試料ステージに使ったカバーガラス

2016-10-09 08:34:44 | 雪の結晶撮影
 雪の結晶を載せる試料ステージ、 当初はカメラのフィルターリングに薄くて透明なラップフィルムをピーンと張った物を使用していた。 それは時間経過と共に皺やタルミが生じたり、 雪を掬った細筆の先がフィルムに触れる事で、 微細な傷が付いてしまい、 消耗品扱いにしなければならなかった。 それでも構わないのだが、 再利用のためにはフィルムを張り直さなければならず、 その時の手間が面倒だったのだ。

 それで昨シーズンあたりから銅製のワッシャーの上に光学顕微鏡の試料を載せるプレパラート用のカバーガラスを載せて使う事を始めたのだ。 ワッシャーの表面に両面接着テープでカバーガラスを貼り付ける方法のそれは、 なかなか使い勝手も良いものだが、 汚れの清掃などで極薄のカバーガラスを割ってしまった場合には交換作業が必要になる。 その時に両面接着テープでの貼り付け固定は交換作業に手間取るのだ。

 そこで2017年シーズンに向けた今、 カバーガラスの搭載方法を変更してみた。 銅製ワッシャーの上に角穴を明けたプラスチック片を貼り付け、 カバーガラスをその角穴の中にすっぽりと落とし込むのだ。 そして四角い穴の二隅をセロテープで軽く止める。 こんな方法で作った試料ステージがTop写真です。

 カバーガラスの仕様 :

角カバーグラス 18×18(100枚入) MATSUNAMI(松浪硝子)

 サイズ 18 x 18 mm,   厚さ 0.12-0.17 mm

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