半分以上ボクが飲んだと言われたけれど、まあまあの気分で朝を迎えることが出来た。
モーニングコーヒー、朝食、デザートとキクちゃんのフルコースを堪能し、グダグダグダ。
9時過ぎに仙台勢がおいとまし、帰りのルートを決めかねてるボクも10時前に辞した。
ガン先輩には、「またお誘いしますから、これからも遊んで下さい」とお願いした。
坂道を下り、ガードをくぐり、気が付いたら市街の方向にハンドルを切っていた。
あとは須川栗駒を超えるか、栗駒焼石ホットラインから東成瀬町へ抜けるかの二者択一。
一関の街をよーく散策したことはありませんが、肌で感じる印象は悪くないよ。
落ち着いていて、しっとりとした品のいい感じがするんですが・・・どう?
街を二分する胆沢川は、ニュー・サディスティック・ピンクのあの歌の舞台です。
マンションにいた頃、IBCラジオから一関高専時代の彼らの「あせ」が流れていたよ。
ガソリン大丈夫? 出がけにキクちゃんに言われていたのに・・・・
ハッと気づいて最寄りのコンビニで尋ねたら、「この先にスタンドはないよ」
来た道を4キロ引き返し給油する始末。そのまま4号を南下しようかとも思ったよ。
東成瀬町を抜けて十文字町を経由する気力はない。
須川栗駒を越えることにした。
ここから栗駒を越え小安峡温泉までの区間は、国内屈指の紅葉の景勝地。
ここ綺麗!あそこも!とその都度バイクを停めて写真を撮っていたらキリがない・・・
わかっちゃいるけど、停まっちゃいますよねえ。
コン先輩んちを出る時は、遠回りして帰るのも嫌だし・・・なんて躊躇したんですけどね。
標高の低いエリアでも、ほとんど葉が落ちている木々が目立ちます。
路肩には所々雪の降った形跡も見受けられ、あとは冬を待つだけかあ。
渓谷を流れるのは胆沢川の支流。
視界が開けるこの辺りは、週末だと上から下からの車で渋滞するんですよね。
バイクで初めて来た時は、クラッチを切る左手の握力が限界にきていましたね。
4年前は須川から一関へ下りて行ったのですが、その時もここで停まったなあ。
ゆっくり散策するようなペースで歩けば、もっと色んな景色が目に留まるんでしょうけど。
まだ硫黄の香りはしてこないけど、もうそろそろですね。
この風景を前にして、今、ボクのハートは寂寥感のピークです。
ひとりの帰り道は、どんな絶景を前にしても寂しいよ。
県境を挟んで岩手県側が須川温泉。
建物の佇まいが、八幡平に点在する温泉の雰囲気に似ているような気がします。
一関から二時間、まだ時間に余裕はありますが、今日はやめておきましょう。
秋田県側には、栗駒山荘。
晴れた秋の日の露天風呂からの風景は、まさしく絶景ですよ。
出羽富士と称される鳥海山ですね。
結構、曇りがちの空ですが、頂上まで鮮明に見えます。
さあ、これから、あそこまで帰るんですねえ・・・
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