岩小屋沢岳中腹の土煙

2012-10-19 09:17:52 | 国内旅行と山歩き
 黒部ダム観光の出発地点扇沢、そこから北アルプスの稜線にある種池山荘往復コースを17日の火曜日に山仲間と6人で歩いて来ました。 僕にとっては9月中旬にぎっくり腰を発症して以来、最初の山歩きです。 だから僕は種池山荘迄の往復に留めましたが、 他の5人は更に足を延ばして爺ヶ岳の山頂を踏んで来たのです。 その山行の途中で見た落石の引き起こした砂煙の様子をご覧頂きましょう。

 午前7時少し前から歩き始めたのですが、高度を徐々に上げて行く途中、扇沢から岩小屋沢岳に突き上げる支沢の方向から乾いた落石の音が何度も響くのが聞こえていた。 そして復路、柏原新道のガレ場を通過した午後2時半を過ぎた頃に岩小屋沢岳の南面中腹の辺りに煙の様な物が立ち昇っているのが見えたのです。

 「山火事の煙?」、
 「温泉の蒸気?」、
 「ガスの上昇?」、

 適当な事を口にしながらも、それは「落石が引き起こした土煙」と皆わかっていました、 そして、その珍しい光景にシャッターを切ったのです。

 雪煙を上げて流れ下る雪崩現象は今迄も見たことがあるけれど、落石が引き起こす土砂崩れで、こんな風に土煙が上がる様を見たのは初めてです。
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目標となる先輩達

2012-10-18 08:31:56 | タナカ君的日常
 山仲間のフミコさん、 すでに古希を過ぎた歳ながら日常生活の中ではピョンピョン跳ね踊るアイリッシュダンスの仲間と遊び、 つい先日の北アルプスの稜線を目指す様な山歩きもする。 その動きの軽快さはTop写真の種池山荘の前で撮したストックを突き出したおどけた姿や、

 途中の柏原新道の紅葉の中で撮した最右端の立ち姿に現れています。 こんな年上の先輩の元気な姿は後を追う僕達に本当に明るい目標となってくれます。

 そんな目標となる人は公民館囲碁の長老達の中にもいます。 80代、90代になっても自転車に乗り、あるいは歩いて会場に集い、仲間と軽口を叩きながら囲碁を楽しんでいます。 なかでも一番の目標は”会長”と呼ばれる方、頭髪は黒髪状態(毛染めなんてしてません)、勝った時にそれは嬉しそうに柔和な目を細める。 そして若い時に胸を患って「”死ぬかもしらんと思った”がこうやって元気で過ごせるのは囲碁の御蔭」と囲碁の効用を説いたりする。

 俺も80過ぎるまで生きて囲碁をやっていたとして、同じ様な言葉を口にしたとした場合 「若い時の胸の患い」は 結核系のそれと違って女性にたいする患いになっちまうから、会長さんの胸患いとは少し違うけれどね。

 さて水曜日を定休日にして毎日書き続けて来たブログの記事、 今回扇沢から種池山荘を目指す山歩きでそれが途切れてしまいました。 後から、そこを埋めることも出来るけれど、そんな事はしないで空けたままにしておきましょう。 そしてその山歩きの様子を明日から何回か分けて書き綴って見ようと思っています。
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秋の果物

2012-10-14 12:18:29 | タナカ君的日常
 柿にブドウそしてみかん、 果物が大好きな僕には嬉しい季節です。 明日から山歩きに出かける準備をしている最中に妻が「あなた、今回の費用は家計費から出しますか? それとも小遣いから?」と聞く。 「なんでそんな事を聞くんだ?」(いつもなら小遣いだろう)の気分で問い返すと、「お金を下ろして来る必要が有るんですけど、家計の通帳か、自分の通帳からか? どっちにしたら良いのかなと思って・・・」との返事。 まあ今年は祝儀・不祝儀も少なくて、家計に余裕がありそうだから、「じゃあ、家計費で」となりました。

