単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

西馬音内そば

2019-09-04 | ちょこっと旅・温泉

 

三ヶ月以上放置していたバイクの始動は、予想通り、すんなりとはいかなかった。

前回の轍を踏むように雄勝まで来たけど、気持ちは後ろ向き、飽きている。

 


 

ヤスから聞いた「羽後町 道の駅の蕎麦」を思い出し、湯沢ICから羽後町へ。

道の駅だもの、すぐに見つかるだろうと思っていたけど、もう町はずれ。

小さな子供を連れた若いママさんに場所を尋ね、とりあえず役場を目指した。

 


 

あった。役場の隣の青い建物。教えられた通りだ。

端縫い・・って、あの手踊りの衣装のことだ。きっと。

それにしても、この青空とマッチさせたような、斬新なデザインだすなー。

 


 

昼飯時まえだけど、並んでいます。「西馬音内そば」と銘打っている。

ウィーク・デイにもかかわらず、たぶん地元の方々、客足が絶えません。

所詮、道の駅の蕎麦だぜえ・・ヤスの言うことに疑念を示したボクでしたが・・

 


 

見た目通り、美味しかった。すんごく・・というほどではなかったけど。

待たせないということに重点を置いているらしく、茹で立てとはいかず、そのへんかな。

大盛り700円、トッピングのイカ天200円、ピーマン天60円。まあ、満足です。

 


 

一昨年、東北の鈴木姓の総本山を尋ねた時のルートで出羽丘陵を越え本荘を目指します。

大盛りの蕎麦と天ぷらが、消化不良気味。眠気も差してきたし・・

国道108号方面と107号方面との別れで、今回、107号を選択。

 


  

以前、偶然、通り過ぎた田代地区の景観が好印象だったのを覚えています。

フレームに収めてしまえば、「どこがじゃあ?」と言われてしまいそうですが。

 


 

ねっ!? ほら、そうでしょう。

解る人には、解るんです。見える人には、見えるんです。

 


 

国道7号に出て、秋田山形の県境辺りで、眠気がピーク・・・

三崎峠の一画にバイクを停め、休憩した。

やっぱり、みんなで遊んだほうが楽しい。ヤスの隣は楽だし。

毎日、忙しくお仕事に励む姫神のみなさーん。また遊んでやってくださいな。


なあ〜んてネ

2019-05-23 | ちょこっと旅・温泉

 

国道47号から県道に折れ、戸沢村から鮭川村へ向かう峠道からの月山。

空、山、雪、森、畑、田んぼ・・・・、嗚呼! What a Wonderful World

 


 

峠を越え、鮭川村から望む鳥海山。これなら、文字通り、「出羽富士」

鮭川村、戸沢村、大蔵村、県内に残された「村」が、この辺に集中する。

「平成の大合併」の嵐に見舞われてなお残った「村」の存在は、うれしいよ。

 


 

秋風や 人あらはなる 山の宿  正岡子規の句碑

芭蕉を追って旅した子規が、旅の途中、湯本温泉に投宿した話は、湯田のあちこちで目にする。

起きて半畳 寝て一畳 の印象が強くて、旅と子規が結びつかなかった。

 


 

そうかあ、来るのかあ。どこにでも来るんだあ。早く知っていたら、きっと・・・・

今回が第22回なら17年前になる。10キロの部に出場したことがある。

50歳目前だった。細井先輩とも再会できた。この次は、誰かを誘ってみようか。

 


 

何にもしていないはずなのに、妙にせわしない日々。息抜きしたかった。

痛めていた首筋もだいぶ良くなり、仕上げはここの熱い湯で癒す。

駅前の観光施設には、穏やかな表情をしたお客さんが絶えない。ここはそういう気分になる。

 


 

錦秋湖のほとりにあるあやめ園へ、いつもと違うルートを選択したら・・・

国道を廻れっていうことですね。でも、今日は、これで帰りますよ。細井先輩。

 


 

