コロナ抗体薬の承認申請 アストラゼネカ
2022年6月10日 (金)配信共同通信社
英アストラゼネカの日本法人は9日、開発した新型コロナウイルス感染症の抗体薬について、発症予防と治療に使えるようにするため、製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表した。審査を迅速に進める特例承認の適用を希望している。
予防はがん治療などで免疫の機能が低下してワクチンの効果が出にくい人が対象で、感染していない段階で投与する。他に軽症から中等症の患者の治療を想定している。国内で主流になったオミクロン株派生型のBA・2や検疫で見つかったBA・4とBA・5への効果も期待されている。
チキサゲビマブとシルガビマブという2種類の抗体をそれぞれ連続して筋肉注射で投与する。ウイルスが細胞に侵入するのを防ぐ作用があると考えられている。米国などでは予防薬としての使用が認められている。
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