気分的にはもう夕暮れが近いのかなあという感じですが、正午を過ぎたばかり。
須川温泉の駐車場から秋田県側は眺めれば、視界には広大な奥羽の山並みが広がる。
さあ、あとは一気に下って帰るだけだ。
秋田県側から上ってくる時に見上げる栗駒山荘の外観は、とても存在感がある。
荒涼とした景観の中に、忽然と現れた古い要塞のようであり、中世の古城のようであり。
絶景の露天風呂だけれど、ひとり今の気分で入るんじゃ、余りに寂しすぎるぜ。
紅葉の山並みに見え隠れするワインディング・ロードがいいですねえ。
秋のソロ・ツーリングらしい気分になってきたぜ。
遠くの山並みに白煙が上がっている・・・泥湯か川原毛地獄あたりだろうか。
須川温泉からは、雄勝方面へ抜ける国道398号に繋がる県道仁郷大湯線を走る。
有料道路だった時代の県道仁郷大湯線は、暗くて狭くて曲がりくねった道でした。
今走る道に当時の面影は全くありません。素晴らしい山岳道路です。
国道398号に出てすぐの栗駒大湯トンネル。
栗駒山荘からここまで、道路は全線改良済み。景色もいいし、ゆっくりのんびり快適です。
昨日は鳴子温泉を素通り。今日も真湯、祭畤、須川、栗駒の各名湯を素通り。
この先の小安温泉も、今、お湯に浸かってしまったら、もう動きたくなくなるでしょうね。
皆瀬川の紅葉は、もう少し先まで楽しめそうです。
大噴湯で有名な小安峡。
須川温泉から見えた白煙は、小安温泉の源泉から吹き上がる水蒸気だったようです。
八幡平・松川あたり同様、小安周辺のここかしこに大地のエネルギーが噴出しています。
二日間で400キロに満たない距離でしたが、久し振りにツーリングらしい走りが出来た。
意外だったのが、のんびり走っても、須川温泉から二時間半ほどで自宅に帰れたこと。
確かに140キロ弱だし、信号ねーし、ちょこちょこ来れるなあ・・・
帰り道は、紅葉を愛でながら、昨日のことを思い浮かべながら走りました。
久し振りの再会がうれしかったし、現役の試合をガン先輩と一緒に観戦できたし・・・
悔しいのは、楽しかったはずの仲間との晩餐の記憶が皆無な事。脳震盪じゃあるまいし。
楽しかったなあという思いに寂しさが入り混じりながら帰るのは、いつものことですなあ。
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