帰りに山内村の道の駅によって、いつもの立ち食い蕎麦。まばらなシバザクラが、イイね。

この近くに、シバザクラの綺麗な大松川ダム公園、少し経てば、千畑のラベンダーもいい。

 


 

久しぶりに、横手からは国道107号を走り、日本海へ。

浜館公園は、このルートを走る時の、いつものいっぷく場所。

 


 

円弧の先に、風力発電の風車。金浦辺りかなあ。

ツーリグ途中にここから観る日本海は、いつもキラキラしている。そりゃそうだ。日和がいい。

 


 

里山や森の緑には、少なからず心躍るような感動を覚えるんだけどなあ。海を見ていても・・・

生きとし生けるものの命の生まれたところかあ。

静かに引き潮に持っていかれるような気持ちになるのは、いずれ帰っていくところだから・・・

 


 

・・・、なあ〜んて、ネ。 


肩すかし

2018-10-18 | ちょこっと旅・温泉

 

午前11時の田沢湖。

私的湖ランキングのトップは、文句なしの十三湖。次は、十和田湖。以下、みな同じ。

ここが目的地じゃないけど、この時季の素通りは失礼でしょう。

 


 

 

気合で7時に家を出た。

仙岩峠、網張、八幡平、そして、高松の池の界隈・・・、どこにしよう。どこまで行こうか。

 


 

玉川ダムに隣接するパーキング。ここまで来れば先に進むしかない。

選択肢は二つ。鹿角から西へ秋田・・・か、アスピーテラインで東へ八幡平山頂か。

 


 

玉川ダムの写真はもういいでしょう。

今、ダムサイト近くの湖水には見られない玉川の色が、背水の奥に残っていた。 

毒とか害とか色々見方はありますが、心にやさしい自然の色。

 


 

あちこちに目を移し、何度も首をかしげながら走った。

少し早かったっていうこと? それとも、ちと遅かった?

植生に不明のボクには分からない。

 


 

ここまで上っても、期待していた「赤」がない。彩りがない。

晩秋のセピア・・というよりも、ボクの目には、まだまだこれからのグリーンに映る。

 


 

少々、肩すかしを食らったような気持ちのまま、八幡平頂上まで来た。

少し寒い。後方の秀麗な山は・・・、たぶん、森吉山。

 


 

人を寄せ付けない凄味が山の魅力のひとつだとすれば、山に憑りつかれなくてよかった。

ここに来ると少なからず思う。「ここに人間が立ち入っていいの・・?」

ケンキョ、ケンキョですよ。 

 


 

息をのむ美しさ・・ですが、そのあといつも小象の頭に見えてくるんですよね。

ボクはこの反対側、盛岡の大田辺りから望む岩手山が好きなんですが・・・。

でもそれは昔の話。あの辺りは方向感覚をなくしてしまうほどの激変ぶり。

 


 

上の方からでも確認できた。湯治場の湯けむりにしては激しいなあ・・と。

環境に優しい自然エネルギーとは言うけど、優しさの微塵も感じないド迫力!!

ケンキョ、ケンキョ。自然の前ではケンキョが一番。

 


 

まだ入ったことのない湯は・・と思いつつ、結局里まで下りてきた。

七時雨山ですね。14年前、田代平高原まで足を伸ばした時、初めて知ったお山。

オサムちゃん。七時雨山にも登ってみたいんだよ。ここも勘定に入れておいて欲しいなあ。

 


 

今年は残念だった、姫神山。

小学校の遠足で登る山って言ってたけど・・、玉山の子かあ? すごいぜ!

