【9月6日】油断大敵!保有者数1000万人“胆石”の真実 ガッテン!
2017年9月7日 (木)配信Live on TV
9月6日(水) 19時30分~20時15分/1ch NHK総合
あなたの最も身近にあるかもしれない! 日本人の1000万人の健康に要注意!?
スタジオに宝石のような物質が登場。この石を体から取り出す映像を紹介。胆のうは袋のようになった臓器で胆汁をためている。胆汁が固まったものが胆石。物質の正体は“胆石”だった。食事をすると胆のうが収縮して十二指腸に胆汁を届ける。ゲストの岡田圭右さんは「知り合いがなったことがある」と話したがそれは尿路結石の間違いだった。
インドで発見! 胆石のスペシャリスト
胆石についての疑問を解決するためインド・ジャイプールを訪れた。カンカリア医師が長年かけて集めたという2万人分の胆石を見せてくれた。胆石の患者さんの手術を見せてもらった。自ら執刀した胆石の手術でいくつものギネス世界記録を持っている。カンカリア医師は胆石を持っていても痛くない患者が多いことに気がついたという。スーマンさんは2cm以上の石があったが手術前に痛みはなかったと話した。カンカリア医師が驚いた患者は1人で11,816個も石があった。患者のビノッドさんは薬を飲めば痛みは治っていたと話した。
痛い?痛くない?
ゲストは「検査してないけど石はない」「自覚症状はない」、胆石で痛みがあった人は「ぎゅっと痛くなり寝られませんでした」「痛みが背中のほうにきた」と話した。日本人で胆石を持っている人はおよそ1000万人で痛みが出る人は半数以下と言われている。胆のうの中に出来た石が転がっても痛みはない。石は便となって排出されることもある。大きい石が詰まってしまうと激痛となる。千葉大学医学部附属病院の露口利夫医師は「胆石の本当の怖さは痛みとは別のところにある」と話した。
痛みとは別の怖さ
9年前、胆石があることが分かった松崎八千代さんは「ある日突然チクチクと痛くなった」と話した。病院で検査を受けると胆のうに40個の胆石があることが分かった。手術は無事成功したが、手術後に胆のうがんが見つかった。胆のうがんは見つけにくく、5年相対生存率が低いことが知られている。幸い松崎さんのがんは転移や再発がなかった。都立駒込病院の神澤輝実医師は「半年から1年遅れていれば手術出来ない状態になっていたのではないか」と話した。
がんとの関わりは?
胆のうがん・胆管がんの死亡者数はこの30年で約18,000人に倍増している。千葉大学医学部附属病院の露口利夫医師は「胆石と胆のうがんは何らかの因果関係がある。慢性的な炎症から胆のうがんが出来る」と話した。石は体の中で動いて炎症を起こす原因となり、繰り返すことでがん化へつながる。健康な胆のうに比べ、胆石があると炎症で壁が厚くなっていた。胆石が3cm以上になると胆のうがんのリスクが高い。
胆石で必ずがんになるわけではないが注意は必要。胆石が出来る原因は「食べ過ぎる」「食事を抜く」「運動不足」「家族に胆石」。露口医師は内臓脂肪型肥満で胆汁中のコレステロールが非常に高くなると説明した。胆石の多くはコレステロールの結晶から出来ている。女の人の場合は若くても胆石が出来る人もいる。胆石と一緒に脂肪肝が見つかることも多い。食事を抜くと胆汁を濃縮し続けるため、結晶を作りやすくなる。急激なダイエットや水分を取らないのも良くない。胆石がある人も水分をしっかり取っていれば痛みが起こりにくい。
これで発見! 腹部超音波検査
胆石の検査は腹部超音波検査(エコー)で行う。露口医師は「女性は40代ぐらいから、男性は50歳くらいから検査を受けたほうがいい」と話した。人間ドックなどでは5,000円程度で検査が受けられ、症状がある場合など保険適用される場合はその1~3割負担。
X線では見つけにくい!
健康診断の胸部X線検査では胸の部分しか見ていない。胆石を水の中に入れてX線を当てる実験をすると石が見えなかった。
胆石予防に大切! 規則的な3度の食事 / 胆石がある人は定期的なチェックを
胆石がある人もない人も、3度の食事で胆汁の濃度を薄めることが大事。露口医師は「胆石を持っている人は医師にしっかり診てもらえれば問題ない、8割は胆石を持っていても症状がない。女性は40代以降、男性は50代以降に一度は腹部超音波検査を受けるとよい」と話した。
胆のうや胆管がん 自分で気付けるサイン
胆のう周辺のがんは自分で気付けるケースもある。千葉県の林才二郎さんは去年胆管がんが分かった。痛みなどの自覚症状はなかったが、便が真っ白になって異変に気付いたという。胆汁の色は便の色の元になっている。胆管にがんが出来ているとせき止められ便に色をつけることが出来ず、白っぽい便が出る。せき止められた胆汁は顔や目に黄疸として出る。
胆石についてゲストの山根千佳が「これを食べ過ぎたでしょって分かるのでしょうか?」と話したが、何を食べて石が出来たかまでは分からない。
1991年9月のアルプス山脈でミイラ化した遺体が見つかった。身元を調べると約5300年前の古代人と判明。ミイラはアイスマンと呼ばれ保管。アイスマンを調べると胆石が3個見つかった。アイベックスの肉を食べていたと分かった。ミイラ・アイスマン研究所のアルベルト・ツィンク博士は「アイスマンは動物の肉などおいしい食材を食べることにかなりこだわっていたようだ」と話した。
2017年9月7日 (木)配信Live on TV
9月6日(水) 19時30分~20時15分/1ch NHK総合
あなたの最も身近にあるかもしれない! 日本人の1000万人の健康に要注意!?
