってくれば380円徴収され
持ってこなければ500円取られる。
これっておかしくない?
以前は持ってこなければ380円
持ってくれば500円であった
それがかかりつけ薬剤師を決める決めないで
手帳を持ってくれば
適正管理されているとして安く
持ってこなければ
薬剤師の指導を受けず、適正ではないとして高い。
ややこしすぎる。
なにがなんだかちんぷんかんぷん。
患者の見方は無視されて
患者はとにかくしんどいから診察の医師の近くで薬がもらえたら
それが一番いいのだ。
なまじ熱があったり
足が痛かったりしても、
院外処方でまた自分で動ければ歩くか
車の運転ができれば駐車場まで行って運転移動し
歩けない人は家族の世話も大変になる
薬にたどり着くまでに大変な時間を要してしまう。
また、最近は敷地内薬局は医薬分業に反するとして
薬局の収入が減るような金額の決め方があり
同じ移動でも敷地内なら近くて患者はいいのだ
生け垣を作っているとか
公道に面していたとか否での解釈の仕方などなど
問題の解決のための問題など
まあ、お役人さん方は暇なのだね~と思ってしまう。
本人にとっては小さなお金でも
合わされば大金になる。
どうでもいい小さな額と思ってはいけない
ただ、そのたびにコンピューターのシステム変更もしなければならないだろうし
大変だ
変更保険料にしても
値上げがいつのまにかされていて
民へのお知らせなど気づけないほどにないに等しい
薬手帳有り無しで
支払額が違うことなど
知っている人がどれほどあるだろうか?
婆は今年75歳
後期高齢者だが
健康保険がどうかわるか
事前にお知らせなどあるのだろうか?
法律は個人通知はしなくていいらしい
変更になったので金額が変わりましたと窓口で係の人は言うだろうか
それもないだろうね。
あ~あ
ややこし(*_ _)
薬手帳を持ってきた来ないで
なにやら管理料に差があり
持ってくれば380円徴収され
持ってこなければ500円取られる。
これっておかしくない?
以前は持ってこなければ380円
持ってくれば500円であった
それがかかりつけ薬剤師を決める決めないで
手帳を持ってくれば
適正管理されているとして安く
持ってこなければ
薬剤師の指導を受けず、適正ではないとして高い。
ややこしすぎる。
なにがなんだかちんぷんかんぷん。
患者の見方は無視されて
患者はとにかくしんどいから診察の医師の近くで薬がもらえたら
それが一番いいのだ。
なまじ熱があったり
足が痛かったりしても、
院外処方でまた自分で動ければ歩くか
車の運転ができれば駐車場まで行って運転移動し
歩けない人は家族の世話も大変になる
薬にたどり着くまでに大変な時間を要してしまう。
また、最近は敷地内薬局は医薬分業に反するとして
薬局の収入が減るような金額の決め方があり
同じ移動でも敷地内なら近くて患者はいいのだ
生け垣を作っているとか
公道に面していたとか否での解釈の仕方などなど
問題の解決のための問題など
まあ、お役人さん方は暇なのだね~と思ってしまう。
本人にとっては小さなお金でも
合わされば大金になる。
どうでもいい小さな額と思ってはいけない
ただ、そのたびにコンピューターのシステム変更もしなければならないだろうし
大変だ
変更保険料にしても
値上げがいつのまにかされていて
民へのお知らせなど気づけないほどにないに等しい
薬手帳有り無しで
支払額が違うことなど
知っている人がどれほどあるだろうか?
婆は今年75歳
後期高齢者だが
健康保険がどうかわるか
事前にお知らせなどあるのだろうか?
法律は個人通知はしなくていいらしい
変更になったので金額が変わりましたと窓口で係の人は言うだろうか
それもないだろうね。
あ~あ
ややこし(*_ _)
昨日は、フランドルテープを貼るのを忘れていたからと分かりました。(>_<)
今日は大丈夫です。
朝起きてからずっと働いています。(^_^)V
やっぱり、元気がいいですね!
でも、薬の力もすごいです。
やめてみて分かります。
だから、飲みたくないって言う人も(-_-)
でも、病気だから、仕方ない。
飲まないと悪くなるものね。
今日は大丈夫です。
朝起きてからずっと働いています。(^_^)V
やっぱり、元気がいいですね!
でも、薬の力もすごいです。
やめてみて分かります。
だから、飲みたくないって言う人も(-_-)
でも、病気だから、仕方ない。
飲まないと悪くなるものね。
昨日今日と、穏やかな冬日がさしてきます。
午後は、いかがでしょうか?
今日は、久々に仕事のない日
溶けそうなってテレビを見ています。
あ、やらねばならない事を思い出しました😅
午後は、いかがでしょうか?
今日は、久々に仕事のない日
溶けそうなってテレビを見ています。
あ、やらねばならない事を思い出しました😅
ここに住んで、もう三十年。
長かった。
今年は晴れて後期高齢者、
さらに長い云十年となるか、
いやいや、数年ですむか?は
誰にも分かりません。
後期高齢者という節目をどうとるかは
人それぞれかもしれません。
婆は、もうそんなに生きたのかと
ご褒美をあげる年にしたいなと。
そうすれば、常々思う旅かな?
長時間使う船旅か、
超特急の飛行機か、
想像は膨らむ。
この時間がいい。
想像で終わる、これがいつもの婆の癒しのご褒美だ。
まだ、仕事がいっぱいある婆は、これでいいのかな?
そうして時間が経って行く。
長かった。
今年は晴れて後期高齢者、
さらに長い云十年となるか、
いやいや、数年ですむか?は
誰にも分かりません。
後期高齢者という節目をどうとるかは
人それぞれかもしれません。
婆は、もうそんなに生きたのかと
ご褒美をあげる年にしたいなと。
そうすれば、常々思う旅かな?
長時間使う船旅か、
超特急の飛行機か、
想像は膨らむ。
この時間がいい。
想像で終わる、これがいつもの婆の癒しのご褒美だ。
まだ、仕事がいっぱいある婆は、これでいいのかな?
そうして時間が経って行く。
スマホから書いています。
穏やかな日です。
庭は、しゅうめいぎくの綿帽子が開いて来ています。
庭作業が出来る風のない日でしたのに、
体調不良で、洗濯をするのがやっとでした。
明日はどうでしょう。
体調良好になってくれるといいですね!
スマホ入力、デスクに向かわなくて、出来ていいですね。
孫とパソコンの取り合いをしなくていいですね。
穏やかな日です。
庭は、しゅうめいぎくの綿帽子が開いて来ています。
庭作業が出来る風のない日でしたのに、
体調不良で、洗濯をするのがやっとでした。
明日はどうでしょう。
体調良好になってくれるといいですね!
スマホ入力、デスクに向かわなくて、出来ていいですね。
孫とパソコンの取り合いをしなくていいですね。