昨日の日没少し後の5時30分、 いつも雪をかぶった富士山を撮影する国分寺崖線脇に在る小さな公園に出かけてみた。 カメラを胸からぶら下げた方が居たので声を掛けた「彗星ですか?」「見えますか?」と。 返事は「見えていましたが、 今は雲が出て見えなくなってしまっています」との返事でした。 ついで「ここに5時に到着した時にはバッチリ見えて居ましてね、 写真も撮れました」、「その後、雲で見えなくなってしまったのですが、 また雲が切れて呉れるかも知れない・・・ そう想って粘っている所です」と話してくれまた。
彗星が見えた方角を聴いた所、 腕を伸ばして指し示して呉れた方角は「真西よりも北に寄った方向で、 奥多摩の盟主・大岳山よりも北に寄っている感じに想えました」。
その大岳山を含む奥多摩や秩父方面の山々は雲に隠されてしまっていて、 今夜は待ってみても晴れ間が戻りそうにありません。 すぐに諦めて家に戻りました。
そして今朝、 各地の天気予報を確認したところ、
ここ立川では夕刻には雲が出てしまう予報ですが、 山梨県北部の北杜市から・長野県大町市に掛けての地域は日中は言うに及ばず、 夕刻から夜に掛けても晴れの予報となっていました。 「今日あたりが肉眼観察のラストチャンスかも・・・」そう判断して、 午後2時過ぎに家を出て中央道を北に向かい、 夕日が落ちるのが見えそうな良い場所を見つけて彗星見物にトライする事にしました。
北海道を最近旅して帰ったばかりの友人Fさんにも電話したら、 「俺たち、富良野で彗星を見て、 写真も撮れたよ」との話。 その際のレンズ(Zoom)の設定は50mm程度であったよし。 また昨夜出会ったカメラマン氏のレンズは200mmだったので、 今日のお出かけには60mmと300mmのレンズを持参する予定。 なを200mmのカメラマン氏は三脚など持たずに手持ちで撮影していた様子だが、 念の為に三脚も持参します。
ところで最近「俺の人生で最後かも」のフレーズを多用するようになった僕にとって、 今回の紫金山 ・アトラス 彗星 の見物もまたその一つですね。 今夜、見えたら嬉しいな。