単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

はぐれどり

2016-03-14 | 暮らし・ジョギング

 

春めいて雪が消え始めると、チビの散歩コースも、あちこち選択肢が増える。

市の保育園のそばを通るこの抜け道も、内川に抜けるには便利な小路。

 


 

今は保育園ですが、明治初期、旧庄内藩の当主が建てたお屋敷だった。

 


 

ん・・? チビっ!後ろ、後ろ! 気づけよ・・。

 


 

一羽だけ寂しそうにしていた白鳥が、ボクに気付いて、川面から登ってくる・・。

北帰行が始まっているのに、翼に傷を負い、はぐれてしまったんだろうか。

 


 

お腹が空いている・・。カラスの集団に襲われないだろうか。可哀想。

近所の人は、「怪我かなあ。毎年、帰らずに、ここに残っているんだよ。」

 


 

なんとか、ここで暮らせているんだ。鶴岡公園のお濠には仲間がいるのに。

立ち去ろうとしたら、「なあーんだ・・」と言って、また川面に戻っていった。

朝だというのに、気持ちが塞ぎ、少し悲しくなった。