 


 

盛岡市街には入らず、滝沢から国道46号に出た。もう午後三時を大きく回っている。

身体の冷え込みが湯田温泉を選択させた。仙岩峠は今回お預け。

 


 

「細井先輩を呼んで、みんなで泊まろうぜ。先輩の顔で安くなるんじゃね・・」

何度も話には出たんだけどなあ・・・、結局、実現できなかった。

 


 

もっと強烈にくると思ったのに、ここでも肩すかし。

冷え切った身体を足先から湯に沈めていく時のあのピリピリ感、期待したほどじゃなかった。

 


 

気持ちよかったあ。地元の人たちの時間帯だったし、いい時間を過ごした。

屋根の時計を見上げたら午後5時を回っていた。いい夕暮れです。

 


 

湯田のおっ月さん見上げるのは、いつ以来かなあ・・・。

ちょっとした時間、思考停止のような無自覚のような時間が過ぎた。

さあ、あと三時間半。

  


 

走行距離530キロ、14時間。

徐々に気持ちが高揚し、来てよかったあ!とピークがきて・・、寒い、暗い、もうたくさん。

数日経つと、走行中のこの気持ちの変化が妙に可笑しくなって、また走るんです。

でも、今シーズンのロングは、これで・・・かな。


高値

2018-10-17 | ちょこっと旅・温泉

 

ボクんちから一番近い日本海、加茂港。10キロ、20分ほでですかね。

一見、漁港っぽいし、漁港ですけど、所管は、国土交通省系列らしいです。

このバイク、ドライ何とかで、エンジン掛けてからでないとオイル量の確認ができない。

メカ音痴で理由分かりませんが、確認後、エンジン温まったついでに、チョイ散歩。

 


 

北の湯野浜温泉、南の由良海水浴場に挟まれた地味~な港が、クラゲで化けた。

ウィークディでも、こんだけの人ひと。以前を知るものとしては、いまだに信じられない。

 


 

GPS等の発達で、灯台の多くは過去の遺物になったと聞いていますが、ここも、多分、そう。

外観はお化粧直ししているかな。ランドマークとしては、クラゲを凌いでいると思うなあ。

 


 

海岸道路を南に行く。振り返れば、灯台と加茂水族館。

外観が白っていうのは、思いの外、目立ちますねえ。

薄っすらと鳥海山の稜線が見えるような・・。よくあるベタな構図です。

 


 

クロダイ狙いの釣り人の姿が、あちこちに見えます。

菜食主義者じゃないし魚食うの好きですが、ちょっとしたことで遊びで釣るの、やめました。

漁で生計を立てるひとだけでいいんじゃないですか、殺生は・・的な。

 


 

肉眼でははっきり見えて、それで撮ったんですが・・、わかりませんねえ。

県境付近に浮かぶ粟島ですけど。映らないのは、カメラのせいか腕のせいか。

 


 

オイルOK。給油も万全。そろそろ秋を追っかけないと冬が来る。

それにしても、ガソリンの高値が腹立たしい。これでも最安値ですよ、この辺では。


悪OBのボヤキ

2018-10-04 | ちょこっと旅・温泉

  

刈和野辺りを目途にと来てみたら、国道341号には「この先、通行止め」の看板。

看板から先は狭くてカーブの多い山道。今年の大雨で被災したのかもしれません。

迂回路で走るこの道は初めてですが、とっても爽やかで気持ちがいい。

 


 

後方の低い山並みは、今越えてきた出羽丘陵。

平成の大合併でこの辺りも秋田市だという看板もありましたが、旧雄和町ですね。

 


 

道路沿いにあった投句箱と湧き水との組み合わせ。

説明文によれば、雄和町は子規に師事した石井露月の出身地で俳句の町。

湧き水は出羽丘陵高尾山からの湧き水で、そこに露月の句碑もあるんだそうです。

 


 

雄物川に架かる新波橋。

地図を見れば一目瞭然ですが、この辺りの雄物川は激しく蛇行している。

 


 

刈和野といえば、ぎばちゃんこと柳葉敏郎さん 。

ご自宅のある刈和野は橋を渡って20分ほど。この方向ですかねえ。

他人事ながら、相当の決心だったんでしょうね。のどかなところですからねえ、ここらは。

 


 

雄物川を渡って・・と思ったけど、面倒になり、渡らずにそのまま南下。

ふと思い出した温泉「ユアシス」でひとっ風呂。ここ二十年は来ていない。

 


