大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

かすてら饅頭は子どもの薬

2013年12月14日 12時03分06秒 | 日記
◆まっちゃんコメント有難う!
お父さんの子どもの頃、
「頭が痛い時に かすてら饅頭 を食べれば、良くなった」とのこと。
子どもにとってもかすてら饅頭は頭の痛さも忘れるほど美味しいものだったんですね。
―――「頭痛い痛い」と僕が言うと、お母ちゃんがよしよしと言ってかすてら饅頭を出してくれた―――大人になっても、かすてら饅頭を食べるとお母ちゃんを思い出す
そんな場面が浮かんできます。
かすてら饅頭の薬効は、炭都饅頭文化ですね。
日本の和食が無形文化遺産に登録されましたが、
和の甘い文化もいいですね。


かすてら饅頭の四季

2013年12月14日 11時33分59秒 | 日記
 北原白秋のかすてら饅頭の小唄には
「季節の、、」と題があり、     
かすてら饅頭の四季が詠われています。

お茶やソーダ水、ココア、珈琲―――かすてら饅頭に合う飲み物も豊かに、
飲む器、ファッション、四季の空気の匂いも伝わってきます。
炭都スウィーツはロマンチックムードに包まれ、
新しいドラマが生まれます。
*=*=*=*=*=*=
 P170には「これはカステラ饅頭の元祖という菊水堂の親戚に当たる東京支店の経営者であった高木文吉さんが、旧同藩出身のよしみで作って貰ったらしく、春夏秋冬季それぞれのカステラ饅頭の風味のよさを味わい分けたもので、さすがに嫌みのない上品な宣伝歌といった趣がある。」と書かれています。
(『福井健夫随想集』昭和63年初版 平成25年第2刷発行)

北原白秋の作った「かすてら饅頭」の小唄

2013年12月14日 10時18分34秒 | 日記
北原白秋の作った小唄の歌詞は以下の通りです。
*=*=*=*=*=*=*=
 金と緑の茶のけむり        
   こぬか小雨の猫やなぎ
 春は浅いか かすてら饅頭の
   かろい風味の卵いろ
  
 管は麦稈 曹達水
   卓にはましろ麝香百合
 夏は粉っぽい かすてら饅頭の
   宵の風味の指ざわり

 霜の鈴懸朝の月
   ココア沸かそか街行こか
 秋はかすかや かすてら饅頭の
   渋い風味の白茶いろ

 雪の夜更けの珈琲挽き
   椅子には黒猫真赤い暖爐
 冬はいよいよ かすてら饅頭の
   焦げた風味のほろ温さ
*=*=*=*=*=*=

入院中⑥―――拾い読み

2013年12月14日 09時50分46秒 | 日記
◆入院中は閑だろうから、と何冊か本の差し入れがありました。
観光旅行本「沖縄」、「九州」や『人生はワンチャンス』、『美しい屋根』など。
でも入院中と言うのは結構忙しく不自由で、照明も不十分で
読書には不向きな場所ですね。
読んでも拾い読み程度しかできません。
そんな中で『福井健夫随想集』P169に、
なんと!北原白秋が「かすてら饅頭」を詠んだ小唄を作っていると書かれていました。
この発見!!!!嬉しかったです。