 そして行動食用の果物を買いに出る時に「果物買ってくるけど、いいよね」とことわって、写真の量を買って来ました。 これを全部ザックに入れて持ったら重いから持つ積り無いし、僕の小さなザックにはこんなに入らない。 そして薄い黄緑色したブドウはいつもなら高いから敬遠するのだけれど”家計費”と小さく呪文を唱えると、右手がいとも簡単に買い物カゴの中に入れてくれました。 ザックで背負って山の中で食べるのが一番幸せだろうけれど、山荘の中で食べても良いし、全部車に積んで持っていきます。

 で、今日の果物の買い物総額 2,628円なり、でした。
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原発事故の後処理

2012-10-13 08:15:18 | タナカ君的偏見
 栃木や茨木辺りでは放射能汚染された表土の除染や焼却場や下水処理場から出てくる廃棄物の保管場所で揉めている。 揉めて当然ですよね、 多量にそんな廃棄物が置かれたら周辺住民はたまった物じゃない。 じゃあどうしたら良いか? 国際的には禁止されているかもしれないけれど、海に出して拡散させるしか手は無いでしょう。 具体的には海辺にちゃちな集積所を作って、またいづれ襲ってくるであろう津波が海に運び出して捨ててくれるのを待つのです。

 拡散させると言えば、震災被災地の瓦礫処理で現地で焼却処分するのが運送コストも少なくて処理費用が少なくて済むだろうに、東京どころか九州の様な遠方まで運んでの処理が始まっている。 あれなんか送り出す現地で瓦礫が出す放射線量を調べ、受け入れ施設側でも同様な測定をして、基準内の線量だからOKとかやっているけれど... 瓦礫だけ焼却して灰になった物の線量を測ったらどうなるのか? 重量あたりでの計測値はきっと所謂埋め立て処分する時の基準を超えちゃうんじゃないかな? 今は焼却灰が出す放射線量も「基準値以内に収まっています」そんな結果が出ているかもだけど、例えば東京辺りの汚染の少ないゴミと一緒に混ぜて焼却したために、見かけ上焼却灰の重量あたりの線量が基準値内に収まっているだけの事。 そんな拡散効果を狙って全国各地の自治体に瓦礫の処分を受け入れさせているのが実情じゃないかな?

 人間の作ったものはいづれ壊れる、 それは自明の事なんだけど「高い技術を持つ日本の原発は安全に管理・運営可能」そんな言葉と共に不遜にも原発の設置に邁進してきてしまった。 

 東電が公開に応じた事故処理に追われる福島と東京本社を結ぶTV会議の記録映像、その中では本社側の人間が「早くベントしろ」、「○☓弁があるだろう」そんなやり取りが聞こえていたけれど、 もっと早い時期の対応はどうだったのだろう? 「海水でもなんでも注入して冷やせ!」「再起動出来なくなっても構わないから」そんな会話はあったのかな?  逆に、冷却のためとは言え、海水なんか入れたら再起動に支障がでるから、出来るだけ避けろ、 そんなやり取りがあったりしてないのだろうか? あのTVで一般公開された部分のシーンなんか、 本社は「現場にベントしろ!」と指示していた。 そんな言い訳シーンだけ選んで公開してるんじゃねーのか? そんな風に邪推しております。
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ノーベル賞の山中さん

2012-10-12 22:14:30 | タナカ君的偏見
 ノーベル医学生理学賞を受賞された京都大学の山中教授、若くて格好良い人ですね。 何はともあれ、ノーベル賞受賞おめでとうございます。

 さてiPs細胞ってどの程度の可能性を秘めているのか? 今後の発展は大いに興味がありますね。 身体の中の色々な臓器が作り出せたとしたら、臓器移植なんて、植物人間状態の人間や交通事故死などでの新鮮な他人の臓器をあてにしなくても可能になってしまうとすると、画期的な事になっちゃいます。 でもまあ、そうやって臓器移植して延命するほど人の命って価値が有るものか、僕なんか疑問に思っているんですけどね。

 しかし五臓六腑の様な物でなくて、例えば火傷を修復するための大面積の皮膚組織、 劣化した血管を手術で交換する時の各種サイズの血管、そんな物がiPs細胞技術の進歩で多量に安価に作り出せるなら、大いに歓迎しちゃいましょうか。 でも火傷を負った患者さんから必要な細胞を取り出して、皮膚組織を増殖させて、必要なサイズになるまで待っていたら、患者さんは死亡してしまうかな? 今迄通り、尻の皮膚を剥がして、顔の火傷を直すのが手術のタイミング的には大事かな?