 

雰囲気が殺風景で味気ないと感じて、一度来たきりだったけど・・。

意外といい。受付の女性の爽やかさで、ボクの悪しき先入観は全くもって失せた。

泉質だって日本海側に多く見られる食塩泉で、循環だろうが塩素消毒だろうが、いい。

 


 

玄関前のベンチで湯冷まし休憩。

鳥の鳴き声、おばさんの世間話、稲刈り機械、たまに通る車の音が、聞こえる音の全てです。

の~んびりしていて、いいなあ。思いの外、ハマってしまった感じ。

 


 

国道7号で庄内に入り、遊佐町の食堂「ちどり」の中華そばで遅めの昼食。

なに?! 岩手大学が1部残留・・・、硬式野球の話か。

 


 

野球はなんとかなったようだけど、、あっちの方はどんな調子なんでしょうか。

学業が忙しいとか、勉強優先とかで、週何日も練習できないという噂ですが・・。

ならば、お願いです。せめて、トンペイだけには、勝って下さいネ。

 


 

刈和野までは行けなかったけど、距離的にも気持ち的にも優しいコースでした。

雄和ふるさと温泉ユアシス、訪ねる回数は増えてくると思います。


読めない

2018-09-20 | ちょこっと旅・温泉

 

三ヶ月ぶり。

暑かったからだけが理由じゃないけど、まずは、一時間ぐらいのところまで走ろう。

 


 

庄内平野から、国道47号で最上川峡を抜けてきた。

最上川峡の紅葉はまだですが、朝方は濃霧が懸念されるほど冷えた。

 


 

最上川に架かる新しい橋が完成していた。

将来、酒田から石巻に繋がる高速道のほんの一区間。石巻までなんて、いつのことやら。

 


 

何回も通ったことのある戸沢村の県道ですが、山際の赤い鳥居に初めて気づいた。

信心深い方じゃないけど、その佇まいが好きなんで・・・。 

 


 

地元の方が丁寧に手を掛けているのが分かる。

由緒などは不明。それどころか、教養浅いボクに、扁額の文字が読めない。コマ、ガタ・・??

 


 

最上川の北側、戸沢村から鮭川村あたりの雰囲気が好きです。

一時間足らずの場所ですが、それなりに、ボク好みの転地気分に浸れる。

 


 

帰ってから色々「検索」してみたけど、神社のことは何もわからなかった。

鐘楼があったことも興味深かったけど、ちょっと崩した字すら読めないんじゃねえ。

でも、苔むす石段の風流は、ボクにも感じた。

 


 

 なんとなく、今日の目的地だった、戸沢村の日帰り温泉施設「ぽんぽ館」

場違いなほどの無機質的デザインだけど、ほどほどのひっそり感がいい。

 


 

大浴場の他に、砂風呂、薬草風呂、温水プ―ルもあったはずだけど、縮小気味かな。

ここの泉質は、近くの羽根沢温泉同様、超ヌルヌル。微かなアブラ臭混じりの香りもいい。

 


 

秋の深まりは一気に進む。

オサムが言ってたなあ。「10月入ると、こっちの山は、もう、大変だからね・・」 


巣郷温泉「峠の湯」

2018-06-22 | ちょこっと旅・温泉

 

家を出て 一時間半。秋田県雄勝町、国道13号沿いの「道の駅おがち」です。

視線の先は晴れているのに、ボクの頭上にだけ、ずーと、雲がある・・・。

思いの外、寒い。体の中に、少しずつ、寒さが蓄積してしまった。

 


 

ボクの暑さ・寒さの感覚とこれまでの経験から、気温25度までは、冬用ジャケットの領域。

分かってはいても、朝の日差しの優しさに、時々、欺かれる。

永ちゃんのボス・ジャンは、風はガードしてくれたけど、本日は冬ジャケが正解だった。

 


 

横手に入ってから、13号の混雑を回避するため、時々、逃げ込む広域農道。

これまで時間を稼ぐように走っていたから、全く気づかなかった絶景ポイントがあった。

雲が掛かって、全容は想像するしかないけど、「鳥海山」です。分かりますか?

