固定金具に取り付けた TG-3・背面
先月のお彼岸の頃の記事で「撮影装置6号機」について触れた。 その時は新発売されるマクロレンズを使用する事を想定して「6号機」をイメージしていたのだが、 その何日か後に、 新宿にあるオリンパスプラザで発売前のレンズを試用させてもらうと共に、 対応してくれた方とも話をした結果、 顕微鏡モードを持つ TG-3 を使って6号機をまとめてみる方向に方針変更したのだった。
「TG-3の顕微鏡モードで雪の結晶を撮影してみたい!」 そう考えた時期があったから、 TG-3は持っているのだが、 実際に雪の結晶を撮影対象にした場合のオートフォーカス動作が思うように働いてくれなかったのだ。
最初の撮影現場では寒さの中で背景画像にばかりフォーカスしてしまうオートフォーカス動作、 その事にイライラして口から出る言葉はカメラに対する罵詈雑言だけだった。 だから、 その後は雪の撮影に使用する事は無く、 普段使いのデジカメに降格していたのだった。
それを再度 「雪の結晶の撮影に使ってみよう」 と考え直したのは先日のオリンパスプラザの説明員の方と話をした際に、 「折角 TG-3 をお持ちなんだから、 フォーカスブラケット機能を使ったりすれば、 オートフォーカスでも上手くピントの合った写真が撮れると想いますけど・・・」の言葉が影響したかもしれない。 たしかにフォーカスを少しづつ変化させて焦点深度を深めた画像撮影の必要性を感じて、 撮影装置5号機の改造工事の中で、 そんな事も行って来たのだから、 自動的にフォーカスブラケット撮影出来る TG-3 を使わないのは勿体無い気持ちが生じたとも言える。
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TG-3 に取り付けた固定金具の様子
とりあえず撮影装置6号機は5号機に組み込むマクロレンズの付いたカメラを取り除き、 TG-3を組み込む事で実現する事にした。 そのために、 TG-3を保持するための方策を考えて、 保持金具を製作した。
そして大ぶりの雪の結晶に見立てた三角形の紙切れを背景画像の星雲の前に置いて、 フォーカス合わせをする時には背景画像を一時的に隠す事によって、 目的の被写体にフォーカスした絵を撮影出来るところまで、 作業は進んで来たところだ。
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冷却ステージ上に置いた三角形の被写体と
その背面に置いた背景画像