人は不合理、非理論、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい
(マザーテルサ)
あの事、この事、あの人、この人。
ずっとずっと昔のことでした。
昭和41年か2年の頃のことです。
農協の理事長もしていた土地の名士の方、
島根の山の奥の奥の方、
結核に罹っておられました。
私がその方にお会いしたのは、
もう何年も、レントゲンを撮ってなく、
お医者さんにもかかっておられなく、
結核が治っているのか、悪くなっているのか、全く分からない状態でした。
何年も前のレントゲン写真は、空洞が写っていました。
私は保健婦になったばかり、22歳でした。
その方は、優しいお方でした。
新米の保健婦の私の話を「ふんふん」と言って聞いてくださいました。
「ぜひ、レントゲンを撮ってください。
近くのお医者さんのところへ行って、撮ってください、
国立療養所もありますし、広島にお出かけのときでもいいですよ」というと、「いや、受けたくない」とおっしゃるのです。
確かに血色はよく、筋肉タイプの体つきは、結核など無関係という感じでした。
「あんたの言うことはよくわかるけど、わしは受けんよ、、、、」
治ったとはおっしゃいません、「でもね、悪くなっているかもしれないけど、受けない」とおっしゃるのです。
「そうですか~」
と言って、私は帰るほかなっかたのです。
気にすることなく、人を愛しなさい
(マザーテルサ)
あの事、この事、あの人、この人。
ずっとずっと昔のことでした。
昭和41年か2年の頃のことです。
農協の理事長もしていた土地の名士の方、
島根の山の奥の奥の方、
結核に罹っておられました。
私がその方にお会いしたのは、
もう何年も、レントゲンを撮ってなく、
お医者さんにもかかっておられなく、
結核が治っているのか、悪くなっているのか、全く分からない状態でした。
何年も前のレントゲン写真は、空洞が写っていました。
私は保健婦になったばかり、22歳でした。
その方は、優しいお方でした。
新米の保健婦の私の話を「ふんふん」と言って聞いてくださいました。
「ぜひ、レントゲンを撮ってください。
近くのお医者さんのところへ行って、撮ってください、
国立療養所もありますし、広島にお出かけのときでもいいですよ」というと、「いや、受けたくない」とおっしゃるのです。
確かに血色はよく、筋肉タイプの体つきは、結核など無関係という感じでした。
「あんたの言うことはよくわかるけど、わしは受けんよ、、、、」
治ったとはおっしゃいません、「でもね、悪くなっているかもしれないけど、受けない」とおっしゃるのです。
「そうですか~」
と言って、私は帰るほかなっかたのです。