スタジオに宝石のような物質が登場。この石を体から取り出す映像を紹介。胆のうは袋のようになった臓器で胆汁をためている。胆汁が固まったものが胆石。物質の正体は“胆石”だった。食事をすると胆のうが収縮して十二指腸に胆汁を届ける。ゲストの岡田圭右さんは「知り合いがなったことがある」と話したがそれは尿路結石の間違いだった。
インドで発見! 胆石のスペシャリスト
胆石についての疑問を解決するためインド・ジャイプールを訪れた。カンカリア医師が長年かけて集めたという2万人分の胆石を見せてくれた。胆石の患者さんの手術を見せてもらった。自ら執刀した胆石の手術でいくつものギネス世界記録を持っている。カンカリア医師は胆石を持っていても痛くない患者が多いことに気がついたという。スーマンさんは2cm以上の石があったが手術前に痛みはなかったと話した。カンカリア医師が驚いた患者は1人で11,816個も石があった。患者のビノッドさんは薬を飲めば痛みは治っていたと話した。
痛い?痛くない?
ゲストは「検査してないけど石はない」「自覚症状はない」、胆石で痛みがあった人は「ぎゅっと痛くなり寝られませんでした」「痛みが背中のほうにきた」と話した。日本人で胆石を持っている人はおよそ1000万人で痛みが出る人は半数以下と言われている。胆のうの中に出来た石が転がっても痛みはない。石は便となって排出されることもある。大きい石が詰まってしまうと激痛となる。千葉大学医学部附属病院の露口利夫医師は「胆石の本当の怖さは痛みとは別のところにある」と話した。
痛みとは別の怖さ
9年前、胆石があることが分かった松崎八千代さんは「ある日突然チクチクと痛くなった」と話した。病院で検査を受けると胆のうに40個の胆石があることが分かった。手術は無事成功したが、手術後に胆のうがんが見つかった。胆のうがんは見つけにくく、5年相対生存率が低いことが知られている。幸い松崎さんのがんは転移や再発がなかった。都立駒込病院の神澤輝実医師は「半年から1年遅れていれば手術出来ない状態になっていたのではないか」と話した。
がんとの関わりは?
胆のうがん・胆管がんの死亡者数はこの30年で約18,000人に倍増している。千葉大学医学部附属病院の露口利夫医師は「胆石と胆のうがんは何らかの因果関係がある。慢性的な炎症から胆のうがんが出来る」と話した。石は体の中で動いて炎症を起こす原因となり、繰り返すことでがん化へつながる。健康な胆のうに比べ、胆石があると炎症で壁が厚くなっていた。胆石が3cm以上になると胆のうがんのリスクが高い。
胆石で必ずがんになるわけではないが注意は必要。胆石が出来る原因は「食べ過ぎる」「食事を抜く」「運動不足」「家族に胆石」。露口医師は内臓脂肪型肥満で胆汁中のコレステロールが非常に高くなると説明した。胆石の多くはコレステロールの結晶から出来ている。女の人の場合は若くても胆石が出来る人もいる。胆石と一緒に脂肪肝が見つかることも多い。食事を抜くと胆汁を濃縮し続けるため、結晶を作りやすくなる。急激なダイエットや水分を取らないのも良くない。胆石がある人も水分をしっかり取っていれば痛みが起こりにくい。
これで発見! 腹部超音波検査
胆石の検査は腹部超音波検査(エコー)で行う。露口医師は「女性は40代ぐらいから、男性は50歳くらいから検査を受けたほうがいい」と話した。人間ドックなどでは5,000円程度で検査が受けられ、症状がある場合など保険適用される場合はその1~3割負担。
X線では見つけにくい!
健康診断の胸部X線検査では胸の部分しか見ていない。胆石を水の中に入れてX線を当てる実験をすると石が見えなかった。
胆石予防に大切! 規則的な3度の食事 / 胆石がある人は定期的なチェックを
胆石がある人もない人も、3度の食事で胆汁の濃度を薄めることが大事。露口医師は「胆石を持っている人は医師にしっかり診てもらえれば問題ない、8割は胆石を持っていても症状がない。女性は40代以降、男性は50代以降に一度は腹部超音波検査を受けるとよい」と話した。
胆のうや胆管がん 自分で気付けるサイン
胆のう周辺のがんは自分で気付けるケースもある。千葉県の林才二郎さんは去年胆管がんが分かった。痛みなどの自覚症状はなかったが、便が真っ白になって異変に気付いたという。胆汁の色は便の色の元になっている。胆管にがんが出来ているとせき止められ便に色をつけることが出来ず、白っぽい便が出る。せき止められた胆汁は顔や目に黄疸として出る。
胆石についてゲストの山根千佳が「これを食べ過ぎたでしょって分かるのでしょうか?」と話したが、何を食べて石が出来たかまでは分からない。
1991年9月のアルプス山脈でミイラ化した遺体が見つかった。身元を調べると約5300年前の古代人と判明。ミイラはアイスマンと呼ばれ保管。アイスマンを調べると胆石が3個見つかった。アイベックスの肉を食べていたと分かった。ミイラ・アイスマン研究所のアルベルト・ツィンク博士は「アイスマンは動物の肉などおいしい食材を食べることにかなりこだわっていたようだ」と話した。
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