【島根】安心、陣痛タクシー…島根
読売新聞 2014年8月8日(金) 配信
いざという時もこれで安心――。松江一畑交通(松江市上東川津町)は今秋から、陣痛が始まった妊婦をかかりつけの病院に送り届ける新サービス「陣痛タクシー」を始める。
自宅と医療機関の場所などを事前に登録しておくことで、スムーズな搬送が可能になる。県内初の試みといい、同社は「お母さんにとっても、病院にとっても心強いサポートになれば」としている。
陣痛が起きた際、強い痛みや出血がある場合を除いて、妊婦は原則、救急車を使うことはできない。近くに家族ら頼れる人がいない時は、一人でタクシーや公共交通機関などで病院に向かうことになる。
そこで同社は、タクシーを“救急車”代わりに利用してもらえるサービスを今春から企画。どの車両でも対応できるよう、全車に防水シートやバスタオルなどを配備した。県助産師会などから講師を招き、全社員を対象にした講習会も実施している。
サービスは、痛みと緊張で妊婦が受け答えできなくなった場合でも円滑に搬送できるよう、自宅やかかりつけの病院の住所、緊急時の連絡先などを、インターネットやスマートフォンなどで事前に登録。電話をすると、登録情報に基づいて同社のタクシーが優先的に駆けつけ、医療機関まで送り届ける。
登録は無料で、運賃も通常と同じ。電話は24時間、年中無休で対応する。陣痛時のほか、定期健診の際にも利用できる。
同社によると、同様のサービスは、核家族化などを背景に、東京都や大阪府など全国各地で導入されているといい、川内孝治社長(59)は「妊娠中の女性の不安解消はもちろん、急病やけがで救急車を必要としている人たちを助けることにもつながれば」と話している。(寺田航)
読売新聞 2014年8月8日(金) 配信
いざという時もこれで安心――。松江一畑交通(松江市上東川津町)は今秋から、陣痛が始まった妊婦をかかりつけの病院に送り届ける新サービス「陣痛タクシー」を始める。
自宅と医療機関の場所などを事前に登録しておくことで、スムーズな搬送が可能になる。県内初の試みといい、同社は「お母さんにとっても、病院にとっても心強いサポートになれば」としている。
陣痛が起きた際、強い痛みや出血がある場合を除いて、妊婦は原則、救急車を使うことはできない。近くに家族ら頼れる人がいない時は、一人でタクシーや公共交通機関などで病院に向かうことになる。
そこで同社は、タクシーを“救急車”代わりに利用してもらえるサービスを今春から企画。どの車両でも対応できるよう、全車に防水シートやバスタオルなどを配備した。県助産師会などから講師を招き、全社員を対象にした講習会も実施している。
サービスは、痛みと緊張で妊婦が受け答えできなくなった場合でも円滑に搬送できるよう、自宅やかかりつけの病院の住所、緊急時の連絡先などを、インターネットやスマートフォンなどで事前に登録。電話をすると、登録情報に基づいて同社のタクシーが優先的に駆けつけ、医療機関まで送り届ける。
登録は無料で、運賃も通常と同じ。電話は24時間、年中無休で対応する。陣痛時のほか、定期健診の際にも利用できる。
同社によると、同様のサービスは、核家族化などを背景に、東京都や大阪府など全国各地で導入されているといい、川内孝治社長(59)は「妊娠中の女性の不安解消はもちろん、急病やけがで救急車を必要としている人たちを助けることにもつながれば」と話している。(寺田航)