冬の北海道 ドライブ旅行

2017-02-11 11:11:11 | 国内旅行と山歩き
 2月3日~8日にかけての北海道での雪の結晶撮影行はレンタカー利用によるドライブ旅行でもあった。 その時のレンタカーや道路の様子を書いて見る。

 主要な目的地は旭山動物園などを含む旭川市内観光、 幌加内町・朱鞠内湖湖畔での雪の撮影であり、 おまけ的に大雪山・旭岳ロープウェイ、 美瑛町の雪景色見物等で300kmほどの行程をドライブした。

 夏の時期の北海道ドライブは道内を縦横十文字、 そして外周グルリ的に走り廻った事があって快適そのものだったが、 雪道となる冬場の道路の運転がどうなることか?  まあ札幌雪まつりの時期に観光バスで紋別まで流氷見物したり、 糠平温泉や層雲峡を路線バスで巡ったりして、 「除雪された道路は車の運転に特に支障は無さそう」 との感触はもっていたけれど、 山間部の朱鞠内湖へのルートの除雪状態がどうなって居るか? 不安もあった。

 旭川空港でオリックスレンタカーから借りたのはホンダのフィット、 スタッドレスタイヤ、 四駆、 ハイブリッド仕様の車だった。 冬季のWeb限定だかどうだか良くは判らないけれど、 一日当たりのレンタル料金が4000円を少し切るお得な料金で借りられた。

 旭川に到着した日から3日間は旭川市域を走り廻っていた。 陽射しがあったりもしたがほとんど曇り空、 弱い降雪もあったが、 積もるほどの量では無かった。 除雪済みの道路では黒いアスファルトの路面が完全に出ている場所もあちこちにあった。

 3日目には旭川から高速道路で士別まで走り、 そこから国道40号線で名寄まで走った。 高速道路の路面は完全に舗装面が出て居る状態だった。 名寄までの国道も除雪が行き届き、 ピヤシリスキー場入り口近くに在るYHになんの問題も無く到着した。

 4日目YHをチェックアウト後、 「雪質日本一」 を誇るピヤシリスキー場を訪れた後、 風連町まで国道40号線を戻り、 道道729 を西進して朱鞠内湖脇を走る 国道275 まで登り、 国道275 を更に西進、 道道528 へ分岐して朱鞠内湖西岸のキャンプ場近くにある宿泊施設「レイクハウス朱鞠内」に至ったのだ。

 こんな旅程の中で見た道路の様子を写真でご覧いただこう。


除雪された道路の状況 道道729から796分岐付近
「夜間の除雪はしていません」と表示された道路は多い


道幅表示の下向き矢印@ピヤシリスキー場


路面に散布された滑り止めの小石
朱鞠内湖・湖岸 国道275


 と言ったような塩梅で、 天候が良くて除雪も行われた道路は問題なく走れました。 ただし、 最終日、 東京への最終便に乗るべく18時を廻った時間に空港へ向かう途中、 信号で停止していた僕の前の車高の低いスポーツタイプの車が発進する時に車が道路に対して斜めになり、 それに対するハンドル操作が適当じゃ無かったのだろうけれど、 次に逆方向の斜め姿勢になったりしながらやっと走り出しました。 マイナス10℃を下回る夜間の気温では路面凍結がある事を忘れてはなりません。

 僕の借りたレンタカーのフィットにはタイヤの横滑りを検知して表示する機能がついていましたが、 その警告表示ランプを4回ほど点灯させた記憶があります。 「走るのに問題は無かった」 と言いつつも 「滑りやすい箇所はあちこちにありました」 と言っておきます。

 また朱鞠内の宿を離れる際に従業員の女性に 「旭川に戻るルートで一番お勧めはどれですか?」 と聞いたところ、 国道275を南下し、 国道239で士別市へ抜け、 士別からは高速道路の利用を勧められました。 僕は高速料金をケチろうと考えて居たのですが、 「国道40号は大きなトラック等も多く、 そんな大型車の通行で圧雪された路面は凍結して滑りやすい場所もあって危険」、 「ルートの途中には上り下りの勾配もあって、 絶対に高速の方が運転し易いです」 そんな意見を聞かせてくれました。

 僕も「千円程度の高速代をケチって、 最終日に事故でも起こしたら、 その方が高くつく」 の意見に納得して高速を利用しました。

 その御蔭で、 昼食には同宿した方から教えてもらった鷹栖町の「山恵」なるレストランで鹿肉料理のランチを食べたり、 美瑛町に足をのばし、 展望の効く丘に登ってTop写真の「ケンとメリーの木」に立ち寄ったり、


 暗くなり始めた旭川駅前ではチェーンソーや電動ノミなどが散乱した氷像彫刻の現場を見たりと、 余裕たっぷりの時間が得られたのです。
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