2月10日から19泊続いた三代目家業から、やっと解放された。
甘い!覚悟が足んない!で渋々始まったけど、終盤はさすがに慣れて、嫌気も薄まった。
延べ19人実人数1人。相変わらずの火の車。燃え尽きるまでは走るしかない。
三代目家業中、走る時間を作れなかったわけじゃないけど、その気になれなかった。
三月を迎え、満を持して赤川堤を走ってはみたけど、一か月ぶりだもん、こんなもんだよ。
まだまだ風は冷たいけど、広いおでこに当たる風の感触は、超!気持ちいい! たまんねーぜ!
二月の二十日を過ぎると、内川の川面には、鳥っこ一羽も見なくなった。
地元のカモがいると思っていたんだけどなあ。挨拶ナシは、寂しいぜ。
1976年3月28日、誰もいない同胞寮416号室で迎えた最後の日の朝のことを思い出した。