大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

入院中⑤―――夕日の頃

2013年12月12日 17時04分51秒 | 日記
ある日、小学生達が遠足で病院の前を歩いて行きました。
病院から皆で手を振って見送ると、<遠足の小学生>
子ども達も気がついて手を振ってくれました。
甘木山を南に見るこの病院付近には高い煙突は一本も見えず、
西側には麦畑が広がっています。
東奥はミカン山です
手前に濃施山という低い山があるそうで、そこに遠足らしいのです。
退院間際で病院の外を散歩している人がいました。
病院の北側ちょっと坂を上がって行くと溜池があるそうです。
鴨がいっぱい休んでいるし、
池の側の大きな木には鷺が巣を沢山作っていて騒いでいるとのこと。
病院の側の木によくやってくるつがいの小鳥は
羽の模様からこの辺の方言で「紋つき」と呼ばれるそうです。
テリトリー意識が強くて、
ガラス窓に写った自分の姿に、よその鳥がやって来たと思ってつんつんと突っくそうです。バックミラーを出していたりすると割ったり、糞をしたり大変なことになったこともあったそうで、ちょっと腹立ててる様子。
聞いてる私は面白いな―と感心しました。
生活の中にこんなに身近に小鳥がいるなんて、、、。
そうこうしていると、「入江になるよ―」と夕焼けを教えてくます。
甘木山の西、黒崎古墳の所に夕日が沈んでゆきます。<黒埼古墳の向こうに沈む夕日>
こうして夕方5時半になると夕食。
午後7時からはベッドのカーテンをしたりして、テレビ歌謡ショウや鑑定団等イヤホンで鑑賞して、いつの間にか寝てしまったり、眠れなくてガサゴソしたり、
病院の一日は終わります。
整形外科ですから、ガン病棟とは違って<平穏>だと思います。



入院中④―――朝の目覚め

2013年12月12日 16時22分07秒 | 日記
◆入院中は割と規則正しい生活です。
朝は窓際にいる人が「ほらお陽さんが出て来らしたよ」と呼びます。
「わ―!出て来らした―」「今日は又綺麗かねー!」と同室の皆が窓際に集まって、
お早ーございますと挨拶を交わします。<病院からの日の出>
稲荷山の方から出た太陽に守られて8時に朝食。
腰の骨にひびがありコルセットをつけてる人は立って食事をします。
それから各自、洗濯やお風呂、治療やリハビリをします。
窓際は陽が差して暑いぐらいになると昼食。
又治療やリハビリ、昼寝をしたり。
足の骨を折った人は大変で松葉づえ、義足等が治り方によって手配されます。
ペットの側でスクワットをしたり、廊下を散歩します。
最初はよろよろしながら、だんだん足取りがしっかりしてきて、
歩数を自慢するくらいになります。<廊下散歩の時の靴>
   <お見舞いのひ孫さんを囲んで>
窓際の人が「今日は車がたくさん来てるよ。」
「誰さんのご主人が来られたよ。」と教えてくれます。
午後休診の日、午前中は受診の人たちが特に沢山です。
高齢者の膝、肩、腰の故障はこれまでは歳のせいと言われてきました。
現在は「ロコモ・シンドローム」と言われ予防医学の点からも注目されているそうです。リハビリの理学療法士の方とのコミニュケーションでいろいろと勉強も出来ています。

入院中③―――「かすてら饅頭」

2013年12月11日 14時26分19秒 | 日記
かすてら饅頭は「城屋」だけでなく、
大牟田の各地のお菓子屋さんで作られていることが分かりました。
包み紙には大牟田が発祥の地と解説され、
煙突や櫓も書かれています。
炭都のお菓子がここでは患者を励ましています。

<三池・亀屋>包み紙~「かすてら饅頭」解説
 ポルトガルより長崎にカステラが伝わり、そのカステラの美味しさをなんとか饅頭にできないかと、大牟田の菓子屋が蜂蜜を生地に使い試行錯誤を繰り返し、やっと作り上げた饅頭がかすてら饅頭で、大牟田が発祥の地と言われております。今は閉山になった三池炭鉱が、全盛の頃多くの炭鉱夫が仕事を終え地上に上がって来てこのんで食べたと聞かされております。

<吉野・お菓子のキタハラ>の「大牟田名産 いなり山」は石炭発祥の地と言われる稲荷山を指しているのでは?と、思いました。

毎月第2・4日曜日には、新幹線大牟田駅では朝市が開かれているそうです。
そこでは、かすてら饅頭の焼き立てが販売されているそうです。
(2013/11/18有明新報 <声のひろば欄>より)
アツアツをかぶりつけるなんていいですね。