宴の後始末 食材ゴミの処理やカーペットのクリーニング

2019-08-27 08:22:53 | ヤナバ生活

 ショージ君の山荘は松本市域に在る信大や日本語学校などへの留学生たちのホームステイ先としても活用されている。 雪なんか見た事も無い東南アジアやアフリカからの留学生にとって、 冬の鹿島槍スキー場のゲレンデへ出かけてスノーボードの装備を身に着けたスタイルで写真を撮って、 故国の家族や友人に送信すれば、 それだけで良い想い出になろうと言うものだ。

 この夏、お盆の時期に10人を越す人数でやって来たSri Lanka人グループ、 現在留学中の人だけで無く、 すでに卒業して東京近郊で正規に働いている人々や中には結婚したカップル3組も含まれていた。 そんな一団のヤナバの山荘への来訪だったが、 彼らからは「従来経験した現役留学生のホームステイとは異質な雰囲気を漂わせたグループだ」と感じるものがありました。

 僕が15日の夕刻に外出先から山荘に戻ってみると、 私道部分には3台の車が縦列駐車していて、 僕の車を置く余地がほとんど無くなっていた。 その先の母屋に近い辺りに設置したテントは焼き肉パーティーの拠点となるものだったが、 少し大きめのCDラジカセからは大きな音で彼らの民族音楽が流れ、 ボンゴ2セットやギターも持ち込まれていたのです。 集まっていた彼らの中央付近にホスト役のショージ君が居て、 帰って来た僕の姿を見かけると「タナカさんは40年も昔からの私の友人で・・・」と紹介してくれたけれど、 僕に投げかける何人かの視線は親しみ感もありましたが、 大半は 「お前何者? 邪魔っ 」そんな雰囲気を感じさせるものがありました。

 兎に角、 僕が受けた印象は「ホストファミリーないしは同じ場に居合わせた人々との交流を楽しもう」そんな気持ちを持った人々とは遠い集団と感じました。 そんな僕の直感が取らせた行動は、 ショージ君からの「一緒に焼き肉食べましょう!」と誘いにも乗らず、 母屋には専用で使わせて貰っている一室が在るにも関わらず、 その夜は青木湖畔で車中泊する偏屈とも言える行動となってしまったのです。


 一泊した彼らは翌日16日の昼過ぎに帰って行きました。 屋外から玄関まで登る階段の脇には飲料のペットボトルが多数置かれ、 ジョニ赤のボトルが3本も空になっていました。 台所と浴室の中間点にあるスペースにも食品トレイやペットボトルが入った大きなビニール袋が残っていました。 更に後で気がついたのですが、 居間の下に設けられた物置空間(そこには工具・自転車・カヌーなどが保管されている)にも大きなゴミの2袋が残されていたのです。

 彼らが帰宅の途に着くやいなやショージ君も急ぎ自宅へと帰って行きました。 だってお盆休みとて、 普段は離れて暮らしている子供が孫を引き連れて里帰りしていたのですから、 留学生のホームステイに付き合うよりも、お孫さん達との交流を楽しみたいとの想いがあったでしょうからね。

 その16日から天気はぐずつき始めたのでゴミの片づけも億劫で、必要最小限の事から始めました、 母屋の内部の大きなビニール袋に入って転がっている奴はざっと汚れを落としてダンボール箱に入れてスーパーマーケットまで運び、 回収ボックスに排出させて貰いました。 また台所のポリバケツの中に廃棄された食材は樹林の中の地面に穴を掘り、 埋設処分しておきました。


 他に、カーペットに付着した汚れもなんとかしなくちゃなりません。
 

 雨が降っているのに屋外に設置したテントの中には楽器やバーベキュー道具などが一晩放置されていて、 それらを持ち込んだグループのメンバーは撤収作業にビーチサンダル的履物で屋外に出て作業して、 室内に戻る際に泥んこ地面で汚れた足を特に洗うでも無く上がりこんだのでしょう。  廊下に敷いてあったカーペットには汚れが大分付着していました。 まあその廊下のカーペットが汚れ落としになってくれたから、 「居間の絨毯の方の汚れは随分緩和されて良かったね」 と思うしかありません。

 その汚れたカーペットの洗浄と乾燥作業を好天が続き始めた昨日、 東京に出かけて留守になっている四季山荘のオヤジの家のベランを使わせてもらって実行したのです。 それがTop写真なのですよ、 随分とキレイになりました。

 屋外や物置に集積されて居たゴミはショージ君がその後に片付けてキレイになりました。 「いやー大変でしたね」と声を掛けた僕に、 「最初の頃の話は留学生5~6人が来るって話だったがね、 最終的には12人になって大変な騒ぎになりました」、 「今回の彼らは、ここを旅館と間違えていたみたいだね・・・」と呟きました
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