 


 

途中、これも今回気づいたのですが、大きな土堰堤らしきものを見つけました。

灌漑用ため池かな?と思いつつ走り過ぎましたが、やっぱり・・でしたね。

次回は、立ち寄ってみましょう。

 


 

湯田温泉に入るまではと、冷えた身体をだましだまし、湯田町直前まで来ました。

秋田自動車道とJR北上線。すぐ先に、秋田県最後の駅「黒沢駅」があります。

同じ交通インフラでも、鉄路には、高速道には感じない旅情を感じる。何故でしょう。

 


 

体が冷えて、湯田町中心部まで持ちません。近くの巣郷温泉「憩いの家」にしよう。

ところが、ピリピリの熱さとツーンとくるアブラ臭を期待した「憩いの家」が午前休業。

失意のまま、かなり前に、一度だけ入ったことがある隣の「峠の湯」へ。

 


 

先客のオジサンが、「そこのクアハウスんとこの湯を引いてるんだ。例の一億円のあれだよ。」

源泉は75度と記載されていましたが、湯船の温度計は41度。ぬるい。

熱さも、巣郷の特徴であるアブラ臭も、いまひとつ・・・。

 


 

「峠の湯」の後ろはお花畑。遠くの木々の緑、生命力にみなぎっていますね。

ボクの生命力、弱まったまま回復しません。この辺で、帰りましょう。

台風でも近づいているかのような雲。大きな枝をも揺らす冷い風が吹いています。

 


 

前方の山には、深い緑のモフモフが体内からどんどん噴いているような生命力、感じますねえ。

ここ、秋田県山内村は「山内杜氏」で有名なんだそうです。

地酒を賞味したことはありません。ボクに良し悪しなんてわかりません。何でも好きです。

 


 

道の駅「さんない」。今回のミッションは、山内産無添加「いぶりがっこ」の持ち帰り。

立ち食い蕎麦は、ボクの好物。今回は「そばチケット」を10枚持参。一杯タダです。

 


 

ザ・ワイルドワンズですか。横手のホテルで開催されるみたいです。

三人になってしまったのは残念ですが、「加瀬さんの息子さんがギターで参加」だそうです。

このあと、「思い出の渚」をずーっと口ずさみながら帰りました。いい歌ですよね。

 


 

山間地を抜け、広~い西目町の平野部に出てきました。空もデカいなあ。

いつも見慣れた田園風景。丘陵地のすぐ向こうは日本海。帰ってきたあ・・的気分です。

 


 

風速10m/秒はあるかなあ。相変らず、強い風が吹いています。

鳥海山の頂上には、南側から巻き込むような特徴的な雲が掛かっています。

 


 

浜館公園のある丘陵地を越え、日本海が見えてきました。ただいまあ・・ですね。

国道7号に出てからは、信号で停まるたび横風をまともに受けて、立ちゴケしそう。

風のせいかなあ。気力・体力の減退? 最近、また、サボりだしたしなあ。いけません。

 


 

総走行距離300キロメートル。朝8時半に出て、夕方4時前に帰ってきました。

強風による立ちゴケの危機が、逆に、最後まで緊張感を維持させてくれた。

安全には心がけて走ったつもりだけど、反省点はある。

高齢者ドライバーと呼ばれることには嫌悪感を覚えるけど、運転は、老成しないとね。


象潟九十九島

2018-06-15 | ちょこっと旅・温泉

 

さすがに、遊佐町吹浦まで来ると、グーンと存在感を増す鳥海山。

海抜0メートルからせり上がる二千メートル超の独立峰。さすがにデカい!!