 山中教授は何かの番組の中で述べていましたけれど、新薬の開発の為にはとても役立つ物になりそうですね。 だって、今までなら新薬の開発には猫やネズミ、そして猿などを使った動物実験、次に患者を利用した人体実験、そんな段階を踏んで薬の開発は行われているけれど、 動物実験相当部分にiPs細胞技術で創りだされた各種の臓器が利用出来るとなれば、薬の効果の判定が今までとは比較にならないほど簡便に出来るでしょうからね。 

 随分以前に医学部で動物実験に使われる猫を管理しているケージに近寄って見た事があったけれど、身体の一部の毛がすっかり剃られて手術跡の付いていた猫の目付きの険悪な事といったらなかったですよ。 人間に対する不信感の塊みたいでした。 あんな感情を持った動物を相手にしないで済む様になったら、 薬の治験も随分と気楽になるでしょうし、 薬の効果で癌の大きさがどうなったか? 開腹手術しなくても、直接目で見えたりするんじゃないかな?

 そんなこんなで、面白そうなiPs関連の研究している人達は楽しくてしかたないだろうけれど、 人の命を延命させる事って本当に善ですか?

  それぞれが生存する時代の環境下の食料事情等で決まる平均的な寿命で適当に死んで行き、次の世代にこの世を明け渡して行く、 それで良いんじゃないの? これが、何時もながらの僕の考えです。

 
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山道具の買い物

2012-10-11 21:37:56 | タナカ君的日常
 久しく山歩きの道具を買うことはなかったのだけれど、ゴアテックスの雨具を買いに出かけた。 実は情けない話だが、今年2月の札幌雪祭り見物とスキーに出かけた時にスキーウエア代わりに持って出たゴアの雨具を旅の後半で何処かに置き忘れて来てしまったのです。 家に戻ってからも、その雨具が無くなった事には暫く気付かずにいたのは、更に情けない話です。 まあ、それほど雨具を携帯する必要のある山歩きから遠ざかって居たってことなんですけどね。

 そして来週、扇沢から稜線上の種池山荘まで紅葉探勝や劔辺りの山並み見物に出かけるんですけど、さすがに週間天気予報上で「天気が良い見込みとは言え雨具を持たずに出かけるのは問題でしょう」そう思って雨具の購入にでかけました。 行き先は日の出町のAEONモール内に出店している”mont・bel”店。 理由は単に「前の雨具が”mont・bel”の製品で、結構気に入っていたから」というだけの話です。

 だけど”mont・bel”店に行ってみたら「セパレーツの雨具は上下ペアの製品構成は売上が思わしくないから、2・3年前で止めました」とかで上は結構カラフルな生地の製品はあるのだけれど、ズボン(最近はパンツと呼ぶらしい)は黒色系の物しか置いてない。 

 まあ雨具のズボンは裾は泥靴の汚れが付着してしまったり、滑って転んでお尻にもベッタリと泥汚れが付いてしまったりで、 上下おそろいの綺麗な状態を維持するのは難しい。 だから、 いっそズボンは泥汚れの目立たない黒か濃い灰色にしておけ、そんな気分になる購入者が多いのもうなずける。 しかし僕の様に雨具をスキーウエア代わりに使う積りの人間には黒いズボンはいただけない。

 そこで同じフロアに店を置いていた”SuperSportsXEBIO”の方で ”NORTH FACE”ブランドの物を買って来た。
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小遣い事情

2012-10-09 07:26:39 | タナカ君的日常
 衣食住の生活費は妻と私の年金から供出した資金を妻が管理して暮らしているのだが、小遣いは家計費からは切り離されて、まったく個人別の会計になっている(このことは以前にも書いたかな?)。

