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出雲保健所、手厚いケア継続に懸念 

2022年02月13日 14時48分02秒 | 地域

出雲保健所、手厚いケア継続に懸念 高止まりのコロナ感染者、自宅療養者を注視

 2022年2月7日 (月)配信中国新聞
 

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の影響で島根県内の感染者数が高止まりし、自宅療養者が4日午前0時時点で512人に上っている。出雲保健所(出雲市)では毎日、健康状態を聞き取り、悪化すれば医療機関につなげる。中本稔所長は、さらに増えれば手厚いケアが難しくなるとして「オミクロン株の感染力は強くて速い。できる限りの感染対策を」と呼び掛けた。

 自宅療養者は、1月14日に患者の原則入院を取りやめたことで急増。県内初の「まん延防止等重点措置」が適用された27日には981人と過去最多になった。県は対象を重症化リスクがない無症状や軽症の人とし、保健所などの医師がチェックして判断する。

 出雲市を管轄する出雲保健所でも感染が急拡大し、最多で1日73人の感染を確認した。自宅療養者の健康観察を担っていた民間の訪問看護ステーションだけでは対応できなくなり、保健所が専用班を設けた。

 中本所長は「毎日、職員が患者と電話でコミュニケーションをとり、症状の変化を確認している」と話す。血中の酸素飽和度を測定する機器を配り、数値を聞き取って肺炎の有無などを判断。必要があれば地元の医師に連絡し、電話診療や薬の処方につなげる。

 夜間に容体が急変し、緊急搬送した事例が2件あったという。患者から保健所に緊急に電話できるルートを整え、保健所の職員が市消防の救急隊への連絡や、搬送先の調整を担った。このほかレトルト食品や飲料水などを常備し、家庭に届ける生活支援もする。

 感染拡大を抑える疫学調査や検査も担い、人員はぎりぎりの状態。中本所長は家族全員が感染する例が多いと指摘する。「島根は3世代、4世代で暮らす世帯が多い。高齢者へのリスクも警戒してほしい」と話す。(高橋良輔)

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