この頃、ストーブを引っ張り出すほどの想定外の肌寒さ。そうだ、温泉に入ろう。

 


 

山形県北限?の集落女鹿。海岸間近を旧国道7号が走る。 

同じ風景でも、鉛色の時季になれば、そこは 、♪♪ みちのく 一人旅 ~~、暗~い世界。

 


 

秋田県にかほ市象潟町。国道から離れ、田んぼ沿いの小路に入ってきた。

後方のお山は・・「象潟や 雨に西施が ねぶの花」 ですよ。

 


 

先日の所ジョージさんのTV番組「ダーツの旅」、ご覧になりましたか。

水を張った田んぼに浮かぶ象潟九十九島。往時を偲ばせる上空映像に感動した。

惜しいねえ。何もここまで地盤を盛り上げなくったって・・、加減せいよ!

 


 

情緒だ・風情だといって温泉を選ぶほど、こだわりはなくなった。ゆっくりできればいい。

金浦町の「はまなす」は、センター系。情緒はなくても、何故か、気持ちがほぐれる。

 


 

おや? 以前は、男の更衣室や浴室でも、若いオバサンが入ってきて仕事してたのに。

久しぶりに来てみれば、若いおにいちゃんが掃除したり湯温を計ったりしている。

アベちゃんの「働き方改革」かあ? いや、アソウさんが言う「セクハラ防止」かもね。

 


 

入浴後の地元紙「秋田魁新報」も、ここでの小さな楽しみ。さて、何々・・・。

フィギアスケートには興味ないけど、ザギトワ選手に送られた秋田犬が不憫でねえ。

今のブームを一過性にしないように・・だって。ワンちゃんは一過性でいいって言ってるよ。

 


 

温泉入って新聞読んで、二時間ほど、ゆっくりしていました。

誰でもそうでしょうけど、ボクは、入浴後、中々、汗が引かないんです。

周りを見てると、みんな、すぐ着れるんですよね。

 


 

象潟「ねぶの丘」は、東北の道の駅の中では、一番の集客力じゃないですかねえ。

天然温泉も併設してるし、地元の海産物も人気があるらしい。ボクは買わないけど。

 


 

家から金浦までは65キロ。9時に家を出て、ひとっ風呂浴びて、今、午後一時。

ツーリングとは言えたもんじゃないけど、ちょっとした気晴らしにはいい。

今、150キロ・三時間の壁を超えるには、相当のエネルギーと何かミッションが必要。

 


 

象潟の昇月か、遊佐のちどりか。思案しながら走っていたら、昇月を通り過ぎてしまった。

先月に継いで、今年に入って二度目のちどりの中華そば。

両手で持ち上げた丼ぶりに口を持っていく。スープをすする・・・、うっ、うめえー!

箸でつまんだ細麺の縮れ麺を口の中に運ぶ・・・、おお!このコシ、弾力。たまらん!

 


 

最近、ディスプレイ上の画像をデータに取り込む方法を覚え、結構、ハマっています。


岩館のイチョウ

2018-05-22 | ちょこっと旅・温泉

 

秋田県旧大内村(今は由利本荘市)野球場。国道105号沿いの小高い丘陵地にあります。

清々しい静寂さを満喫して、ここから国道107号方面へ南下することに決めました。

 


 

この辺りは、標高300~600mのなだらかな起伏が続く笹森丘陵のど真ん中。

木漏れ日の中を走る静かな山道。正面の小屋の奥は閉館となった滝温泉。

昔、「天下の名湯」の看板に導かれ、一度だけ入湯したことがあった。

 


 

ここがいい。バイクも一緒に描いちゃおうか・・・。

じーっと風景と向き合う・・・。無理です、ボクの手には負えない。

もっと手近なところで練習しないといけません。気持ちだけじゃあ、手も足も出ない。

 


 

目的のひとつは諦めたけど、今日のこの道、のんびり走るだけで十分満足。

緑の光に香りがある・・・ってんですか? ホントはしないけど、してくるような感じ。

 


 

国道105号から県道に入り、17キロほどで峠を越えました

眼下の集落は旧東由利町の「道の駅」あたりでしょう。

 


 

 

峠道を下りて山手の方に目をやると、今抜けてきたトンネルの坑口が見えました。

 


