後悔先に立たず・羽毛服に穴

2017-01-24 07:31:45 | タナカ君的日常
 ストーブの様な暖房器具を日常的に使う事の無い、冬の我が家は寒い。 日中の室温が10℃を下回る事は少ないが、 20℃を上回る事もまず無くて、 12~15℃の事が多い。 ちなみに今朝の台所の寒暖計の指示は11℃だ。

 そんなだから、 今では冬山で使うことの無くなった羽毛服を家の中での寒さ対策に着込んでいる。 このところの雪の結晶撮影装置がらみの工作で、 ハンダゴテを使う作業の時にも羽毛服を着込んだまま作業をしていた。 唯一の暖房器具のコタツに脚を入れてへばり付き、 コタツの天板の上には作業に使う工具や部品が散らばり、 ハンダゴテは右手側の床の上に置いていた。

 羽毛服を着込んだ冬山のテントの中での炊事作業の時だったら、 熱源のコンロの扱いは慎重を極めていたものだけど、 我が家の中での半田付け作業ではその慎重さが疎かになっていた。 身体の後方に散らばって置いていた作業に必要な物を取ろうと上体を捻ねる動作の時、 ちょっとバランスを崩して右腕の肘を床に突いたのだ。 そして上体を起こすと空中に羽毛がフワフワと漂い始めた。 

 「しまった! 羽毛服に穴を開けちゃった・・・」 そうです、 右側の床に置いていた加熱されたハンダゴテに羽毛服の右袖が触れて溶け、 ハンダゴテの形状に見合う細長く大きな穴が開いてしまったのです。

 羽毛服を着たまま台所でヤカンで湯を沸かす作業をしたり、 ガスコンロの炎で針金を熱してプラスチック板に小さな穴を開けたり。 妻からは「羽毛服に火が着いたら大変な事になりますからね!」そんな注意を何度か受けていた。 なのに自分が危険な事をしている感覚が麻痺していたのです。

 まさに 「後悔先に立たず」 の出来事でした。 

 穴が明いた羽毛服の袖、 妻が接着剤の付いた衣類補修用の黄色いテープで塞いでくれました。 なんとか北海道へ着ていけそうでホッとしています。

 それにしてもモンベルの羽毛服から出てきたダウン結構良い物でした。
   
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