撮影用試料ホルダー 2022版 なる物を作って雪の結晶撮影に使い始め、 その有用性に満足しつつある今日このごろ。
その製作記事の中では「ラップフィルムをピーンと貼る」の表現を使ってみたが、 「ピーンと貼れた状態」を説明するのに「文字あるいは写真だけで表現するのは難しい」と感じていた。 それを簡単明瞭に伝える方法はピーンと張れて居る状態での「音を聞いて貰う事じゃないだろうか・・・」と思う様になった。
それで今日はラップフィルムをピーンと貼った試料ステージに手に持った虫眼鏡の枠をぶつけた時に発生する小太鼓を叩いた様な音を聞いてもらうことにした。
音声ファイル(MP3ファイル)だけを安直に公開する方法を知らないので、 デジカメで動画を撮影してMP4ファイルに変換してYoutubeに投稿しました。 興味があったら聞いてみて下さい。
ラップフィルムをピーンと貼った時に発生する音
この様な音が出る状態にラップフィルムが張れた場合、 不要になった雪を除去したい時には試料ステージの雪が乗った面を地面に向けて、 試料ステージ枠を叩いてラップフィルムを振動させると、 フィルム上の雪の大半を簡単に落下させ、 クリーンアップが可能になります。
これはデジカメの電源をOnした直後に撮像素子表面を超音波振動素子だったかで駆動して表面に付着したゴミを弾き飛ばしてクリーニングする手段と似ているかもしれませんね。
もっとも、 溶けて水滴となった部分は叩いただけでは完全にクリーンアップは出来ませんが、 ティッシュペーパーでラップフィルムの表面を軽く撫でることで水滴も除去出来るでしょう。
これを書いていて「百聞は一見に如かず」の諺も「一聞は百見を上廻る 」時も有る・・・ などと下らないことを考えたりしています。