 

東由利町蔵地区。蔵・・・、ちょっと気を惹く名前でしょう。歴史がありそうです。

小さな集落ですが、昔からの商店があったり、結構、活き活きした感じがします。

食堂があれば昼食でもと思っているところに、「岩館のイチョウ」ですと。

 


 

田んぼ道の奥の小さな社叢。小さくても、鄙びていても、凛とした風格ありますねえ。

鳥居の扁額には「諏訪神社」とあります。あの諏訪大社の流れをくむんでしょう、きっと。

ご神木として前面にドーンと構えているのかと思ったけど・・・、イチョウはどこ?

 


 

出たあ! 秋田県天然記念物 岩館のイチョウ。

いくつかの幹に分かれたような感じは、鳥海山麓のブナの巨木「あがりこ大王」のよう。

 


 

社殿の後方で、静かに控えめに息をしている。

これでは杉木立と社殿の陰に隠れ、正面からは確認できないはずだ。

 


 

イチョウの後方は、僅かの畑と丈の低い草地が山際まで広がっていました。

とにかく、静かです。爽やかです。 超・気持ちいい!!

 


 

この草、ただの雑草でもなさそうです。もちろん稲じゃない。なんだろ。

風に揺れる緑の波は、湖沼のようにも見えるし、湿原のようにも見えてくる。

 


 

ふと振り返り、驚いたねえ! すんげーっ!! イチョウだあ。

ファインダーを覗きながら後ずさり。それでも、てっぺんが見切れた。

足元を見たら、後ずさりしたところだけ草が生えていない。みんな、同じことやってんだ。

 


 

バイクを停めた時、駐車場を用意するほどのもの?と「下」に見てたけど、ゴメンナサイ。

僅かですがお賽銭を奉納し、参拝してまいりました。

そしたら、なんと、すぐに、ご利益があって・・・、助かりましたあ!!

往年のマラソン・ランナー君原選手によく似た親切なお父さん。ありがとうございました。

 


 

今回の走行距離は、240キロ。8時過ぎに出て、イチョウと出会ったのが正午ごろ。

帰りに「ちどり」で遅めの中華そば食べて、午後3時前には帰ってまいりました。


鬼首エコロード

2018-05-16 | ちょこっと旅・温泉

 

家を出て一時間半。秋田県旧雄勝町を流れる役内川。雄物川の支流のひとつだ。

いつもはこの辺りで転地気分になれるはずが、今日はまだ日常気分から抜け出せない。

 


 

気持ちが乗らない時って、いつもここで立ち往生。どうする?

稲住温泉は閉館したというけど、もしかしたら・・。だめなら、そのまま鳴子まで抜けよう。

 


 

秋ノ宮温泉峡は、ここ七、八年ご無沙汰。来れば稲住温泉と決めていた。

今、「稲住温泉再建中」の看板が視界を流れっていったような・・。

 


 

この道を宮城県側に入るのは何十年振りか。今、走る道は単調なバイパスと化していた。

しかも、新緑の渓流美は反対側車線に広がる・・・つまらん。

 


 

神室山(1365m)はこの辺りの最高峰。

標高に似合わずアルプスのような山容は素人目にも美しい。

 


 

鬼首エコロード。自然に配慮した設計施工だったんだと。

山の狸はそれでいいと言ったのか。カモシカは引越しを余儀なくされなかったのか。

今、オジサンは、ちょっと機嫌がよくない。

 


 

走っては停まり、停まっては戻る。横道に折れる。何度もバイクを切り返す・・、コケた。

畜生め!やっちまったぜ。気分の乗らない日は、得てしてこんなもんよ

 


 

帰宅後、少々傷物だけど、前に使っていた古いレバーを少しいじって再利用した。

新品の方を予備用にして、これからはいつも携帯しよう。

 


 

走行距離、240キロ。朝8時に出て、午後一時頃、帰還。

温泉なし、スケッチなし、美味いもんなし、思い出なし・・。今日は、つまらん!!