【詳報】島根原発の構内で火災
©山陰中央新報社
中国電力は18日、松江市鹿島町片句の島根原発の構内にある管理事務所で午後7時半ごろ、火災が発生したと発表した。火元は投光器のバッテリーとみられ、約35分後に鎮火した。放射性物質の放出の恐れはなく、けが人もいない。
中電によると、現場は1号機の原子炉建物から東に70メートル離れた管理事務所2階の情報室内で、投光器の予備バッテリー(縦43センチ、横9センチ、幅11センチ)1台から出火。火災報知機が作動し、社員が消火器で消した。情報室は普段、会議などに使っており通信機器が置かれているという。
市消防本部は中電から事務所内で煙が出ているとの通報を受け、消防車9台と救急車1台を出動させた。
火災発生から17分後に連絡を受けた島根県は同日夜、中電と結ぶ安全協定に基づき、職員を現地に派遣して立ち入り調査した。
島根原発は現在、1号機が廃炉作業中、2号機が運転停止中、3号機が建設中。2、3号機は原子力規制委員会による新規制基準適合性審査を受けている。
島根原発の構内では17日夕に2号機の原子炉建物内で作業員が転落し、大けがを負う事故があった。
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