証券投資

2017-02-13 10:38:36 | タナカ君的偏見
 この所の証券会社のコマーシャルは投資信託系の金融商品にシフトしている様に感じる。 プライムニュースの中のTVコマーシャルでは大和証券のファンドラップなんかが目につくし、 僕が利用しているオンライン取引・松井証券のTop画面では

「20年前の借りを返してやる!

    ・・ えっ何それ?

       投信工房 」


 こんなキャッチコピーの広告が流れている。


 日本の空前の不動産バブルからは30年近い年月が経過したし、 21世紀初頭のITバブルからは未だ20年経過していない。 だからこの広告の言う所の20年前とは 40代に証券投資に手を出して失敗した経験を持ち、 「今は60の定年を迎えるか既に迎えている」 そんな年代の人々の貯蓄やこれから手にするであろう退職金をターゲットにした物ではなかろうか? と推測するのだが、 どうだろうか?

 ところで株価が乱舞する 「◯☓バブル」 現今の株価の高値を出現させているトランプバブルだって、 何れはしぼむ時が来ると見ておいて間違いない。 特に今回は「NY市場で初の2万$台乗せが実現した」と騒がれているが、 トランプ大統領が人材として登用しつつある中には、投資会社として有名なゴールドマン・サックス系の人物が6名も居ると聞けば、 「彼等ないしは、出身業界の演出による、一時の賑わいで終わる可能性が高いだろう」と身構えてしまうのだ。

 まあ身構えて手出しを控えているだけでは利益を得ることは出来ないのだけれども、 想定外の損失を出すことは避けられる。

 金の掛からない趣味を持ち(僕の場合は公民館での囲碁対局)、 少し金が掛るけれど、 電車に乗って高尾山辺りを歩き、 もっと金が掛るけれど、 北海道まで出かけて雪の結晶の写真撮影にうつつを抜かしているのだが、 年間1万なにがしかの医療費支出(健康保険の保険料はそれより数倍以上多い)で済んでいるのは健康な身体のお蔭と感謝しているし、 その根源となる食事や洗濯などで日常生活を支えている妻への感謝でもあるのです。

 そんな生活をしている自分には、 「世の中には金が儲かる投資話に資金を投じて焦げ付いたり騙されたりする人のなんと多い事か?」 と感じるニュースがやたらと多い。 勿論、 ニュースに取り上げられるのは世の中的には珍しい(少数例)からかも知れなくて、 大した事は無いのかも知れないが、 近年のオレオレ詐欺では被害総額が400億円を超えているなんて話を聞くと、 「小さいけれども、一つの産業としての活動規模だな・・・」 なんて風に思ってしまう。

「証券投資」のタイトルで書き始めたこの文章、


 最後に、 日経チャートに安倍のミクスとトランプ効果の曲線を当てはめた図を置いて、筆を置く。

 そうそう、 ESCAとかJAMPとか略号を書かれても何じゃそれ? の人が多いだろうけれど、 僕の働いていた会社のそんな名前で呼ばれる分析装置では近接する分子や原子のピークをこの様に分離したスペクトルとして信号処理するなんて事を日常的にやってる人達が居ました。 

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