ボクのところから一番近い最上川の夏の景色。
今日は土曜日、夏を楽しむ人の姿があちこちに見られるね。
対向車も、ほとんど庄内浜を目指していると思われる山形ナンバーの車ばかり。
振り返ってみると、盛夏の頃に単車を転がすのは七年ぶりだった。
夏は暑いから走らないなんて言っていたボクが、歳を重ねたら妙に前向きになった。
最上川の支流、最上小国川に架かる橋の対岸は、瀬見温泉。
ボクんちから一時間ちょっとの距離だけど、何故か入ったことのない温泉なんだ。
新しくなったという共同浴場に今年のうちには是非お邪魔したいと思っています。
国道沿いの一瞬の景色ですが、いつも目を奪われる最上小国川の迫力ある渓流美。
チラ見しながら素通りするのが常でしたが、今日はゆっくり鑑賞しましょう。
山峡の光と影のコントラストは、いかにも「夏」ですねえ!!
多分、渡れないと思いますが、あの吊り橋まで戻ってみましょう。
今日のボクは、何故か腹が据わっています。
東北電力瀬見発電所、明治45年使用開始は県内二番目に古いと書いてあります。
さっきの渓流美は、発電所の取水ダムによって生まれたのかあ・・・
アユの簗場のある観光施設を過ぎると、上流にはアユ釣りの人の数も増えてきた。
友釣りですかあ、釣りに限らずこの頃のボクはそういうのが・・・で、いけません。
敢えてアングラーの群れは撮らず、ただただ長閑な小国川の夏を写真に収めた。
出発して一時間ほどでまずは最初の県境を越えて、道の先は宮城県。
道路案内板には大崎・鳴子とありますが、あの有名な鳴子温泉ですよ。
温泉街に入る手前、文字通り大深沢橋から鳴子峡のいつもの一部だけ覗いてみる。
これまで何度も橋からは覗いても、一度も遊歩道に下りて散策したことはないんだ。
橋の歩道には、馬鹿でかい望遠レンズを装着したカメラを据えてチャンスを待つ人が二人。
今か今か・・・の雰囲気はなく、何かのチャンスをゆっくり待っている様子に見える。
陸羽東線の電車を待つ「撮り鉄」とか、珍しい猛禽類の飛来を待っているとか・・・
国道47号は、山形・宮城両県とも山峡を通る区間が比較的多い。
夏とはいえ山陰に入ってしまうと、今回でも気温は23度まで下がった。
温泉に寄ってみたくなるには十分に体は冷えている・・・、通好みの川渡温泉へ。
ここの共同浴場は、エメラルド・グリーンの超熱い温泉なんだ。
残念・・・施錠されていて、玄関には「閉まっている時は・・・」の貼り紙。
近くの住民から解錠してもらう「ジモセン」によくあるアレだね、たぶん。
色々あるんだろうけど、よそ者がジモセンの浴場を利用しづらくなる流れは感じるよ。
鳴子温泉街を眺めながら時計を見たら九時半、一関コン先輩んちまであと一時間は掛かる。
温泉に入る余裕なんてなかったんだね、結果オーライということで先を急ごう。