 車の購入、定期点検や車検費用、そして燃料のガソリン代などは僕の小遣いの中から支払われる。 そんな状態の車を大阪から東京にこの四月から転勤して来た息子に週末貸してあげたのだけれど、 燃料計の針が半分になって戻って来た。 そして「いろいろお世話になったから、今日は豪華夕食をご馳走します」なんて話で息子家族と一緒に食事をした。 その日、妻は友だちと逢うから「夕食は貴方、適当に食べといて下さい」と言って出かけて留守の日だったから、夕食を一緒に食べられたのは有難かったし楽しかったのだけれど、 燃料補充に僕の小遣いが目減りするのは痛いのですよ。 とりあえずの対応として、家計費の財布からガソリン代相当の金額を頂戴して、支出金額を「夕食、○○△□円(ガソリン) 」とポストイットに書いて財布の上に貼り付けておいた。 後で妻から普段の外食代金を越える金額と”(ガソリン)”と書かれたそれを見て「これはナニ?」と聞かれるに違いない。

 だから息子よ「次からは減った燃料を補充して車を戻してくれ」
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コスモス@昭和記念公園

2012-10-08 19:20:17 | タナカ君的日常
 毎年のことだけど、立川市の昭和記念公園でコスモスの花を見て来た。 みんなの原っぱの南端あたりの花畑は満開、公園北部、砂川口近くのコスモスの丘は未だパラパラ咲き状態でした。 まだこれから暫く楽しめそうですよ。

 9時半の開園時間をちょっと過ぎた頃に入園した僕達の車はすんなりと駐車場に入れたけれど、11時過ぎに公園を出た頃には駐車場待ちの車列が道路にズラ~っと並んでいました。 多分最後尾の車は1時間経っても入場出来ないんじゃないかな。 3連休の最後の日だからこんな混雑なんだと思うけど、大変な騒ぎです。
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2012年・きのこシーズン

2012-10-07 20:23:11 | タナカ君的日常
 義弟からキノコの写真とキノコが届いた。 3連休初日の土曜日に妙高高原に出かけて、ぞっくりキノコが出ている枯れ木に何本か巡りあったらしい。 きのこの種類は「ならたけ」と「くりたけ」の2種類。 どちらもあと2日も採らずにそのままにしておければ、もっと大きくなって食べごたえのあるサイズに育ったに違いないけれど、 3連休の残り2日が控えているから、他の人に採られてしまう可能性の方が大きい。 だから少し小振りだけれど採ってきたのだと言う。 早速茄子の薄切りと共に油で炒めて醤油味の汁にして味わいました。

 そして届いたキノコは公民館囲碁にも新聞紙に小分けにして持って行き、先日仁王シメジを分けて呉れた自称”きのこ博士”に差し出した。 新聞紙の中に熊笹を添えて包まれたナラタケを見て「これは美味いきのこなんだよ」のお墨付きの言葉を出してくれたものだから、 それを聞いた他の人にも、持って行ったキノコの包はあっという間に捌けてしまいました。 



 今年はキノコの当たり年かもしれません。 1週間後に、いつもの山仲間と山歩きとキノコ探しに出かける計画がありますけれど、期待が持てそうだな。
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3連休だって囲碁

2012-10-06 07:33:32 | タナカ君的日常
 久しぶりに昨晩ショージ君に電話した。 だいたいこちらの話が済んだ頃

S : 「ところでタナカさん、こんどの週末7・8は暇ですか?」
T : 「うん、暇だけど何?」

S : 「紅葉を見ながら歩く留学生達との催しがあるけれど、参加しませんか?」

    ・・・ ほんの少しの間をおいて ・・・
T : 「暇はヒマだけど、今車が無いから行けないな・・・」

 そう答えて参加を断ってしまいました。

 でも後から考えると何か変、3連休を前にしてサラリーマン生活まっただ中の息子が「車を使わしてくれ」と持って行ってしまったばかりだから、車が使えないのは事実だけれど、高速バスや電車に乗れば長野へ行けないことは無い。 心の底の方にある「3連休だって囲碁」 そっちの方が優先してしまった結果なんだろうと思う。 Amazonに発注しておいた中古の棋書も届いたばかりだしね。
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